F1 70周年記念GP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第5戦 F1 70周年記念GPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

予選はメルセデス同士の戦いとなり、バルテリ・ボッタスがルイス・ハミルトンを0.063秒の僅差で上回って今季2回目となるポールポジションを獲得。3番手には代役2戦目となるニコ・ヒュルケンベルグ(レーシング・ポイント)が続いた。

1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日のポールは本当にいい気分だ。この素晴らしい車を運転できるのは特権だ。本当に速い。こういう予選は大好きだ。とても楽しかった。先週のセットアップからいつつか微調整したけど、今日のパフォーマンスは僕にとってはるかに良くなっていた。Q3の2回目の走行で改善するチャンスがあると分かっていた。セクターをまとめて、僕とマシンからすべてを完全に引き出すことができた。今週末のコンパウンドでは1ストップは難しいけど、チームは明日のあらゆる選択肢を考慮している。レースペースはいいし、先週末のような良いスタートが切れることを願っている。レースに向けて良いポジションにいる。でも、誰も知っているようにポイントが与えられるのは日曜日だ」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「バルテリは今日素晴らしい仕事をした。ポールを獲得するためにQ3の重要な局面で本当に力強いラップを走った。Q3最初のラップは良かったけど、2回目はそれほどでもなかった。うまくまとめることができなかったし、終盤にいくつかミスをしてしまい、最終的にそのツケを払うことになった。今日は風向きの変更が少しトリッキーだったけど、その条件はみんなにとって同じなので言い訳はできない。このトラックで誰かの後ろを走るのは簡単ではないけど、柔らかめのタイヤと気温の上昇が明日チャンスをもたらしてくれるおとを願っている。エキサイティングなレースになるはずだ。今夜は改善できる場所を確認するために懸命に仕事をして、明日はバルテリに勝てるように全力を尽くす」

3番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)
「クレイジーな1週間だった。先週のカムバックはいろいろあったので、明日の3番グリッドは素晴らしいのハイライトだ! 今週末に向けて準備を整えられたと思うのは先週が役に立っているのは間違いないけど、それでも今日の予選は本当に挑戦だった。Q2は自分のせいで少し難しくしてしまったし、らマシンにダメージを負ってしまったかもしれないと考えた。でも、Q3に進んでからはとにかく集中して、思いっきり走って、ラップタイムを出すのにすべてを出し切った。満面の笑みではあるけど、まだ土曜日にすぎない。本当に重要なのは明日だ。しばらくレーススタートの動作やホイール・トゥ・ホイールのバトルをしていないし、今もマシンを学んでいるところなので、チャンレジになるだろう。でも、力強い結果を出すために全力を尽くす。予選結果を味わうつもりではあるけど、もうすべての焦点はレースに向いている」

4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「4番手は完璧とは言えないが、上位のマシンがいい仕事をした結果だ。Q3では風の方向が変わり、少しアンバランスな状態になって難しい状況だった。今週は持ち込まれたタイヤのコンパウンドが1段階柔らかくなり、ミディアムタイヤが先週のソフトタイヤだったが、気温も上がってレースではあまりよくないと思うので、ハードタイヤでレースをスタートできるのは強みだし、この作戦が気に入っている。今日はハードタイヤでQ3へ進出できるかが一番の課題だった。明日ハードタイヤでスタートすることでどんな恩恵を得られるかは、1周目の状況とセーフティカーの有無に左右されるので分からないが、少なくともトップ10の中で唯一だし、ポジティブに働いてくれればと思っている。明日も長いレースになる。僕たちにはメルセデスのように予選モードはないけど、ここまでレースペースでは競争力を発揮できている。スタートがクリーンになることを願っているし、そうなればいいレースができると思う。目標は表彰台だ。最後に、ニコ(ヒュルケンベルク)が、速さを見せられたことをうれしく思っている」

5番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「僕たちにとって5番手は素晴らしい結果だと思うし、満足している。良いラップを走れたし、マシンの限界に達してたいので今日はベストを尽くせたと思う。後悔やチャンスを逃したという気持ちはないし、レースに向けていい位置にいる。ミディアムタイヤが非常にうまく機能しているし、満足している。明日のレースは面白くなるだろうし、いろいろな戦略が混ざり合うことになるだろう。僕たちには良いレースカーがあるし、日曜日にさらに良いチャンスを得るためにも予選をもっと良くする必要があった。明日は全力で頑張る」

