日本グランプリ
2017年のF1世界選手権 第16戦 日本グランプリが6日(金)に鈴鹿サーキットで開幕。初日のフリー走行が行われた。

金曜日の降水確率は80%。午前中のフリー走行1回目は雨も見られたが、なんとか大部分をドライコンディションで実施。しかし、午後は激しい雨が降り、45分のディレイ。各チーム、フルウェットタイヤのセット数に限りがあるため確認程度の走行。6名は走行せず、タイムを出したドライバーはわずか5名だけだった。

1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「僕たちはそれなりの午前中を過ごせたと思う。多くのことにトライしたし、クルマのパフォーを感じられたのは良いことだ。午後は雨が降ると予想されていた。もう少し走りたかったが、このようなコンディションでタイヤを“燃やしたくない”し、適切な量の走行はできないものだ。過去2戦のリザルトは良くはなかったが、クルマは強力だ。僕たちには確信を持つためのあらゆる理由があるし、日曜日には僕たちの実力を示せると確信している。明日の予選が雨になった場合、僕たちは改善しなければならない。前回のウェットコンディションでの予選はモンツァだったけど、良い結果ではなかった。マレーシアではもう少し良かったが、僕たちが教訓を学んでいることを願っている。正しくやれるかは僕たち次第だ。天候がどうであれ、ポテンシャルを示せることを願っている」

2番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「興味深い一日だったし、クルマはマレーシアよりもはるかに良くなっている。FP1にドライでセッションを行えたことを嬉しく思う。FP2は雨が多かったが、マレーシアではウェットでのクルマが良くなかったので、トラックを評価して、クルマのフィーリングを確認することが本当に重要だった。クルマの感触はノーマルに戻ったと感じているし、レースをする準備はできている。ここのファンは本当にスペシャルだ。雨が降ったいてもFP2全体で僕たちが出ていくのを待っていてくれた。走りたかったのはそれも理由のひとつだし、少しだけでも彼らにショーを見せたかった。あまり多くのクルマは走らなかったので、少なくとも彼らが見ることが
できたことを願っている」

3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「ドライの午前中は、セッション終盤に雨になると考えていたので、早めに出て行って、多くの走行を行った。フェラーリはかなり強かったし、メルセデスはいつも土曜日にチュンアップしてくるので、僕たちはまだペースを見つけていなければならない。でも、バランスはかなりいいし、全体的に良い午前中だった。僕たちはストレートでちょっと失っているし、今日はそのすべてがエンジンだとは思わない。ダウンフォースが多かったように思うし、これが僕たちにとって最適なセットアップなのか、コーナーとストレートでもっと良い妥協点を見つけられるかを確認する必要がある。来年は少し変更を加えるべきだと思う。僕たちは金曜日に追加でインターミディエイトを得ることができるけど、エクストリームは得られない。それが僕たちがFP2で走らなかった理由だ。明日も雨が降る可能性は高いので、予選で重要なときのためにタイヤをセーブする必要があるかもしれない。何台か走っていたのは良いことだけど、このようなセションで出来ていくためには全員がにとって追加のエクストリームのセットが必要だと思う。不確実だったり、変わりやすいコンディションでは少しギャンブルをするオプションがあるので、明日何ができるか見てみよう」

4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日は午後に難しいコンディションになることが予想されていたので、僕たちは午前中のセッションに集中した。少し多めに走りはしたが、一般的に他の金曜日と同じプログラムを進めた。全体的に悪くはなかったし、フィーリングはOKだ。午後は何かを学ぼうとはしなかった。タイヤは限られているし、予選がウェットコンディションで行われる場合に備えてフルウェットコンパウンドをセーブしなければならない。多くのラップを走れな方のは残念だが、少なくともいくつかアイデアを得ることはできた。明日に関しては、午前中がどうなるか、そして、一日を通してどうなるか見てみよう。いずれにしろ、僕たちはベストを尽くすつもりだ」

