F1合同テスト:各ドライバーのベストタイムと使用タイヤ(2日終了時点)

プレシーズンテストが行われているカタロニア・サーキットは、非常に気温が低く、高くて10℃を超える程度。昨年5月にF1スペインGPの予選では26℃、路面温度は44℃のコンディションでソフトタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分19秒149を記録している。
今年、ピレリはハイパーソフトとスーパーハードを追加し、7種類にタイヤコンパウンドのレンジを拡大。全コンパウンドを昨年よりも1段階柔らかくしている。
気温とプレシーズンテストが始まったばかりであることを考えれば、現在のラップタイムは大きな意味はもたないが、新車の走りだしのポテンシャルはイメージできる。
2日終了時点でのトップタイムはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がソフトタイヤで記録した1分19秒673秒。2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手のダニエル・リカルド(レッドブル)が1段階柔らかいミディアムで0.3~0.5秒差というタイムであることを考えれば、上位3チームは非常に拮抗している。
4番手にはマクラーレンのストフェル・バンドーンがいるが、タイヤは最も柔らかいハイパーソフトでのタイム。メルセデスやレッドブルのタイヤより4段階柔らかいコンパウンドであり、単純に各コンパウンド間のタイム差が0.5秒だとすれば2秒近く異なることになる。一方、中団グループではルノーが一歩抜け出している。
今週末は天候が崩れることが予報されており、各チームがパフォーマンスに力を入れるのは来週のテストからになりそうだ。
| ドライバー | チーム | Day | タイヤ | タイム |
|---|---|---|---|---|
| セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | Two | Soft | 1分19秒673 |
| バルテリ・ボッタス | メルセデス | Two | Medium | 1分19秒976 |
| ダニエル・リカルド | レッドブル | One | Medium | 1分20秒179 |
| ストフェル・バンドーン | マクラーレン | Two | Hypersoft | 1分20秒325 |
| マックス・フェルスタッペン | レッドブル | Two | Medium | 1分20秒326 |
| キミ・ライコネン | フェラーリ | One | Soft | 1分20秒506 |
| ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | One | Medium | 1分20秒547 |
| カルロス・サインツ | ルノー | Two | Soft | 1分21秒212 |
| ピエール・ガスリー | トロロッソ | Two | Soft | 1分21秒318 |
| ロバート・クビサ | ウィリアムズ | Two | Soft | 1分21秒495 |
| セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | Two | Soft | 1分21秒822 |
| エステバン・オコン | フォース・インディア | Two | Soft | 1分21秒841 |
| ルイス・ハミルトン | メルセデス | One | Medium | 1秒22秒327 |
| フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | One | Supersoft | 1分22秒354 |
| ブレンドン・ハートレー | トロロッソ | One | Soft | 1分22秒371 |
| ランス・ストロール | ウィリアムズ | One | Soft | 1分22秒452 |
| ロマン・グロージャン | ハース | One | Soft | 1分22秒578 |
| シャルル・ルクレール | ザウバー | Two | Soft | 1分22秒721 |
| ケビン・マグヌッセン | ハース | Two | Soft | 1分22秒727 |
| マーカス・エリクソン | ザウバー | One | Soft | 1分23秒408 |
チーム別周回数
| チーム | 周回数 |
|---|---|
| フェラーリ | 178 |
| メルセデス | 177 |
| トロロッソ | 175 |
| ウィリアムズ | 174 |
| レッドブル | 172 |
| ルノー | 164 |
| ザウバー | 144 |
| フォースインディア | 101 |
| ハース | 91 |
| マクラーレン | 88 |
カテゴリー: F1 / F1ドライバー
