F1 アブダビGP 決勝:ドライバーコメント
2015 FORMULA 1 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX
優勝:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「僕にとってはパーフェクトなシーズンのエンディングだ。タフな1年の終わりに待ち望んでいたものだ。6戦連続のポールと3戦連続の勝利だなんて素晴らしい。シーズンの終わりにパフォーマンスを見つけられてとても嬉しい。それに、去年、僕のキャリアで一番厳しい瞬間を味わったこのトラックと和解できたことにもほっとしている。今日はパーフェクトなレースだった。スタート、ピットストップ、タイヤマネジメント、すべてが良かったし、完全にコントロールできた。この驚くべきシルバーアローを与えてくれたチームに心から感謝したい。ファクトリーの人たちも、トラックにいる人たちも、この一年間素晴らしい仕事をしてくれた。明日から2016年シーズンを始めたいくらいだ。不可能なのは分かっているけどね。不思議なことに、僕は今本当に楽しい。でも、もう来年についてどこを変えて、自分がどうしたら向上できるかを考えている。これからみんな、今までの努力にふさわしい休暇を家族と過ごす。僕も妻とかわいい娘と一緒に過ごすのを楽しみにしている」
2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「とても難しいレースだった。ニコの後ろにいた最初のスティントで僕のタイヤは完全に終わっていた。第2スティントは良かったけど、最後の戦略はどういうことだったのかよくわからない。シーズン開幕時のように力強いフィニッシュをすることはできなかった。でも、素晴らしい一年だった。チームは注目に値する仕事をやってのけた。ファクトリーのみんなにとても感謝している。彼らがいなかったら、僕は今ワールドチャンピオンとしてここに立っていない。もっと強くなって、自分を鍛えて、2016年は最初からトップに立てるようにこの冬を過ごしていきたい」
3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「クリーンな良い週末だった。クルマのハンドリングは良かったし、トラブルもなかった。レースでもスピードには満足だったし、すべてがスムーズだった。ただ、ピットストップでちょっとした遅れがあったので、本格的にメルセデスにチャレンジすることはできなかった。今日はもっと近づけたと思う。でも、ここでの3位がまずまずの結果だ。いつだって勝利にチャレンジしたいというのが本音だけだね。去年の僕たちの位置を考えれば、チームは本当によく頑張った。今年のクルマはずっと満足できるものだったし、結果も良くなっている。来年は新たなチャレンジと新たなマシンが待っている。僕たちがやるべきことは、今年と同じように一貫して改善を続け、チームが一丸となって努力を続けることだ。そうすれば、今年の進歩を継続できる。来年がどうなるかなんて誰にもわからないし、予想を始めるには早すぎる。自分たちのベストを尽くし、他の人たちの様子を見るだけだ。答えを教えてくれるのは時間だけだ」
4位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「もちろん、もう一度表彰台に上りたかったけど、今日の結果はチームとしてベストだったと思う。序盤にかなりタイムを失ってしまったので、最後まで追いつくのに必死だった。ペースは良かった。特に最初と最後のスティントが良かったね。クルマも良かったし、オーバーテイクも何度か決めらことができた。とても満足している。楽しかった。キミと僕はまったく異なるタイヤ戦略を採っていたので、どこかで出くわすだろうとわかっていた。キミが十分に近づいてきたらメルセデスを追いかけられるように道を譲るのは当然のことだ。残念ながら、それに十分な形にはならなかったけど、彼の邪魔はしたくなかった。今シーズンには満足していいと思う。もちろん、メルセデスに追いつくというラストステップが一番ハードだど、ほんの1年前に僕たちがいた場所を考えれば今年は奇跡のシーズンだったと思う。一年でこんなに改善してきたチームは見たことがない。ガレージのみんなが笑顔に包まれている。来年に向けてさらに笑顔を増やしたい。今のこの時を過ごすために、このチームに加われたことをとても嬉しく思っている。こんな風にしてフェラーリの初年度を過ごせるてとても嬉しい。この先もっとたくさん良いことが待っていることを願っている」
