2021年 F1バーレーンGP 予選:ドライバーコメント(11番手~20番手)
2021年のF1世界選手権 開幕戦 F1バーレーンGPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。

今シーズン最初の予選では、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスがQ2で敗退して11番手に終わるという波乱。期待の日本人F1ドライバーである角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)もQ2で敗退し、明日の決勝は13番手からスタートする。

11番手:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「ポールポジションを獲得したマックスとチームにはおめでとうと伝えたい。シーズンのスタートとしては完璧な結果だ。僕にとっては、予選11番手というのは予想していなかったし、いいスタートでないのは明らかだけど、進歩している部分はあり、まだ十分ではないけれども、今日もFP3からQ3で前進することができた。Q2でミディアムタイヤを使うのは正しい戦略だったが、残念ながらうまくまとめられずにいいラップが刻めなかった。ターン13でふくらんでしまい、0.2秒ほど失ったけど、僅差の争いだったので、Q3に届かなかった。Q3で走れれば、走行機会を伸ばすとともにマックスとの比較もでき、僕にとっても有意義になるはずだったので、残念だ。でも、また明日があるし、レースでは何が起きるか分からないので、挽回できればと思う」

12番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「明日はトップ10のすぐ後ろからスタートして、タイヤを自由に選択できるので、満足できる結果だと思う。前のクルマとのパフォーマンスが接近しているのが分ったので、明日はいい結果を出す非常に良いチャンスがある。今日はテストでのポジティブなフィーリングを確認することができた。昨年に比べて改善しているし、今シーズンはもっと楽しくなると感じている。今は明日に向けて集中している。特に風があるからトリッキーなレースになるだろうけど、いい結果を持ち帰りたい。戦略、スタート、ピットストップ、これら全てをうまくまとめて、クルマから全てを引き出す必要がある。でも僕たちは間違いなくポイントを狙える」

13番手:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「率直に言うと、少しがっかりしています。Q1でペースは発揮できましたし、Q2での戦略にも自信があったのですが、最後のアタックで十分なグリップを得られませんでした。上位のグリッドでスタートできないのは残念ですが、レースペースがあるのは分かっているので、明日何ができるか見ていきます。1周走るごとに学びが深まっているので、明日のレースまでにエンジニアと今日のデータを分析していきます。一方で、初めてのF1予選ながらもマシンに自信を持てているなど、今日はポジティブな面もたくさんありました。戦えるポジションにいますし、レース中に順位を上げられるポテンシャルもあると思います」

14番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「シーズン最初の予選としては悪い結果ではない。もちろん、ラップのあちこちでいくつか小さなミスをしてしまったので、もう少しうまく良い結果を出せたかもしれないけど、もっと酷い結果だった可能性もある。コンディションを予想して午前中のセッション後にマシンにいくつか変更を施したけど、それらはおそらく期待通りに機能しなかった。それでも、僕たちはレースに向けて良いポジションにいる。明日の天候がどうなるか見てみる必要がある。ベストを尽くして、レースから何が得られるかを見ていくつもりだ。パッケージが良くなっているという自信はあるし、良い結果を目指して戦えると確信している」

15番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「今日のあのパフォーマンスは本当に限界ギリギリだったし、とても満足している。フィールドの前方へ一歩近づいたけど、アルファロメオがさらに進歩しているので、今日はQ2に進めるとは思っていなかった。何とかクリーンなラップをまとめることができて、Q2に滑り込んだから本当にうれしい。タフで長いレースになるだろうけど、チャンスがあればものにして、ミスを犯さないようにしないといけない」

16番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「僕の側のガレージにとってはとても期待外れな予選だった。残念ながら、イエローフラッグによってセクター2でリフトオフしなければならず、結果としてかなり多くのタイムを失った。今日ははるかに多くのペースがあったので残念だ。チームとして僕たちは週末を通してプラクティスセッションでいい仕事をしてきたと思うし、予選にむけて予選をうまくセットアップできていたので、僕たちのポテンシャルを示すことができなくて残念だ。それでも明日はポイントを目指し行く。何が起こるか分からないし、準備を上げて挽回するためにハードにプッシュするつもりだ。週末はまだ終わったわけじゃない」

17番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「タフな1日だったし、完全には満足していない。この週末はずっと、マシンのバランス、一貫性、ドライバビリティを見つけるのに苦戦している。でも、予選セッションでのクルマのフィーリングはこの週末で一番良かった。風向きが180度逆になり、マシンのハンドリングがまったく異なったものになったけど、それでも大変だった。明日は長くエキサイティングなレースになるだろう。何ができるか見てみよう」

18番手:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「Q1での最初のラップはかなり改善の余地があったけど、2回目の走行で2つのイエローフラッグがあり、Q2に進むことができなかった。ターン1でイエローフラッグが出て、ラップ後半にも出ていた。とにかくコース上でのポジションが不運だった。ポジティブな点としては、マシンは予選で感触が良かったし、テスト以降に僕たちが行ってきたすべての作業が良い方向に進んでいることだ。僕たちにはもっと速くなるポテンシャルがある。僕たちは望んでいた場所からスタートすることはできないけど、重要なのは明日だ。僕たちの仕事はすべてのチャンスを最大化することだし、何が起こるか見てみるつもりだ」

19番手:ミック・シューマッハ(ハース)
「とても楽しい経験だった。全体的に今日の自分のパフォーマンスには満足している。自分のラップの満足度は95%くらいかな。もっとうまくできると感じたときもあった。正直、走行が妨げられたにしてはまずまずと言ったところかな。FP3からマシンのフィーリングはよかったし、チームとのコミュニケーションもとてもうまくいった。僕の側でも改善する余地は間違いなくあるし、すぐにまた予選に挑むのを楽しみにしている。風の強いコンディションでマシンがどういう挙動をするのか見ているので、面白いレースになると思う。主な焦点は、学び、経験を積んで、今後の土台に作っていくことだ」

20番手:ニキータ・マゼピン(ハース)
「予選のコンディションはとてもトリッキーだったし、FP3からは大きく変わっていた。気温が下がり、風向きも逆になっっていた。F1マシンはかなり風の影響を受ける。僕のマシンのブレーキ・バイ・ワイヤに問題があり、ターン1でリアタイヤをロックさせてしまった。ペダルが長くなってしまった。調査しなければならない。期待していた結果ではないし、ここでのテストやフリー走行ではこういった問題は起きていなかった。明日は発生しないで欲しい。まだ課題はたくさんあるけど、このような状態で予選に臨むのはいつだって難しい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1バーレーンGP