F1
2017年 F1世界選手権 第10戦 イギリスGPの決勝が16日(日)にシルバーストーン・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)優勝した。

優勝はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン。スタートからレースを支配し、トップを譲ることなくチェッカー。自身36回目のポール・トゥ・ウィンで今季4勝目をあげた。イギリスGP4連覇となり、ジム・クラーク、アラン・プロストの勝利数に並んだ。

2位にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2フィニッシュ。3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。4位にはマックス・フェルスタッペン、5位にはダニエル・リカルドとレッドブル勢。リカルドは最後列19番グリッドからの入賞となった。

レース終了間際には上位を走行していたフェラーリ勢の左フロントタイヤに相次いでトラブルが発生。ライコネンは3位にとどまったものの、タイヤが完全にパンクしたセバスチャン・ベッテルは7位でレースをフィニッシュした。

優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)

「本当に幸せだ・・・僕にとってここでの一番素晴らしい勝利になるに違いない。この勝利を狙っていた。レースに向けて、僕のレースへの準備について多くの人に疑問を持たれていたし、かなり多くの否定的な意見があった。でも、今週末は僕のなかで最も強い週末のひとつだった。堅実なスタートが切って、その後もクルマとバランスを管理できたし、チームのメンバーは素晴らしいピットストップを成し遂げてくれた。現時点ではひとつのミスも見当たらない。今週末、チームは素晴らしい仕事をしたし、今日はバルテリも素晴らしい走りをしていた。彼のことを誇りに思う。チームに彼がいるのは素晴らしいことだ。フェラーリが見舞われたトラブルを見て驚いた。デブリなどは見えなかったからね。今週末、セバスチャンとの差を1ポイントまで縮められるなんて予想もしていなかった。今回の結果によってチャンピオンシップの可能性は大きく開けた。それに次は僕がいつも好調だったハンガリーだ。ターン7を走るたびに全ラップで応援してくれるファンが目に入った。2008年のここでの初優勝のことが頭をよぎった。ここには素晴らしいサポーターがいた。観客だけでなく、ガレージにもね。ここには弟や親戚、家族も来てくれた。ガンと闘うミハエルという驚くべき子も南アフリカから来てくれた。彼に会えて本当に嬉しかった。そして、ビリー・モンガーもね。彼は本当に大きなインスピレーションを与えてくれる」

2位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)

「なんというレースだ! シーズン2度目の1-2を達成できて、チームとして本当に幸せだ。もちろん、勝ちたかったけど、それでも間違いなくこれまでで最高のレースのひとつだったし、満足している。何度もかなり厳しいバトルをしなければならなかったけど、良いポジションで終えることができた。予想していたよりもソフトでの第1スティントを長く走ることができたし、タイヤは本当に良かった。最終スティントではチームからタイヤを労わるように言われていた。タチームにいくつか故障が見られていたからね。でも、僕にとってはまったく問題なかった。シーズンの折り返し地点だし、もちろん、もっと悪い展開になっていた可能性はあった。まだチームとの初年度だけど、僕はまだチャンピオンシップを争っている。今日、僕たちはチームとして本当に素晴らしい仕事をした。レースのスタート直後から戦略は本当にうまく機能していた。僕たちにとっては完璧なレースだったし、1-2はご褒美だ。チームはこの結果に本当に相応しい。最後、キミのパンクで2位を獲得できたのはラッキーだったけど、それがレースだし、今日は運が僕たちに微笑んでくれた」

3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)

「終了間際の数周まではそれほど悪くないレースだった。突然、問題に見舞われて、何の前触れもなく左フロントタイヤが壊れた。タイヤの空気は抜けなかったけど、ラバーが壊れて、はがれてしまった。問題がなければ2位を確保できていたので残念だ。僕たちはもっと良い結果に相応しかった。僕たちはクルマにいくつか変更を施しているし、フィーリングは改善したように思う。そのようなときは、自信を持ってプッシュできる。今後のレースでも同じようなストーリーになることを願っている。でも、今日は直接のライバルに対してちょっとスピードが不足していた。やれることはやったけど、このような場所でメルセデスに匹敵するためにやらなければならない仕事があるのは明らかだ。もちろん、ここは僕たちの最も得意とするタイプのサーキットではない。次のレースがどうなるか興味深いし、ハンガロリンクのトラックは僕たちのクルマにもっと適しているはずだ」

4位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)

「ポジティブな一日だったし、レースを完走して、またポイントを獲得することができて嬉しい。最後はセブのパンクがあってちょっとラッキーだったし、僕の後ろに十分なスペースがあるのがわかったので安全のためにピットインした。左フロントの感触はあまり良くなかったし、フェラーリに起こったことを目にして、僕たちは安全策をとった。最後にキミがピットに入ったのを見ていたら、彼の前に出るためにステイアウトしていたかもしれないけど、僕たちは確実にフィニッシュするために予防措置としてピットインした。ここは速い右コーナーが多いので、それが左フロントを酷使するし、後半に問題が発生するかもしれないことはわかっていた。序盤は僕の方がセブよりかなり遅いことをわかっていたので、前にとどまるためにベストをとにかく尽くしたし、楽しかった。それが僕にできる唯一のことだったし、幸いにも彼はコース上では僕を抜くことができなかった。その小さなバトルの後はちょっと孤独なレースになった。僕たちのペースはかなり良かったし、レース中はクルマを競争的に感じていた。予選よりも感触は良かったし、これから昨日苦しんだ理由を理解する必要がある。4位は良い結果だ。予想していたよりも1つ良い順位かもしれない。それは常に嬉しいことだ。ハンガリーではいくつかアップグレードが入るし、トップ2チームと争うために前進できることを願っている」

5位:ダニエル・リカルド (レッドブル)

「テレビにたくさん映っていることを願っているよ。とにかくレース全体でオーバーテイクをしていように感じるし、ファンが楽しんでくれたことを願っている。序盤に多くのポジションを上げることができた。そのあとちょっと欲が出てコースオフしてしまい、また後方に下がってしまった。フィールドを切り抜けて挽回していくのは本当に楽しかったし、全てを出し尽くした。残り数周でヒュルケンベルグを捕え、そのあとセブに問題が発生して、5位が手渡された。セバスチャンにお礼を言わなきゃね。ここ数戦の日曜日の自分の出来には本当に満足している。今日も強かったし、最後列から5位を獲得できた。これ以上は求められないね。先週は狩られる側がったけど、今週はハンターだった。このスポーツが大好きだし、今日は本当に楽しむことができた。楽しさという点では今回のレースは10点満点だね。この6戦では日曜日にハニー・バンジャー(ミツノワグマ)が現れたと言っていいと思うし、本当に楽しかった」

6位:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)

「今日のレーシリザルトにはとても満足している。チームにとって6位は大成功だ。僕たちは予選で良いラップを決めることができたし、それをレースでも成し遂げることができた。僕たちには力強いペースがあったし、フォース・インディアの2台を抑えられたことは本当にポジティブだ。最後は特にストレートで少しパワーが失われていて、ダニエルに簡単に抜かれてしまったけど、セブに問題が発生してポジションを取り戻すことができた。全体的に非常にポジティブな結果だ。新しいアップグレードは本当にうまく機能しているし、クルマをプッシュすることができた。チームのために本当に嬉しい」

7位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)

「難しいレースだった。グリッドに着いたらブレーキから火が出た。スタートでグリップが得られなかったのはそれが原因だと思う。あまりに熱くなっていた。最後に左フロントタイヤに問題が発生した後の数周は、クルマを戻して、ポイントを挽回するために頑張った。今日は序盤にマックスの後ろで身動きが取れなくなってしまい難しかったけど、僕は彼と僕の間に起こったことを判断する立場の人間ではない。ソフトタイヤだったことを考えれば、その後のペースは良かったと思う。バルテリはスーパーソフトを履いていたので、彼が強いのは明らかだった。今日は素晴らしい一日ではなかったけど、ハンガリーの違うトラックではどうなるか見てみるつもりだ」

8位:エステバン・オコン (フォース・インディア)

「最高のスタートが切れた。四輪駆動のように感じたよ。いくつか順位を上げることができたけど、1周目の最後にヒュルケンベルグにやられてしまった。その後は大部分をチームメイトと良いバトルに費やした。チームは僕たちにレースをさせてくれた。カナダと同じようにね。セルジオは速かったし、プレッシャーをかけてきたけど、前にとどまることができた。また2台揃ってポイントを獲得することができてとても満足している。今年の僕たちの強みは一貫性だ。全てのトラックで良いスピードがあるし、ポイントを獲得している。シーズン後半もこれを維持していく必要がある」

9位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)

「難しいレースだったし、本来のペースを示することができなかったと感じている。もっと高い順位でフィニッシュできたはずだ。それでも、最終的に僕たちは2台揃ってポイントを獲得することができた。スタートが良くなかったし、それで残りのレースに妥協を強いられてしまった。そこから挽回することができなかった。シルバーストーンがオーバーテイクが最も難しいトラックのひとつだし、ずっとエステバンのDRS圏内でレースをしていたけど、彼を抜くための本格的な機会を訪れなかった。先行のクルマにかなり近づいていたことでタイヤがダメージを負ってしまったし、多くのダウンフォースが犠牲になってしまったので、僕にやれることはなかった。レースを振り返って、違ったことができたかもしれないと考えてしまうものだけど、レース後にそういうことを言うのは簡単なことだ。僕たちはシーズの折り返し地点を迎えた。僕たちのパフォーマスについてはとてもポジティブに感じている。僕たちはチームとして本当にうまくやっているし、次のレース、そして、夏休み後も本来のレベルに戻れることを願っている」

10位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)

「14番手スタートからとても良いスタートとオープニングラップを走って10位でフィニッシュできたのでレースにはもちろん満足している。レースの最も難しかった部分は間違いなく終盤のフォース・インディア勢のオーバーテイクだった。僕の方が速かったけど、オーバーテイクをするチャンスを得るには十分に速くなかったかもしれない。昨日の予選はまだ不満に思っている。このようなポジションからのスタートは本来よりもはるかに難しい状況だし、今日はもっと多くのポイントを争えたかもしれない。残念ながら、14番手スタートではそれは叶わなかった。でも、自分のレースには満足している。次のレースではもっと良いスターティングポジションを得られるようにする必要がある」

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カテゴリー: F1ドライバー | F1イギリスGP