F1ブラジルGP 予選
2019年のF1世界選手権 第20戦 ブラジルGPの予選が11月16日(土)にサンパウロののインテルラゴス・サーキットで行われた。

ポールポジションを獲得したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。0.123秒差でフェラーリのセバスチャン・ベッテルが2番手、0.191秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日のポールポジションにはとても満足している。車体もエンジンも非常に力強いパフォーマンスを見せてくれた。昨晩の作業でいくつかの改善に取り組み、さらにFP3のあとにもいくつか設定を変更して、予選ではマシンが非常にいい動きを見せるようになった。Q1の初めからマシンは飛んでいきそうなくらいの速さを見せており、Q3では温度が上昇して少し難しいコンディションだったにもかかわらず、いい感触で走れていた。(テクニカルな)第二セクターでベストタイムを出し、2番手に0.1秒以上の差をつけてのポールは、チームとホンダのパフォーマンスが非常に力強いことを示している。いつもレースで僕たちのマシンは速いので、明日もそうなると思う。ここでのドライビングは本当に楽しいし、明日のレースもエキサイティングになるはずだ。レースを楽しめればと思っているし、あとはレースを終わらせるだけだ」

2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「マックスが力強いアタックをしたので、僕たちはフロントローからスタートすうことに満足しなければならない。僕たちのパフォーマンスは予想通りだったしラップタイムがそこそこ近かったことはよいことだと思う。明日に向けてポジションにつけている。僕たちはマシンを改善させ、フィーリングがよくなったし、予選で生き返った。レースでは好調だと楽観視しているけど、それでも様子を見なければならない。少し気温が上がりそうなので、タイヤにイタリ、正しい作戦判断を下すことが重要になるだろう。また、良いスタートをすることも鍵になるだろう。ここインテルラゴスの天気は予想がつかない。晴れるかもしれないし雨になるかもしれない。71周という長いレースなので楽しくなると思う」

3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「チャレンジングな予選セッションだった。非常にタイトになるとわかっていたけど、最終的にポールポジションのペースはなかった。FP3の僕たちは本当に強かったけど、予選になるとフェラーリとレッドブルは素晴らしいペースがあり、僕たちはストレートでかなりの差をつけられた。タイムを削り続けたし、最後のアタックはよかったと思うけど、マシンには余力が残っていなかった。トップ3に入れたことは嬉しい。ポジション的にこれなら勝利へのチャレンジがずっと楽になる。金曜日の僕たちのロングランのペースが強そうに見えた。これは今年1年を通じて僕たちの強みのひとつだ。トラック温度が週末の間経験しなかった50度に達する可能性があるので、誰にとっても本当に大変になるだろう。僕はセットアップでその点を考慮しているので、明日それが成功することを期待している」

4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「最高の予選ではなかった。チームは素晴らしいマシンを用意してくれたし、今日はポールポジションを獲得できるポテンシャルがあったと思う。Q3最初のアタックの最終コーナーでのミスにがっかりしている、そこで約0.3秒ロスしてしまった。でも、明日はグリッド降格ペナルティのため中盤からスタートするので大した違いはない。午前中はレースペースを見るために燃料を多く搭載して走った。レースペースは僕たちにとって最も改善の余地がある。そこで学んだことを明日生かして最善を尽くしたい。ミディアムタイヤで予選を走ったことはよかったし、それによってアドバンテージを得て先行マシンを何台が抜くことができるだろう。簡単なレースではないだろうし、できるだけ順位を上げ、できれば表彰台争いができるように全力を尽くすつもりだ」

5番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「かなり接戦だったし、ブラジルではいつもそうなるけど、今日は何かが足りなかった。トリッキーなFP3だったし、かなり遅れてしまっていたけど、予選では徐々に近づけていたと思う。でも、Q3ではマシンからこれ以上の引き出せないと感じた。実際、Q3のラップはとても良かったと思うし、もしかしたらあと100分の数秒はマシンから引き出せたかもしれないけど、今日はポールを争えるほどではかった。レースは2列目からのスタートになるので、そこから何ができるか考えてみるのはおもしろいだろう。素晴らしいレースカーだけど、ロングランでもレッドブル・ホンダが手強そうなので、明日はエキサイティングなレースになると思う。まだどうなるかわからないから、しっかり前を向いて良いバトルを楽しみにしている」

6番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)
「全体としては悪くない予選だったけど、それでも最後の部分でもっときっちりまとめなければいけないと感じている。確かにここで走るのは僕にとっては初めてでしたが言い訳はしたくないし、そもそも言い訳をするのはあまり好きではない。ここは長いストレートと低速コーナーが混ざった難しいサーキットだ。でも、攻め甲斐のあるサーキットだ。タイヤの温度変化にも敏感なサーキットなので、一つのコーナーでミスをするとそれがその後の4つか5つのコーナーにまで影響する。僕の2回目のアタックでも2コーナーで少しアウト側に弾かれてしまっただけで、周回の残りのパートでタイヤに熱が入りすぎてしまった。こんなサーキットはほかにはあまりないし、ここでドライブするのは楽しいけどが、ただ今日はもっと速く走りたかったという思いはある。マックス(フェルスタッペン)はすばらしい走りをしてくれた、チームにとってすばらしい結果で予選の締めくくることができた。僕たちのレースペースはいいし、ルクレール(フェラーリ)のペナルティーにより5番グリッドからのスタートになるので、明日の決勝はトップ争いに食い込んでいけると信じている」

7番手:ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
「今日の予選結果にはとても満足している。チームが僕に速いマシンを与えてくれたことに非常に感謝している。今日の予選7番手のポジションは中団のポールポジションのようなものなので、僕たちが獲得できるベストなリザルトだったと思う。非常に接戦になることはわかっていたので、4戦連続でのQ3進出はとてもうれしい。マシンの感触は週末を通していいし、あとは明日のレースにフォーカスし、できる限りのポイントを獲得してレースウイークエンドを終えられればと思っている」

8番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「チームが本当によく頑張ってくれた。2台揃ってのQ3進出は信じられない。明日は違ってしまうかもしれないけど、それは別として、今日は満足していいと思う。最後のフリー走行では本来のスピードを発揮できていなかった。11番手くらいになれる自信はあったけどね。でも、Q2が本当にうまくいったし、Q3も悪くなかった。ベスト・オブ・ザ・レストと比べて0.02秒しか違わない。チームのことを思うとうれしいし、みんなが本当に最高の仕事をしたと思っている」

9番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「この結果に満足するべきだろう。ミッドフィールドはとても接近していたので、わずかな違いでいくつも順位を上げることができる。でも、僕たちは9位なので、明日のレースで何ができるか様子を見よう。まだ改善の余地があると感じている。僕たちにできることはたくさんあけどが、結局いつでももっと上を求めてしまうものだ。レースがどのような展開するになるかはわからないけど、良い仕事をして日曜日に好成績を出せるよう頑張りたい」

10番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「また2台揃ってQ3に進めてよかった。今週末は戦えそうな気がしているし、それについては本当にうれしい。今日は落胆するところが何もない。このサーキットもコンディションも僕たちのマシンに合っていた。今年はかなりアップダウンが激しいので、そううなっても驚きはないけどね。レースではタイヤのマネジメントに少し苦戦しているので、明日きっちりやり遂げられる方が驚くかもしれない。もちろん、それを実現するために全力を尽くすつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ブラジルGP