F1オーストリアGP 決勝:リタイアを喫した9名のドライバーのコメント
2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの決勝が7月5日(日)にシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われた。
レースは3台のセーフティカーが入るトラブル多発の展開となった。各チーム、PUやブレーキ、電気系と様々な問題を抱えた。序盤は3連戦が予定されており、迅速な解決が求められる。リタイアを喫した9名のドライバーのコメントは以下。
ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「今日のレースはオコンと接触するまではペースもタイヤマネジメントも悪くなく、非常にうまく進んでした。接触の後、フロントウイングとサスペンションを破損し、タイヤもパンクしてしまったので、そこでレースが終わってしまった。これがなければ1ポイントを獲得し、すごくいいレースにできただろうと思っているので、非常に残念だ」
アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「僕たちは勝利を手にすることができたと思う。戦略は最高で、ピットストップでもチームは素晴らしく、さらにセーフティカーのタイミングで運もあったし、マシンの感触もよかった。ハードタイヤではそれほどよくなかったが、メルセデスの2台はリスタート時にタイヤが冷え切っているのが分かっていたし、セーフティカー終了後の数周でパスしようと考えていた。ルイス(ハミルトン)に対して完璧な動きで仕掛けられて、次の周でボッタスをどう攻略するかを考えようとしていたときだった。コーナーを抜けようかという遅いタイミングでルイスが接触してきたことに驚いた。僕は外側ギリギリに位置取っていたが、それだけスペースを与えても、彼がクラッシュしたがらない限りは前に出られると思っていた。今回は僕が仕掛けて、彼がディフェンスの立場だった。ブラジルのときよりも傷が深いとは言わないが、あのときは50/50(フィフティ・フィフティ)かもしれないと言える一方で、今回はそうではない。次のレースに向けてもう切り替えているところだが、今日のようなチャンスを得るためには運も必要になってくる。どうなるか見ていこう」
キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「状況がいい感じだったときにこのようにレースを終えることになってしまったのは残念だ。昨日と比較して、僕たちは前進を果たしていたし、それなりのスピードがあった。1回目のセーフティカーのタイミングでポジションが犠牲になったけど、それでもまだ良いポジションにいたし、新しいタイヤでポイントを争えていたはずだ。残念ながら、そのあとリタイアしなければならなかった。問題には驚いた。なんの警告もなく起こった。何が起こったのか調査する必要がある。今のところ、レースコンディションでのペースにはいくつかポジティブなことが得られているし、クルマを改善し続けることができている」
ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「今日は期待していたほどのペースがなかったし、かなり苦戦を強いられていた。ハースとアルファロメオについていくために懸命に努力していたけど、彼らは速すぎた。燃圧のロスがあったけど、詳細は分かっていない。とにかくマシンを止めなければならなかった。今日は多くのミスがあり、多くのマシンがストップしていたので残念だ。そのうちのひとつにすぎない。僕たちはまだいくつか改善する必要があるし、来週それを行う機会がある」
ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ブレーキをセーブするためにどんどんリフトするように言われていた。ブレーキが終わるまで、とにかく自分にできることはすべてやっていたけど、それでも爆破した。エステバン(オコン)が僕へのアタックを開始したときにそれは起こった。彼は冷却できていたと思うし、その瞬間にブレーキが終わった。常に限界にあった。予期せぬ事態だった。ブレーキに大きな問題を抱えているとは思っていなかった。ブエーキのために多少のリフト&コーストをしなければならないことは分かっていたけど、ずっとではなかった。ダクト内にデブリが入り込んでいたんだと思う。残念だ。僕たちは11番手を走行していたし、ブレーキをセーブすることがなければ、それなりのペースがあったと思う」
ロマン・グロージャン(ハース)
「ブレーキが終わった。1周目からナーシングしていたし、労わっていたんだけどね。もちろん、冷却が適切なレベルでは部分があるので、来週にむけて解決していかなければならない。僕たちのメインの懸念のひとつはペースだと思う。今日、マシンは特にトラフィックでドライブするのがとてトリッキーだった。集中して何ができるかを見ていくつもりだ。来週はもっと良い解決策とともに戻ってくる必要がある」
ランス・ストロール(ウィリアムズ)
「レースは良いスタートが切れたけど、そのあと早くからパワーを失い始めた。いろいろとセッティング変更を試みたけど、最終的にマシンをリタイアさせなければならなかった。問題を調査して、次回はもっと強化して戻るつもりだ。最初のクルマの感触はよかったし、ペースも良かったと思う。今日はかなりのポイントを獲得できていたはずだ」
ダニエル・リカルド(ルノー)
「今日はF1がどのようなものかを思い出させてくれた。時には不親切なこともあるとね。序盤にリタイアしなければならなかったのは残念だけど、僕たちは冷却に問題を抱えていて、さらなるダメージを負う前に予防策としてマシンをリタイアさせる必要があった。軽い燃料でのレースは強いと思うし、燃料を積んだ状態についてもう少し学ぶ必要がある。そこから多くのことが得られるだろうし、来週またチャンスがあるのはいいことだ。僕たちは学んで前進していく」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「昨年とは違ってスタートがうまくいったし、序盤でバルテリ(ボッタス)の速さを目にして、優勝争いは大きなチャレンジだと思っていたが、表彰台は手堅いと感じていましたし、3位は開幕の結果としては悪くなかったと思う。ただ、こうしたことが起こるのもレースだし、結果は変えられません。みんな懸命に取り組んでくれただけに残念だが、来週のレースに向けて切り替えていきく。次はいい結果にしたい」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1オーストリアGP