5位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「力強いパフォーマンスでシーズンを終えられた素晴らしい気分だし、今週末のすべてにとても満足している。予選とレースの両方でね。今日、僕たちはベッテルを倒すために懸命にプッシュしたけど、彼はスーパーソフトであまりにペースが良かったし、彼を後ろに留めておくのは不可能だった。残りのレースは大きなドラマもなく、ストレートなものだった。一人でタイヤを労わっていたからね。4位を走っていたとき、ベッテルのピットウィンドウ内に留まるために懸命にプッシュしたことでタイヤの多くを使ってしまったし、それによってレース終盤にリカルドに近づかれた。幸い、彼を退けるためのものは十分に残っていたけどね。シーズン全体を振り返れば、僕のF1でのベストイヤーだったし、チームにとって最も成功した一年だった。来シーズンにむけて多くのポテンシャルがあるし、僕たちはさらに高い位置を目指していく」
6位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「トップ5に入れたらもっと良かったけど、セブ(ベッテル)を抑えることができなかった。もっと後半にパスされるものだと考えていた。1周くらい彼を抑えていたけど、スーパーソフトの彼はあまりにも速すぎた。ペレスを捕えようとしたけど、十分に近づくことができなかった。スタートはヒュルケンベルグの隙をうかがって飛び込んだのが成果を挙げた。そのあたりは楽しかった。もうちょっとバトルがしたかったけど、間隔が開いてしまっていた。このサーキットはバトルが面白い。特に僕はビッグブレーキングのゾーンに自信を持っているからね。クルマから最大限を引き出せたと思うし、シーズンを良い形で終われたと思う。数戦前に比べればハッピーな気分で終われる。今週末の僕たちは6位より良かったと思うけど、僕は満足だ。できれば来週もレースをしたいくらいだ。でも、シーズンが終わって喜んでいる部分もある。来年はきっと良くなる。シャシーに良い感触と自信を持ってシーズンを終えることができた。今シーズンはチームとしての僕たちを強くしてくれた。もっと良い年を目指してこの人たちと前進できることを嬉しく思っている」
7位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「レースはちょっと苦労したときもあったし、厳しい仕事を抱えていた。スタートはかなり良かった。全員がインサイドに行ったので、僕はアウトサイドに突っ込んだ。勇敢な動きだったし、いくつか順位を上げることができた。でも、アンダーステアが多くて、クルマをターンインさせるのが難しかった。特に多くのタイトコーナーがあるトラックだし、最初の2つのスティントでは苦しんだ。レースの最終パートはちょっと良くなったし、リズムを掴むことができた。それはポジションをキープするために重要だった。タフなレースだったし、7位を獲得できたのは本当に良い結果だ。チームにとって良いシーズンだったし、冬の数カ月間でこれを基にして進めていきたい。個人的にはベストな一年ではなかったけど、起こったことから学び、強くなって戻ってくるための機会を得ることができた。すでに2016年を楽しみにしているし、シーズン開幕戦からコンペティティブでいられるように懸命に作業していく」
8位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「とてもタフなレースだったけど、非常に似たようなペースのクルマをオーバーテイクしようとしたことを除けば、あまり多くのことは起こらなかった。望んだよなペースはなかったし、過去数レースではそのつけが回ってきた。シーズンを終える乏しいカタチだけど、2016年に強くなって戻るための良い動機になる。スタッフは懸命に仕事をしているし、冬の間に改善できることを願っている」
9位:ロマン・グロージャン (ロータス)
「僕にとって感情的な旅だったし、チームとの最後のレースでエンストンのみんなに報いることができて本当に嬉しい。ずっとプッシュしなければならなかったし、クルマには管理しなければならないことがたくさんあって、必ずしも順風満帆ではなかった。ピットウォールからの指示は素晴らしかったし、ピットストップはファンタスティックだった。このチームにはたくさんの借りがあるし、僕にとって本当に家族のように感じている。将来いつか戻ってきたいと思っている。僕のキャリアで最高のシーズンだった」
10位:ダニール・クビアト (レッドブル)
「何とかフィニッシュできて良かったよ。レース前半のペースは良かったし、中盤まではとても良いレースができていたんだ。マッサをコントロールしながらヒュルケンベルグにアタックしていた。でも、電気系の問題が起きてしまい、ある意味で戦いを放棄しなければならなかった。それからはストレートでタイムを失い続けた。ほぼ毎周、問題の対処が必要な状態だったし、その状況下では最善を尽くしたと思う。満足している。これからは2016年に集中していく。冬の間に少しでも進歩できることを願っている」
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