F1 トロロッソ 本田技研工業 2018年のF1世界選手権 ホンダF1
2018年のF1世界選手権の第2回 F1バルセロナ合同テストが3月6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットで初日を迎え、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが5番手タイムを記録した。

先週とは異なり、今週のF1プレシーズンテストは暖かい気候でスタート。しかし、午後は風が強まり、多くのドライバーがタイムを更新することなくセッションを終えた。

トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録。以降、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とトップ3チームがタイムシートの上位に並んだ。

トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがトップから0.557秒差の5番手タイムを記録。ホンダのF1パワーユニットに問題は発生しなかったが、ブレーキシステムのトラブルによって午後に走行できず54周で走行を終えている。また、マクラーレンは3度の故障に見舞われて全チームで最初の38周で初日を終えている。

1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「良い作業日だったと思う。風によってコンディションはずっと理想的ではなかったけど、それでも僕たちはプログラムをなんとか完了することができた」

2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「今日のコンディションは先週に比べてはるかに良かったし、それについては僕たち全員が本当に満足している。今日は多くの貴重なデータを得ることができた。午前中はミディアムでロングランに集中し、異なるメカニカルセットアップを試した。このような天候ではタイヤも本当に機能してきているし、管理しなければならない問題がいくつかあった。だから、先週よりもタイヤでのチャレンジはいくつかあったけど、少なくともウオームアップはできている。新車についてもっと多くのことを発見していって、異なるセッティングにどう反応するかを学んでいくつもりだ。80周以上できたし、レース距離以上なので、本当に良いマイレージが稼げたね。このクルマはとても信頼性が高いし、クルマを走らせることを本当に楽しんでいる。明日も楽しみにしている」

3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日は良い一日だった。多くの周回を走れたし、とにかくマイレージを稼ぐことが重要だ。終盤にバッテリーに小さな問題が発生して交換しなければならず、少し時間を取られたけど、その後はすべて問題なかった。クルマの感触はいい。もちろん、みんながライバルに比べて僕たちどの位置と考えているかを知りたがるのはわかるけど、正直、オーストラリアに行くまで教えるのは不可能だ。他のみんなが何をやっているかはわからないからね。昨年に比べてこのマシンのどこが改善されているかという点についても、路面が新しくなっていて走り方が変わっているし、タイヤも新しいので、特定のエリアを挙げるのは難しい。それに、最初の一週間は気温などの面が良くなったので、まだすべてを発見している段階だ。でも、速くなっている実感はあるよ!」

4番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「良い一日だった。必要なことはすべてできたし、クルマで十分なマイレージを稼ぐことができたので生産的だった。今日の僕たちにとって最大のチャレンジはこの新しい路面でタイヤを適切に機能させることだった。ミディアムタイヤを機能させるのは難しい。ソフトタイヤの方がウオームアップはいいけど、デグラデーションに苦労した。でも、僕たちは常に学んでいる。この段階で言えることはほとんどないけど、全体として2回目のテストは良いスタートが切れたと思う。僕たちはまだ主に情報を収集しているところなので、セットアップの調整にはあまり取り組んでいない。今後数日でロングランや短い予選スタイルの走行をすれば、クルマのポジションについてもっといいアイデアを得られるだろう」

5番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「今日はパフォーマンス面では、とてもいいテスト結果になったと思う。午後にブレーキシステムに小さな問題が発生してしまい、予想よりも修復に時間がかかってしまったため、思ったよりも周回数を走ることができなかったのが残念だ。でも、それもテストの一環だと思っているよ! 今のところ、上手く進んでいる。マシンも調子がいいし、先週に比べて段々と仕上がってきているので、僕たちはチームとして正しい方向に進んでいると思う」

6番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
「良い一日だった。僕たちは多くの周回を重ねることができた。システムチェックうあインストレーションラップ、空力走行あけではなく、クルマで本格的な作業を開始している。初めてのまともな一日だったと言えるし、天候も少し暖かくなって、シーズンに近いものになっていると思う。まだかなりやることはあるけど、近づいてきてはいる。一日を終えて満足しているし、ポジティブに感じている」