5番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「FP2はあまり走らなかったし、雨のなかで僕たちが走るのを待ってくれていたファンに申し訳なく思う。プラクティス1ではクルマの感触はマレーシアよりも良かったけど、まだクルマをもっと速くするために作業する必要がある。週末の出発点としては1週間前よりもはるかにいい感じだ。ソフトタイヤでの走行は良かったけど、スパーソフトではあまりグリップが得られなかった。なので、僕にとってメインのことはスーパーソフトを理解することだ。実際、ロングランはそれほど悪くはない。明日はもっといい天気になることを願っている」

6番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「午前中は多くのラップを走らなかったけど、すぐにセットアップに満足できていたし、僕たちは競争力があると思う。赤旗によってプログラムが少し妨げられてしまったけど、それでもいくつか良いデータを得ることができたし、最終的には満足している。午後は雨が降るとわかっていたので、僕たちは午前中のプランを変更した。なので、2回目のセッションが流れてしまったことが僕たちのプランには影響を及ぼすことはない。いつものようにメルセデスは強そうだ。フェラーリについてはわからないけど、僕たちは拮抗していると思うし、それはポジティブなことだ。今年、アップデートされたクルマによってトラックが速く感じるのは確かだ。1秒くらい速いかもしれないし、このようなサーキットでは予想してきたことだ。日曜日にもっと暖かいコンディションになれば僕たちの助けになるだろうし、今のところ予選はドライになりそうなので、明日は改善に取り組むことができるだろう。雨が降っているときはトラックに多くの川が見えたので、僕たちはそのようなコンディションで走るリクスを冒すことに価値はないと考えた。去年はとても良いレースだった。かなり楽しかったし、表彰台で終えることができたので、今週の日曜日にはもっと結果を出せることを期待している」

7番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「午前中のセッションはうまくいったし、後半に雨が降ると予想していたので、多くの作業を行った。FP2ではコンディションを経験するために出て行った。クルマは強力だったし、明日また雨になっても心配はしていない。ドライでもウェットでも僕たちのクルマはバランスがとれているし、競争力があるはずだ。ドライでのクルマは僕たちが望んでいる位置からそれほどかけ離れてはいない。マレーシアでのクルマの感覚と似ているし、それは良い兆候だ。セットアップ調整に取り組む時間があまりなかったけど、フィーリングはいいし、今夜どこに集中すべきかはわかっている」

8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「FP1は良かった。午後に雨が降る恐れがあったので、FP1は真剣なセッションだったし、僕たちはかなり多くの走行を行い、望んでいたテストを実施した。全ての感触はOKだったし、バランスも良かったのでそれほど不満はなかった。午後のセッションについてはあまり言えることはな。かなりウェットだったし、明日も雨になるかもしれないのでタイヤを節約したかった」

9番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「FP1は堅実なセッションだった。だいたい望んでいたすべてを行うことができた。雨が降る前にもう少し燃料を積んだ状態でロングランができればよかったけど、いずれにしろクルマがどれくらい速いかは確認できた。今のところ、クルマはOKだし、その傾向を維持する必要がある。僕たちは改善し続けて、道を見失わないようにする必要がある。天候が多くを決めるかもしれない。FP2とFP3の間にどうなるか見てみるつもりだ。クルマをもっと良くするためのアイデアをいくつか掴めたと思う」

10番手:ストフェル・バンドーン (マクラーレン・ホンダ)
「今のところ、土日の展開を予想するのは、かなり難しい状況だ。特に、今日は走行時間が非常に制限されたので、なおさらだ。FP1ではトラブルもなく、比較的いつも通りのセッションとなった。ただFP2では、雨の中、インスタレーションラップを1周走行するだけにとどまった。明日は天候がキーとなる。日曜日のレースはドライコンディションが予想されているので、明日の予選は非常に重要だ。気象レーダーを見る限り、明日の天気はまだ少し予測しづらいものの、予選はドライコンディションになる可能性が高いようだ。ここでは、マシンに対していい感触を得ている。鈴鹿の高速サーキットは、マシンの向きが何度も変わるコースだ。特に、今年のマシンはダウンフォースとタイヤの幅が増したので、第1セクターでのパフォーマンスはとてもすばらしく、非常にエキサイティングなドライブとなる。なにが起ころうと、今週末はマシンの実力を最大限に引き出すつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1日本GP