F1
2019年のF1世界選手権 第10戦 イギリスGPのフリー走行が7月12日(金)にシルバーストン・サーキットで行われた。

再舗装された路面に各ドライバーが苦しむなか、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録。ルイス・ハミルトンも2番手に続き、メルセデスが1-2体制で初日のセッションを終えた。

1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「出だしから自分自身のパフォーマンスもマシンのセットアップも良い1日だった。このように週末をスタートできるときはいつだって気分はいい。路面は昨年に比べてバンピーな部分がなくなっているのでうれしい。アスファルトに関しては良い仕事がなされていると思うし、運転をかなり楽しめる。新しい路面はかなりグリッピーだけど、新品のターマックは突然グリップを失ってしまうことがある。マシンはかなりうまくバランスが取れているように思うけど、まだ改善の余地はある。コーナーで速さを感じるし、シルバーストンはコーナーが多いのでいいことだ。明日はまた接戦になるだろう。今夜、そして明日の予選までに誰が最もパフォーマンスを見せるかだね。でも、ポジティブな形で週末をスタートできたので満足している」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「かなり風が強く、突風も多かったので、簡単な1日ではなかった。それでも上位につけられているし、競争に絡んでいけそうだ。でも、初日が終わったばかりだし、何かを語るのは難しい。フェラーリは基本的に金曜日に少し遅く、土曜日にペースアップしてくるからね。新しい路面はストレートがいい簡易だ。特にターン4とターン6の間はこれまでが最悪だったからね。ターン7の出口はまだバンピーだし、コプスにかけてもそうだけど、その後のマゴッツとベケッツからハンガーストレートまで素晴らしいし、スムーズだ。アスファルトがかなりスムーズなのでイヤを機能させるのがトリッキーになる。ウインドウに出たり入ったりしている。突風もそれを容易にはさせてくれなかった。リアエンドに苦労していたし、何度かコースを飛び出したけど、バルテリははるかに好調のようなので、何が問題かを見つけ出して、明日に向けて解決できる方法を探るために今夜いろいろと深く調べていく」

3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「僕たちにとってトリッキーな1日だった。ロングランではフロントタイヤにかなり苦しんだし、マシンをうまく機能させるにはどうすればいいかを理解することに集中せざるをえなかった。その一方で予選ペースは悪くなかったし、1日を通して多くのテストができたので、そこはポジティブだ。僕たちのライバルは強いし、彼らは予選にならないと本当のポテンシャルを見せないと思う。競争力をつけるために全力を尽くさなければならないし、明日になればどの位置にいるかわかるだろう」

4番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「このサーキットをドライブするのは楽しいし、新しい路面は以前のよりかなり滑らかになったように見える。グリップが高いので楽しい。金曜日なので今日のラップタイムにはあまり意味がないと言いたいけど、僕らのライバルたちはとても強そうだし、倒さなければならない相手なのは間違いない。僕たちとレッドブルはかなり近いみたいだけど、僕たちはマシンで新パーツを試していたので、判断するのは難しい。僕たちの順位をはっきり知るためには明日まで待たなければならない」

5番手:ピエール・ガスリー(レッドブル)
「今シーズン一番のレースウイーク初日の金曜日となり、とてもうれしい。オーストリアGPのあとにいくつか変更を行い、どう改善していけるか計画を立ててきた。改善できる点はまだあると思うし、FP2は完ぺきな走りをした上でのベストタイムではなかったけど、総合的には満足している。まだ初日なので喜ぶのには早いかもしれないけど、今の方向性で進歩を続けていく必要があると思う。明日は重要なときにミスをせず、パフォーマンスをみせることが大切だけど、今日の感触としては以前より大きく改善されていると感じた。ここは高速サーキットだし、今日のような風ではマシンのバランスが逐一変わり、難しいコンディションだけど、それは全員にとって同じだ」

6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日はトリッキーなセッションだった。風がかなり強くて、マシンの予測がまったくつかなかった。ある意味で新しいターマックは良くなっているけど、まだいくつかバンプもあるし、引っかかりやすいところがあちこちにあるので簡単ではない。でも、計画していたことの大部分は消化できたと思う。ロングランもそれなりに走れた。今日の走行からマシンの改善すべき点について良いアイデアも得られている。トリッキーだったけど、やるべきことはすべてできた」

7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「FP1・FP2ともいいバランスを見つけだすことができず、今日は僕にとってあまり満足のいく日ではなかった。風の影響でスライドし、リアタイヤがうまくグリップしなかったので、改善策を見つけなければならないい。とても満足しているとは言えないが、タイム間はとても僅差なのでポジティブにとらえている。新しい路面はとてもグリップするので、どのドライバーも気に入っていると思う。舗装自体はいいけど、特にコース上のターン6とターン9の進入部分に、バンプのある部分がある。高速コーナーのあるこのサーキットはタイヤに厳しいコースなので、明日と決勝でみんながどのタイヤを使うのかがおもしろいポイントとなりそうだ。メルセデスとフェラーリとの差は僅差なので、このレースウイークに期待できるポテンシャルは僕たちも持ち合わせていると感じている」

8番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「チームにとって良い1日だった。両方のセッションでトップ10に入って強さを見せられた金曜日だったので満足している。このような状態はいつも励みになる。ファクトリーにいるチームが懸命にプッシュしてくれて、ここにいくつかアップグレードを投入することができた。まだ今日のセッションを評価してみる必要があるけど、正しく機能しているように思う。明日、ハイレベルのパフォーマンスを見せたければ、今日集めたデータを慎重に調べる必要がある。一時も無駄にはできない」

9番手:アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
「今日は僕たちにとってとてもいい結果で終えられた一日となった。直近の2戦ではなかなかつかめなかったマシンのバランスも見つけることができ、正しい方向性に進んでいると感じている。中団ポジションでの結果となったが、ロングランとショートランのどちらでも安定した走りをすることができました。まだ改善できる点はあるので、明日はQ3への進出を果たすために万全に準備をして挑みたいと思う」

10番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「今夜やらなければならない仕事はたくさんあるけど、有望なスタートだし、両方のセッションとも好調だったし、僕らにとってはここまでで最も競争的なな金曜日だったと思う。今日のパフォーマンスを確実に予選へと繋げていかなければならない。新しい舗装はとてもスムーズでグリップが良くなっている。そこが今のところ僕たちの助けになっていると思う。全てのタイヤコンパウンドを試し、日曜日に向けて良い情報が得ることができたので、日曜日の戦略について考えていくことができる」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1イギリスGP