レースは3台のセーフティカーが入るトラブル多発の展開となった。各チーム、PUやブレーキ、電気系と様々な問題を抱えた。序盤は3連戦が予定されており、迅速な解決が求められる。リタイアを喫した9名のドライバーのコメントは以下。
ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「今日のレースはオコンと接触するまではペースもタイヤマネジメントも悪くなく、非常にうまく進んでした。接触の後、フロントウイングとサスペンションを破損し、タイヤもパンクしてしまったので、そこでレースが終わってしまった。これがなければ1ポイントを獲得し、すごくいいレースにできただろうと思っているので、非常に残念だ」
アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「僕たちは勝利を手にすることができたと思う。戦略は最高で、ピットストップでもチームは素晴らしく、さらにセーフティカーのタイミングで運もあったし、マシンの感触もよかった。ハードタイヤではそれほどよくなかったが、メルセデスの2台はリスタート時にタイヤが冷え切っているのが分かっていたし、セーフティカー終了後の数周でパスしようと考えていた。ルイス(ハミルトン)に対して完璧な動きで仕掛けられて、次の周でボッタスをどう攻略するかを考えようとしていたときだった。コーナーを抜けようかという遅いタイミングでルイスが接触してきたことに驚いた。僕は外側ギリギリに位置取っていたが、それだけスペースを与えても、彼がクラッシュしたがらない限りは前に出られると思っていた。今回は僕が仕掛けて、彼がディフェンスの立場だった。ブラジルのときよりも傷が深いとは言わないが、あのときは50/50(フィフティ・フィフティ)かもしれないと言える一方で、今回はそうではない。次のレースに向けてもう切り替えているところだが、今日のようなチャンスを得るためには運も必要になってくる。どうなるか見ていこう」
キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「状況がいい感じだったときにこのようにレースを終えることになってしまったのは残念だ。昨日と比較して、僕たちは前進を果たしていたし、それなりのスピードがあった。1回目のセーフティカーのタイミングでポジションが犠牲になったけど、それでもまだ良いポジションにいたし、新しいタイヤでポイントを争えていたはずだ。残念ながら、そのあとリタイアしなければならなかった。問題には驚いた。なんの警告もなく起こった。何が起こったのか調査する必要がある。今のところ、レースコンディションでのペースにはいくつかポジティブなことが得られているし、クルマを改善し続けることができている」
ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「今日は期待していたほどのペースがなかったし、かなり苦戦を強いられていた。ハースとアルファロメオについていくために懸命に努力していたけど、彼らは速すぎた。燃圧のロスがあったけど、詳細は分かっていない。とにかくマシンを止めなければならなかった。今日は多くのミスがあり、多くのマシンがストップしていたので残念だ。そのうちのひとつにすぎない。僕たちはまだいくつか改善する必要があるし、来週それを行う機会がある」
ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ブレーキをセーブするためにどんどんリフトするように言われていた。ブレーキが終わるまで、とにかく自分にできることはすべてやっていたけど、それでも爆破した。エステバン(オコン)が僕へのアタックを開始したときにそれは起こった。彼は冷却できていたと思うし、その瞬間にブレーキが終わった。常に限界にあった。予期せぬ事態だった。ブレーキに大きな問題を抱えているとは思っていなかった。ブエーキのために多少のリフト&コーストをしなければならないことは分かっていたけど、ずっとではなかった。ダクト内にデブリが入り込んでいたんだと思う。残念だ。僕たちは11番手を走行していたし、ブレーキをセーブすることがなければ、それなりのペースがあったと思う」
ロマン・グロージャン(ハース)
「ブレーキが終わった。1周目からナーシングしていたし、労わっていたんだけどね。もちろん、冷却が適切なレベルでは部分があるので、来週にむけて解決していかなければならない。僕たちのメインの懸念のひとつはペースだと思う。今日、マシンは特にトラフィックでドライブするのがとてトリッキーだった。集中して何ができるかを見ていくつもりだ。来週はもっと良い解決策とともに戻ってくる必要がある」
ランス・ストロール(ウィリアムズ)
「レースは良いスタートが切れたけど、そのあと早くからパワーを失い始めた。いろいろとセッティング変更を試みたけど、最終的にマシンをリタイアさせなければならなかった。問題を調査して、次回はもっと強化して戻るつもりだ。最初のクルマの感触はよかったし、ペースも良かったと思う。今日はかなりのポイントを獲得できていたはずだ」
ダニエル・リカルド(ルノー)
「今日はF1がどのようなものかを思い出させてくれた。時には不親切なこともあるとね。序盤にリタイアしなければならなかったのは残念だけど、僕たちは冷却に問題を抱えていて、さらなるダメージを負う前に予防策としてマシンをリタイアさせる必要があった。軽い燃料でのレースは強いと思うし、燃料を積んだ状態についてもう少し学ぶ必要がある。そこから多くのことが得られるだろうし、来週またチャンスがあるのはいいことだ。僕たちは学んで前進していく」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「昨年とは違ってスタートがうまくいったし、序盤でバルテリ(ボッタス)の速さを目にして、優勝争いは大きなチャレンジだと思っていたが、表彰台は手堅いと感じていましたし、3位は開幕の結果としては悪くなかったと思う。ただ、こうしたことが起こるのもレースだし、結果は変えられません。みんな懸命に取り組んでくれただけに残念だが、来週のレースに向けて切り替えていきく。次はいい結果にしたい」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1オーストリアGP