F1 オーストリアGP 予選
2019年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPの予選が6月29日(土)にレッドブル・リンクで行われた。

ポールポジションを獲得したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。コースレコードを更新する1分03秒003を叩き出す、第2戦バーレーンGP以来となる自身2度目のポールポジションを達成した。

2番手にはルイス・ハミルトンが入ったが、ペナルティによって降格。3番手で終えたマックス・フェルスタッペンがフロントローからスタートする。また、5番手で終えたケビン・マグヌッセンもギアボックス交換によって5グリッド降格が決定している。
1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日の予選には満足している。準備で取り組んできたこと、特にQ3に向けたセットアップ方法に関してはこれほど迅速に成果を挙げることができてとてもうれしい。僕にとっては最高の結果だけど、Q3でセブがトラブルに見舞われたのはチーム全体にとっては残念だった。明日は良いレースができることを期待している。ソフトコンパウンドで行くと決めたタイヤ選択にも満足している。良いスタートを決めることが特に序盤のラップでライバルたちを抑え込むための鍵を握ると思う。今週末のレースペースはかなり強力だだし、良い仕事ができると確信している」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「まずはシャルルを祝福した。今週末の彼はずっと速かたつぃ、ここまで僕たちはフェラーリに匹敵できていない。彼らはストレートでパワーのアドバンテージがあり、さらに中速や高速のコーナーでも何か見つけたようだ。僕たちもクルマのフィーリングはいいけど、ストレートの速さはどうしようもない。そこはこれからも仕事をしていかなければならない部分だ。Q1では確かにキミとのインシデントがあった。彼とコーナーでぶつかりたくなかったので、道を空けるためにブレーキを離した。実際にはぶつからなかったと思うけど、少しスローダウンさせてしまったかもしれない。彼のマシンが来ているいう認識はなかったので簡単ではなかった。ここはポジション取りが難しい。僕はいつも誰かの前で走っていたので、スリップストリームが得られなかった。最後のラップではまずまず位置につけてラッキーだったけど、最後はタイトだった。それでもこの予選順位には満足しているし、トップ3が全て違うチームというのもいいことだ。明日はここからスタートして彼らとレースをすると思うとわくわくする。明日は良いショーを見せられるように祈っている」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「予選の結果に満足している。週末をとおしてマシンに競争力を感じているし、ホンダのPUからできる限りのパワーを引き出すためにホンダと一緒に懸命に作業をしている。3番手という素晴らしい結果を出せて、笑顔でフィニッシュラインを通過できた。今日は力を出し切ることができ、コーナーでは特に速かった。トップとの差を縮められたのは大きな前進だ。マシンを止めてエンジンを切るとファンの声援が聞こえた。オランダやオーストリアのRed Bullファンの応援が大きな力になっている。あまりロングランはできていないけど、いつも予選より決勝のほうがいい走りができているので問題ない。優勝への道のりは簡単ではないと思っているけど、いいスタートを切ることができましたし、明日は全力を出し切る」

4番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日は次善の結果、と言うべきだろう。クルマのフィーリングはよかったし、スピードもあったから、それが結果につながらなかったのは残念だ。ちょっとしたコミュニケーション上の問題があった。残り時間がもう無いと言われて、僕は前のクルマに詰まっていたから、タイムを縮めるには近づきすぎていた。しかし実際には余裕があったみたいで、有効に使うことができたはずだった。フェラーリに肉薄できればと思っていたけど、彼らはまだマージンがあるよね。彼らはストレートでとても速いから今日はポールポジションは無理だった。でも明日は長い1日になるし、セカンドローからのスタートでも可能性はあるよ。ストレートでドラフティングがあるし、これまでも最初の周でいろいろなことが起きている。全力を出すよ

5番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「うまくいくときはいくものだ。あのラップがどこから来たのかはわからない。たまたまそこにあったものを掴んだだけだ。今日はFP3と予選の間にギアボックスを交換しなければならなかったけど、みんなが本当に懸命に頑張ってくれた。僕のマシンのことだけど、間に合わせるために僕のガレージだけでなく隣からも助けに来てくれたんだ。今週末は負傷者が何人かいるけど、みんなで協力して穴を埋め合っている。いつくか最悪のレースを過ごしてきたし、最悪の予選もあったので、今日は本当に嬉しい。ペナルティがあってもポイント圏内のトップ10からのスタートできるしね。予選前にこうなると信じているかと聞かれても、信じられなかっただろう。本当にうれしい」

6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「良い予選だった。厳しい予選になると思っていたけど、実際にはポール・リカールよりも接近していた。2レース連続で5番手からスタートできてとてもうれしい。ここにいるチームとワーキングのみんなのおかげだ。良い位置からのスタートだ。先週のポール・リカールのようなレースをしたい。スタートポジションを守り、トラブルに巻き込まれないようにすることが重要だ。そこからどの位置で終わるか見てみよう。高い気温と路面温度が結果に大きく影響するだろう」

7番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「今日の結果にはかなり満足できる。週末を通してスピードがあり、予選では期待通りの結果になった。ここでは全員のタイムが拮抗しているので、うまくやれば上位に入れる。ノリスとの差がとても小さかったので彼より上位になれたかもしれないと感じているけど、最終的にこういう結果になった。重要なのは明日なのでベストを尽くしたい。僕たちには改善するべきことがまだあるけど、良いポジションからスタートできる。1周目は慎重になってっよい仕事をする必要がある。そこからどこまで順位を上げられるか見てみよう」

8番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「今日の自分とチーム全体が示したパフォーマンスにはとても満足している。フランスからクルマは進歩しているし、クルマに乗るたびに自信を感じられている。チームとの仕事には満足している。トップ10に2台が入っているのでポイントを獲得する大きなチャンスだけど、レースに向けてどのような戦略がベストかをまだ検討する必要がある。ロングランのペースはいいs、明日は自分たちのバトルができると思う。良い結果を出せるように全力を尽くす」

9番手:ピエール・ガスリー(レッドブル)
「肝心なところでいいラップタイムを出すことができず、自分自身にがっかりしている。Q3でやるべきことができなかった。全体的にはいいペースを出せていて、進歩していると思う。フリー走行ではいい走りができていたし、Q1からQ2にかけてもいい点がたくさんあった。Q3の2回目と最後のアタックは悪くなかったけど、ターン1とターン3でミスをして0.3~0.4秒をロスした。あれがなければ5番手になれていたと思う。今は明日の決勝に集中する必要がある。決勝でできるだけのことをやれば、挽回できると思う。マシンは競争力があるので、効果的な戦略をとる必要がある」

10番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「ポールポジション争えるマシンがあるのに出走できないというこのような日は当たり前だけど本当にがっかりする。マシンに問題があり、Q2の一部とQ3すべてに出走できなかった。かなり素早く判断を下したけど、ボディワークを取り外さなければならず、故障部分を見つけるのは簡単ではなかった。スタッフはできるだけのことをしてくれたけど、時間内に修理することができなかった。修理しても、1回しかアタックできないだろうとわかっていたので、そこ集中しようとしていたけど、修理できなかった。とても辛いことだったけど、シャルルがポールポジションを獲得できたのはよかった。チームのために喜んでいるけど、僕自身のことは嬉しくない。今週末のマシンは速いし、僕の前にいるマシンよりも速いと思うので、明日は良いレースになることを期待している」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1オーストリアGP