レッドブルF1育成の岩佐歩夢、ペナルティ多発の波乱の展開で7位入賞
レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA-F2第8戦オーストリアのフィーチャーレースで7位入賞を果たした。
FIA F2選手権第8戦オーストリアは10日(日)、フィーチャーレースを迎えた。岩佐歩夢は予選の順位通り2列目4番手からのスタート。朝方降雨に見舞われたレッドブルリンクは、F2フィーチャーレースのスタートが近づくと青空が広がり始めましたが、路面はウエット部分が多く、ウエットレースが宣言されてスタートの午前10時5分を迎えました。
気温は14度、路面温度は22度で、ところどころ濡れた路面ながらドライ部分も多く、タイヤ選択が非常に難しい状況となった。上位陣はウエットタイヤ、中団以下はドライタイヤを選択してスタートするマシンが多い状態で、レースが開始された。
好スタートを切った岩佐歩夢は第1コーナーまでに2番手に浮上。その後ターン4で後続にパスされたが、3番手で1周目を終えた。2周目にスピンしてストップするマシンが出てセーフティカーが導入される。5周目にレースが再開されたが、路面コンディションは急速に回復し、ドライタイヤ勢のペースが速くなった。
ウエットタイヤで苦戦する岩佐歩夢は、6周目、7周目に立て続けに後続に先行を許し7番手にダウン。8周目にピットインし、ドライのミディアムタイヤに交換して14番手でレースに復帰した。
レース中盤にドライタイヤでスタートしたマシンがピットインし、岩佐歩夢は16周目に9番手までポジションをばん回する。その後もポジションアップを狙うが、接近戦のなかでなかなか抜けない状態が続き、9番手のままレースは終盤戦となった。
レース中盤からコース外にはみ出す走行に対して警告とペナルティーが多発し、岩佐歩夢にも警告の後、終盤に5秒のタイムペナルティーが科された。中盤以降、ペースが上がらない岩佐歩夢だったが、9番手のポジションを守り切り40周のチェッカーフラッグを受けた。レース後ペナルティーを受けた者にタイムが加算されたが、上位にもペナルティーが多くあり、岩佐歩夢のリザルトは7位で6ポイントを獲得した。
岩佐歩夢は今シーズントータル44ポイントとなり、シリーズランキングは13位となっている。
「非常に難しいコンディションでのスタートで、2列目4番手ということもありリスクを最小限にするためにウエットタイヤを選択しました。結果的にはドライタイヤでスタートした方がいい結果となりましたが、これについては仕方ない部分だと思っています」と岩佐歩夢はコメント。
「スタートはうまくいってポジションを上げることができました。早くにウエットタイヤが厳しくなってタイヤ交換をしましたが、タイヤをドライに替えてからのセットが外れて、かなりのアンダーステアになってしまいました。ドライにも対応できるようなウエットセットだったのですが、それが機能せずバランスが崩れた状態でのレースでした」
「今日の結果については、とても難しいコンディションでもあり、誰のせいでもないと思いますが、結果を獲りにいくためには、このようなレースであっても戦略的、マシン的にもっと詰めていかなければいけないと思いますので、これを経験として活かしていきたいです」
「ペナルティーについては、正直納得いかない部分はあります。トラックリミットについて明確でないところがあり、自分としては3回目の警告を受けた後マージンを取って走っていました。それでもペナルティーというのはよくわかりません。次はF3でも経験のあるポールリカールなので、切り替えて臨みたいと思います」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢
FIA F2選手権第8戦オーストリアは10日(日)、フィーチャーレースを迎えた。岩佐歩夢は予選の順位通り2列目4番手からのスタート。朝方降雨に見舞われたレッドブルリンクは、F2フィーチャーレースのスタートが近づくと青空が広がり始めましたが、路面はウエット部分が多く、ウエットレースが宣言されてスタートの午前10時5分を迎えました。
気温は14度、路面温度は22度で、ところどころ濡れた路面ながらドライ部分も多く、タイヤ選択が非常に難しい状況となった。上位陣はウエットタイヤ、中団以下はドライタイヤを選択してスタートするマシンが多い状態で、レースが開始された。
好スタートを切った岩佐歩夢は第1コーナーまでに2番手に浮上。その後ターン4で後続にパスされたが、3番手で1周目を終えた。2周目にスピンしてストップするマシンが出てセーフティカーが導入される。5周目にレースが再開されたが、路面コンディションは急速に回復し、ドライタイヤ勢のペースが速くなった。
ウエットタイヤで苦戦する岩佐歩夢は、6周目、7周目に立て続けに後続に先行を許し7番手にダウン。8周目にピットインし、ドライのミディアムタイヤに交換して14番手でレースに復帰した。
レース中盤にドライタイヤでスタートしたマシンがピットインし、岩佐歩夢は16周目に9番手までポジションをばん回する。その後もポジションアップを狙うが、接近戦のなかでなかなか抜けない状態が続き、9番手のままレースは終盤戦となった。
レース中盤からコース外にはみ出す走行に対して警告とペナルティーが多発し、岩佐歩夢にも警告の後、終盤に5秒のタイムペナルティーが科された。中盤以降、ペースが上がらない岩佐歩夢だったが、9番手のポジションを守り切り40周のチェッカーフラッグを受けた。レース後ペナルティーを受けた者にタイムが加算されたが、上位にもペナルティーが多くあり、岩佐歩夢のリザルトは7位で6ポイントを獲得した。
岩佐歩夢は今シーズントータル44ポイントとなり、シリーズランキングは13位となっている。
「非常に難しいコンディションでのスタートで、2列目4番手ということもありリスクを最小限にするためにウエットタイヤを選択しました。結果的にはドライタイヤでスタートした方がいい結果となりましたが、これについては仕方ない部分だと思っています」と岩佐歩夢はコメント。
「スタートはうまくいってポジションを上げることができました。早くにウエットタイヤが厳しくなってタイヤ交換をしましたが、タイヤをドライに替えてからのセットが外れて、かなりのアンダーステアになってしまいました。ドライにも対応できるようなウエットセットだったのですが、それが機能せずバランスが崩れた状態でのレースでした」
「今日の結果については、とても難しいコンディションでもあり、誰のせいでもないと思いますが、結果を獲りにいくためには、このようなレースであっても戦略的、マシン的にもっと詰めていかなければいけないと思いますので、これを経験として活かしていきたいです」
「ペナルティーについては、正直納得いかない部分はあります。トラックリミットについて明確でないところがあり、自分としては3回目の警告を受けた後マージンを取って走っていました。それでもペナルティーというのはよくわかりません。次はF3でも経験のあるポールリカールなので、切り替えて臨みたいと思います」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