6番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「2台揃ってQ3進出はチームにとって素晴らしい1日だし、予選で3番手になったニコは素晴らしい仕事をした。彼はこれまで週末ずっと堅実だったし、チームも彼が快適に走れることがでい、2台がペースを発揮できるように素晴らしい仕事をしてくれた。僕自身、今日はすべてをうまくまとめることができなかった。予選中にいろいろと作業したけど、適切なバランスを見つけることができなかった。マシンのリアが少し不安定だった。クリーンラップを得られなかったことも助けにはならなかった。わずかなマージンだし、もっと上位のグリッドからスタートできないのは残念だけど、良いスターティングポジションではあるし、重要なのは明日だ。改善できるエリアがあるのは分かっているけど、ニコがこのマシンのペースを示してくれたし、そことてもポジティブだ。明日のレースでは戦略が重要な役割を果たすだろうし、強力な結果を得るために明日はすべてを最大化できるようにしておかなければならない」

7番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「素晴らしい土曜日となり、この予選結果はとてもうれしい。昨日は少し難しい状況があったけど、チームは昨日から今日にかけて素晴らしい仕事ぶりで、限界までプッシュできるマシンにするため、正しい方向に変更を施してくれた。Q2で4番手、Q3で7番手となり、フェラーリ、マクラーレン、レッドブルのマシンよりも上位につけられたのは、望みうる最高の結果だと思う。ここからは、明日のレースに集中する。見せ場を作る準備はできているし、持てる全力を出しきり、チームに好結果を持ち帰りたい」

8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日の仕事には間違いなく満足している。マシンから最大限を引き出せたと思うけど、8番手スタートなのでまだ十分ではないし、その点は満足していない。これまでのところ先週よりも苦戦しているし、レースではアグレッシブなダウンフォースレベルによってもう少し苦戦すると思う。ダウンフォースレベルは他のマシンよりも低いので、タイヤマネジメントという点で難しくなるだろう。昨日からミディアムタイヤでは良い進歩を果たしているし、今日も競争力があったと思う。ミディアムで履いてQ3に進めたけど、ソフトタイヤでは昨日あった何かを失ったようだ。柔らかい方のコンパウンドのデグラデーションを考慮すれば、僕たちにとって明日のレースは先週のレースよりも難しいものになるだろう」

9番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「Q3最後の走行までは、気持ちよく走れて、上位を目指せると感じていたけど、ミディアムからソフトにタイヤを交換すると、マシンバランスがかなり違うように感じた。マシンの感触はよく、最後のラップに期待していたけど、ガラッと変わってしまった。もしかしたら風の影響もあるのかもしれない。9番手という結果には満足できない。ソフトタイヤを機能させていたチームもあったけど、僕たちは苦戦したので、理由を確認する必要がある。まだ僕自身の中にはタイムを上げられる伸びしろがあるとも思っている。もっとマシンの感触をよくして、ペースを安定させられるはずだ。明日は、採れる戦略が複数あるので、面白いレースになるはずだ。先週のレースではいいペースがあり、追い上げていけたので、明日のプランはマシンの力を最大限に発揮することだ。ポジションを上げて仕事を果たしたいと思う」

10番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「正直、悪い予選ではなかった。10番手はポジションとしては聞こえは良くないかもしれないけど、今週末は現実的にもう少し上のポジションを争っていたし、この風が僕たちの味方ではないことは分かっていた。ルノーのダニエル(リカルド)はかなり速かったし、彼らのマシンが競争力を持っていることを証明していた。レーシング・ポイントの2人もマシンのパフォーマンスを引き出すために良い仕事をしていた。アルボン(レッドブル)もそうだ。僕たちは予想していた位置にいると思うのでそこまでがっかりはしていない。マシンにこれ以上多くの力があったとは思わない。少しだけならあったかもしれないけど。2回目の走行、もしきはQ3で風向きが変わったせいだと思うけど、Q2よりマシンに苦戦した。簡単ではなかったし、マシンがうまくかみ合わなかった。風のせいで今週の走行はよりトリッキーだけど、明日のポジションとしてはそこまで悪くない」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1イギリスGP