F1 オーストラリアグランプリ 2019年のF1世界選手権
2019年のF1世界選手権がいよいよ開幕。初日となった3月15日(金)には2回のフリー走行が実施された。

フェラーリ優勢と考えられてきた開幕戦だが、まだ初日のプラクティスとは言え、蓋を開けてみるとチャンピオンチームのメルセデスが強さを発揮。逆にフェラーリはテストで見せたオンザレールの走りができていない。また、ホンダのF1エンジンを搭載するレッドブルも期待通りの速さをみせた。

1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「トラックに戻ってくることができて本当に嬉しい。天候は素晴らしいし、すでにかなり多くの観客が見に来てくれている。今日はクルマを走らせていてポジティブな興奮を感じた。それが僕が愛していることだ。クルマの感触はバルセロナのときと似たような感じだだし、別のサーキットでそう思えることはポジティブだ。プログラムをかなりうまく進めることができたし、コース上では何の問題もなかった。改善できる部分は大量にあるけど、悪いスタートではない。これから、やるべきことをしっかりと研究し、すべて分析していかなければならない。いつも金曜日の夜にやっているようにね。でも、2台が走り続けられて、僕たちの二人ともミスを犯さず、クルマにダメージを与えなかったことは大きい」

2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「僕たちが大好きなレースカーに戻ってくることができて嬉しい。今日は楽しかった。クルマの感触はテストよりも良くなっている。僕たちはあまり多くの新しいパーツを持ってきたわけではないけど、持っているパッケージを最適化することができた。仕事に戻った初日としては堅実な一日だったけど、金曜日はタイムが重要ではない。どのチームからも完全なパフォーマンスを見ていない。予選に向けてどれくらい改善ができそうかについてのアイデアはあるけど、他のチームにまだどのくらいのパフォーマンスがあるかはまったく分からない。明日の最初のコンペティティブなセッションを見るのが楽しみだ」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日の走りに満足しているし、今のところいい感触だ。もちろん、改善すべき点はあるし、速さも必要だけど、まだシーズンは始まったばかりだ。メルセデスの調子はよさそうだ。ミディアムとソフトのタイヤを履いたときのマシンの感触はいいけど、まだタイヤに対する理解を進める必要がある。事前の準備に関して他のマシンとの違いがあり、それがタイムに現れていた。今夜データを分析して改善点を探すけど、PUは全く問題なくすべてスムーズだった。無事にスタートをきれてよかった」

4番手:ピエール・ガスリー(レッドブル)
「シーズン最初のプラクティスで、再びトラックを走れてよかった。Aston Martin Red Bull Racingでの初めての走行なので特別な時間だった。さまざまなテストを行うことができ、周回を重ねるごとにマシンの感触がよくなったので、いい1日だった。まだ改善する余地はあるけど、マシンのパッケージに満足している。テストだし、他のチームのスピードは未知数だ。P2ではP1よりマシンの感触もよくなり方向修正できた。明日が楽しみだ。最終ラップでPUの異常を検知したけど、確認の結果、大きな問題ではないことが分かった」

5番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「今日は楽しかった。自分たちが望んでいた、もしくっは可能だったほどには速くはなかったかもしれないけど、まだ金曜日だし、あまり関係ない。12月1日になれば、3月15日に僕たちがどれくらい速かったかなんて誰も覚えていないよ! まだ少し自信を欠いているし、僕たちにとってトリッキーな1日だった。みんなそうだったと思うけどね。ラップタイム的にも本来望むような位置ではないけど、マシンの感触とハンドリングの方が大きい。あまりリズムに乗ることができなかった。ここはかなりバンピーだし、そこがかなり重要だ。でも、明日はもっと良い一日になるだろう。自信を取り戻すことができれば、多くのタイムが稼げる。セッションの中には本当にいい感じのものもあったし、それを土台にして、これから全てをつなぎ合わせて、明日をもっといい1日にするだけだ。夜は長いし、僕らのエンジニアたちはとても優秀だ。リラックスしている」

6番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「しっかりと作業ができた一日だったし、大きなトラブルもなかった。マシンを改善するためにまだいくつかセットアップに取り組まなければならないけど、全体的な感触はかなりいい。明日の予選が楽しみだ。トップチームの後ろは何でも可能だ」

7番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
「1回目のセッションは理想とは程遠いものだったけど、今日はうまく巻き返すことができた。FP2は良かったし、一貫していた。マシンに乗ってすぐに快適に感じることができたし、ドライバーにとってはそれが最も重要なことのひとつだ。テストとは違うサーキットだし、感触を掴むという点では対照的なサーキットだ。快適に感じている。このようなステージにいられることに満足している。FP2では予定していたプログラムを進めた。ロングランは良かったけど、明日の予選までに今夜はまだ分析しなければならない多くのデータがある」

8番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「初日を終えられて良かった。大きなビルドアップで忙しい1週間を過ごしてきたので、金曜日のフリー走行を完了できて嬉しい。FP2では一貫した走りができたし、走るたびに快適さは高まっている。まだ学ぶことは多いし、改善するところもたくさんあるけど、徐々に良くなっている。僕にとっては、マシンに対する理解度を深めることが重要だったし、その点で今日は良いスタートが切れた。明日の予選はおもしろくなりそうだし、楽しみにしいる」

9番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「もちろん、忙しい1日だった。異なるタイヤを試し、セットアップもいろいろと試せたので、いくつかの点ではかなり満足している。1回目のセッションの方が2回目よりも良かった。午後は風が強くなっていたからかもしれない。適切なリファレンスポイントを見い出すことにちょっと苦戦した。エンジニアと話して、そうだと思っているけど、改善すべきところは理解しているし、その方向性で進めていく。あともう1回のセッションがあるので、予選に向けた準備を整えるためにデータ分析で示されたソリューションを試していきた」

10番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「戻ってくることができて嬉しい。ここはいつもドライブするのが楽しいトラックだし、パドックの雰囲気も素晴らしい。ミッドフィールドはかなりタイトだし、そこもスーパーエキサイティングだ。テストで学んだすべてがここで本当にうまく機能している。明日もう少し見い出していくけど、初日としてはかなり満足できる出来だと思う」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー