F1 バーレーンGP 決勝:トップ10ドライバーコメント
2017年 フォーミュラ1 第3戦 バーレーンGPの決勝レースが16日(日)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。
優勝はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番グリッドからスタートし、1コーナーで2番手に浮上したベッテルは、メルセデスより早めのタイヤ交換に踏み切り、不運なタイミングでのセーフティカーにも間一髪でトップを守り、今季2勝目をあげてランキングの単独首位に浮上した。
2位にはルイス・ハミルトン、3位にはバルテリ・ボッタスとメルセデスがダブル表彰台を獲得。
レッドブルはマックス・フェルスタッペンがブレーキ故障によりリタイア。ダニエル・リカルドが5位でフィニッシュ。ロマン・グロージャン(ハース)とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)は今季初ポイント。フォース・インディアは3戦連続ダブル入賞となった。
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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1バーレーンGP
優勝はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番グリッドからスタートし、1コーナーで2番手に浮上したベッテルは、メルセデスより早めのタイヤ交換に踏み切り、不運なタイミングでのセーフティカーにも間一髪でトップを守り、今季2勝目をあげてランキングの単独首位に浮上した。
2位にはルイス・ハミルトン、3位にはバルテリ・ボッタスとメルセデスがダブル表彰台を獲得。
レッドブルはマックス・フェルスタッペンがブレーキ故障によりリタイア。ダニエル・リカルドが5位でフィニッシュ。ロマン・グロージャン(ハース)とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)は今季初ポイント。フォース・インディアは3戦連続ダブル入賞となった。
優勝:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「チームのみんなのおかげによる素晴らしい結果だ! スタートで2番手に上がることが重要だったし、なんとかそうすることができた。それに僕たちは戦略もすべてうまくやることができた。僕たちは早めにピットインする決断をしたけど、その作戦が功を奏した。終盤はなんとかルイスとのギャップを管理しようと頑張った。彼が追撃してくると思っていたし、もちろん、前の全てのトラフィックも心配だった。でも、最終的にすべてがOKだった。今日のクルマはドライブしていて夢のようだった。序盤から今日は勝てるスピードがあると感じていた。昨日もすでにフィーリングは良かったし、今日はそれを立証できた。ピットに戻るラップは花火が上がってとてもスウィートだったし、それを本当に味わうことができた。今夜はこの瞬間を楽しむけど、明日は仕事に戻る。気持ちに変化はない。チャンピオンになるためにはまずメルセデスを倒さなければならないし、レース毎にやっつけていくつもりだ」2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「チャレンジンな週末だった。レースのスタートは問題なかったけど、セバスチャンが僕のブラインドになる場所にいて、彼がどこにいるかわからなかった。そこでポジションを失ってしまった。あとに続いて走るのは本当に厳しかったけど、僕たちは全体的に似たようなペースだった。セーフティカー中に判断ミスをしてしまった。僕のミスだし、チームに謝りたい。第2スティントと最終スティントは良いペースがあったし、正直、セバスチャンを捕えられると思っていた。でも、5秒ペナルティによって2倍厳しくなってしまった。最終スティントをソフトで行くと選択は正しかったと思う。まだ先は長かったのでベストな判断だったと思っている。僕たちのスタッフはここまでのシーズンずっと良い判断をしてきた。ミスを挽回するためにベストを尽くしたけど、十分ではなかった。それでも僕たちは多くのポイントを獲得できた」3位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「良い一日ではなかった。スタートでタイヤ圧に問題を抱えていた。なんでそうなったのかはわからないけど、第1スティントでそれを感じていたし、2周目という早い段階でスライドしていた。ペースも良くなかったし、セバスチャンから本当にプレッシャーをかけられていた。第1スティントを延ばそうとしたけど、ペースを維持することができなかった。第2スティントは良かったけど、まだオーバーステアに苦しんでいたし、最終スティントではリアエンドを働かせることができなかった。セーフティカー中の1回目のピットストップで問題があってタイムを失ってしまった。たぶん、それがなければ僕が前にいただろうけど、チームが問題を調査してくれることはわかっている。リスタート後はセバスチャンと良いレースができたけど、残念ながら、それは短い期間だけだった。ここまで望んでいたリザルトを残せていないけど、ソチでは力強い週末を目指す」4位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「ある意味では今週末は多くの良いことが起こったけど、それでも結果は期待外れだ。クルマはかなりうまく機能していたし、正直、そうなると予想していた。今日はスタートが悪かったし、それによって最初の2つのコーナーは本当に酷かった。その後は立て直すことができたし、かなり早くにマッサを抜くことができた。そして、ピットストップをしたけど、セーフティカーは不運だった。全体的なフィーリングは良かったし、僕は速かったけど、スタートでのタイムロスが響いた。自分たちを難しいポジションに置いてしまった。僕たちは完全に正しいことをしていたと感じているし、全体の動きのなかではほぼ望んでいた場所にいるけど、まだいくつかのことを調整する必要がある。ラップをまとめることが重要だ。僕たちはもっと上位でスタートする必要があるし、それができればレースはずっと楽になる。セブとチーム全体のために嬉しく思う」5位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「僕にとって二等分のレースだった。レース序盤は本気で勝つチャンスがあると思っていた。そのスティントはとても競争的だったし、バルテリは苦しんでいた。僕は先頭集団の一番後ろを走っていて、前の人たちを見ることができた。彼らはスライドしていたし、彼らの方が苦戦しているようだった、僕はかなり楽にその位置にとどまっていたし、タイヤを労わっていた。その時点では今日はポディウムだけでなく、優勝も狙えるって思っていた。セーフティカーにも助けられて3番手にジャンプアップしたけど、タイヤがあまり良くなくて、大きく後退してしまった。自分たちのペースや周りの混乱が落ち着いた後もフロントとリアのグリップにずっと苦しんでいた。今日はどうしてもあのタイヤを使いこなすことができなかった」6位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「素晴らしい一日だった。パーフェクトなスタートを切って、素晴らしいレースをすることができた。1周目は本当に最高だった。ニュルケンベルグを抜いて、4コーナーでキミを抜くことができた。うまくタイヤを機能させ続けることができたし、セーフティカー後にはダニエルを抜くことができたのも素晴らしかった。しばらくすると、彼らはタイヤからペースを引き出すようになり、僕たちの前に躍り出た。でも、正直、今日僕がフィニッシュしたポジションは勝利のようなものだし、チーム全体にとって重要な結果だ。今日はフランクの誕生日だ。彼には優勝が似合っているけど、それに近い結果だと思う。きっと彼も喜んでくれているだろうし、チームを誇りに思ってくれているはずだ」7位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日はチームをとても誇りに思う。18番手からスタートして7位でフィニッシュするなんて素晴らしリカバリーだし、今夜はとてもハッピーに過ごせる。また、これで13戦連続でのポイント獲得というのも素晴らしい業績だ。レースで1周目が重要だった。ポジションを5つ上げてラップの終わりには13番手に浮上していた。第1スティントはタイヤがかなり長く持ってくれた。できるだけ長くステイアウトしていると、ちょうどピットスポットが日うようなタイミングでセーフティカーが入ってくれた。僕たちは全てのチャンスを最大限に生かしたと思うし、エンジニアやメカニックといったチーム全体が完璧なレースをするために各々の役割を果たした。僕たちは予選が悪くても、日曜日に決して諦めず、巻き返せることをもう一度証明した。まだ改善できるエリアがあるのは分かっているし、このクルマはもっと速くなる。でも、今はシーズンの第3戦で2台揃ってポイントが獲れていることを嬉しく思う」8位:ロマン・グロージャン (ハース)
「かなり良いレースだった。まずまずのスタートが切れたし、第1スティントはかなり良かった。でも、ルノーについていくのは大変だった。セーフティカーは不運だった。僕たちは直前にピットストップを終えていたらね。(セルジオ)ペレスが出てくるのが見て『彼は10秒遅れだったのにどうやって僕の前に出たんだ?』と思ったよ。彼はセーフティカーで12秒のゲインを得たし、それによってポジションが犠牲になった。リスタートではトップスピードに苦労した。でも、最終的には正しい戦略判断ができたし、何度か最高のオーバーテイクをしてラップをプッシュすることができた。それで8位を獲得することができた。ここでポイントを獲れたのは価値があることだ」9位:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「今シーズン初ポイントを獲得できて嬉しい。クルマのペースを考えれば、良いレースができたと思う。そのために本当に頑張ったし、僕たちの戦略では2ポイントが精いっぱいだった。僕たちは予選ではずっといいけど、57周のレースでは改善の必要なエリアが浮き彫りになった。幸い、僕は火曜日にここでテストに参加するので、僕たちには進歩を果たす素晴らしいチャンスがある。僕がクルマに乗るときにはいくつかのアップデートを評価することになっているので、ソチではレースペースが大きく改善することを願っている」10位:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「今日もポイントが獲れて良かったけど、僕にとってはセーフティカーのタイミングが助けにならなかったし、3つくらいポジションを失ったと思う。チームは全てっを正しくやってくれたけど、1回目のピットストップを終えた直後にセーフティカーが出てしまったのは残念だ。運がなかった。それ以外は本当に楽しいレースだったし、全力で戦った。スタートはとても良く、最初の数コーナーで4つポジションを稼いだのは本当に楽しかった。レースコンディションで僕たちのクルマが強いことを再び見せられたと思う。おそらく予選よりもレースの方がいいし、ポイントを獲れいるのは日曜だけなのでそれは重要なことだ。シーズン前に僕はすべてのレースでポイントを獲得することを目標にしていたし、ここまでの3戦全てでポイントを獲得できていることには満足しているけど、僕たちにはもっと多くのポイントを稼ぐことポテンシャルがあることはわかっている。チームとしては良い仕事ができているし、今後数戦ではさらに多くを引き出せると思う」関連:【動画】 F1 バーレーンGP 決勝レース ハイライト
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