7番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「午前中の自分の走行について話すことはあまりない。49周を走り込んだけど、最初の走行でシャシーにいくつかトラブルがあった。大袈裟なことではないし、少なくとも彼らはかなり迅速に解決していた。明日の午後はそれなりの走行ができることを願っている」

8番手:カルロス・サインツ (ルノー)
「午後に多くのラップを走り込めたし、風があってかなりトリッキーだったけど、クルアの理解はうまく進められたと思う。ただ、セットアップに関してはまだ初期段階だ。先週と比較して今日は初めてまともな走行ができたからね。個人的にクルマのの感触は良いし、それなりの周回数を重ねることができたは素晴らしいことだ。明日の午前中にクルマの異なるエリアに関してクルーと作業するのを楽しみにしている。さらに改善できると確信している」

9番手:セルゲイ・シロトキン (ウィリアムズ)
「今日は暖かい気温だったけど、コンディションはトリッキーだった。素晴らしい一日のように見えたけど、テスト的にはそれほど簡単ではなかった。午前中はいくつか小さな問題があったし理想的ではなかったけど、それでも先週より良かったのは間違いないし、そこから学ぶことができた。データも得られているし、明日の作業に役立つはずだ。今日は理想的ではなかったけど、仕方のないことだ」

10番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「良い走行日だった。いくつか異なるタイヤコンパウンドを試して、新車についてかなり理解を深めることができた。メルボルンまでに僕がクルマに乗れるのはあと一日しかないけど、今日はクルマとセットアップの両方で現状についてかなりの自信を得ることができた。自分たちが望んでいる位置までにはまだ多くの作業が残っているけど、メルボルンに到着する頃には良い状態に仕上がっていることを期待している。全員が異なるプログラムに取り組んでいるし、燃料量も違うので、他のチームと比較して自分たちがどうかを言うのは難しいけど、今年について興奮している。とても面白くなるだろうね。ピレリのコンパウンドはかなりアグレッシブだし、それによって戦略の選択肢がかなり増えているはずだ。それによってエキサイティングなレースになるといいね」

11番手:マーカス・エリクソン (ザウバー)
「全体的に僕たちにとってポジティブな一日だった。多くの周回数を走る込むことができたし、先週に比べて天候もより典型的だった。僕たちはクルマの理解を続けているし、ポテンシャルも見えてきている。まだやるべ作業はたくさんあるけど、正しい方向に進んでいる。3日目にクルマに戻るのを楽しみにしている」

12番手:ストフェル・バンドーン (マクラーレン)
「今日は走行が中断された問題のせいでチャレンジングだった。コース上で何度か止まってしまったし、問題が起きる度に明日に向けてしっかりと準備できるように取り組んできた。このようなトラブルは特に深刻というわけではないけど、修復するには比較的長い時間がかかるものなので、予定していたほどは走れなかった。午後のコンディションは風によってかなりトリッキーだったし、それほど典型的な走行ではなかった。明日は問題が解決されてもっと生産的な一日を過ごせることを願っている」

13番手:ランス・ストロール (ウィリアムズ)
「クルマでいくらかマイレージを稼げたのは良かった。ようやく今年初めてレース距離を走れたし、そこはポジティブだった。全体的なフィーリングやグリップレベルに関しては昨年に比べて前進を果たしていると思う。他と比較して自分たちがどの位置にいるかはわからないけど、昨年のマシンに比べて感触が良くなっているのは確かだ。今のところはとてもいい感じだし、とにかくもっと多くの走行時間、予選シミュレーションやレースシミュレーションに取り組む必要がある。プログラムを終えてメルボルンに向かう頃には好位置につけられると思っている。また全ての部分をもう少し改善できるはずだ。まだこのマシンに試していないことがたくさんある。F1マシンでは多くのセットアップがあるし、すべてを片づけるには2週間かかる。まだやれることはあると思うし、今日はレースシミュレーションをやっていたので、少ない燃料で走っていた先週と比較することはできない。まだ学ばなければならないことはたくさんあるけど、レースシミュレーションに関してはいい位置につけていると思う。でも、バルセロナのこのスムーズな路面ではタイヤのグレイニングがあまりないし、理想的なコンディションではないので、オーストラリアでは非常に異なったもになると思う」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー