F1 スペインGP 予選:ドライバーコメント
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPAÑA PIRELLI 2014
1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
ポールポジションを獲れて感激している。昨日がとてもうまくいっていたけど、今日はかなりタフな1日だった。金曜は本当に満足していたし、昨夜の変更はほんの少し、最小限の微調整だけにとどめた。それなのに今日は路面コンディションが変わって本当に大変だった。FP3と予選Q1とQ2はニコがすごく強かったので、Q3でクルマのハンドリングの改善するためにデファレンシャルを少しだけ調整した。最後のアタックでポールを取るためには、クルマと僕自身からすべてを搾り出す必要があったので、それができてすごく嬉しい。チームのハードワークと今週末の僕らが達成した開発ステップは大きな後押しになっている。今までこのようなパフォーマンスレベルは経験したことがない。僕はまだこのサーキットで勝ったことがない。勝てたら最高だ。バルセロナでは毎年のように僕への声援が大きくなっているし、ここスペインには驚くべきファンがいる。明日は勝利のために全力を尽くすよ」
2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「今日はずっといい感触だったし、予選は楽しめた。最後のラップは良かったけど、Q3ではルイスの方がいい仕事をした。2番手スタートはちょっと不利だけど、ここは1コーナーまでのストレートがとても長いので、明日はルイスよりいいスタートを決めて、彼をオーバーテイクしたい。レースは長いし、タイヤデグラデーションが鍵となる。アドバンテージを得るチャンスがどこかにあるかもしれない。明日を楽しみにしているし、この驚異的なシルバーアローのアドバンテージを生かせるように最善を尽くして、チャンピオンシップでのリードを広げたい」
3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「メルセデスのことをそれほど気にしなければ、自分の出来には満足している。今日はかなり良かったと思うし、ラップにもそれほどがっかりしていない。今日はこれ以上うまくやれたとは思わないし、ベストは尽くせていると思う。でも、今は3番手とか4番手のあたりをうろついているし、銀色のマシンとのギャップを縮めたいね! セブのことは残念だ。かなり厳しい週末になっている。2人揃って競う方がいい。明日に向けては3番手から全力を尽くしていく。メルセデスが今日のようなペースを維持すれば、現実的に考えて僕たちは追いつけないだろうから、優勝ではないにせよ3位になれたら十分満足できると思う」
4位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「ここまではかなりタフな週末だった。多くの信頼を構築しなければならなかったけど、重要なときに全てをまとめることができたし、良いラップを刻むことができた。僕たちはFP3からセットアップ変更を施した。それらはうまく機能したけど、レースではもっと成功する見込みがある。ここはオーバーテイクが難しいので、予選が重要だ。メルセデスの後ろは接戦のレースになりそうだし、明日を本当に楽しみにしている」
5位:ロマン・グロージャン (ロータス)
「3列目のグリッドを確保できたことは、チームの全員にとって本当にポジティブなことだだ。僕たちが期待していたポジションだし、確実にまだ力はある。面白いレースになるだろう。このトラックはオーバーテイクが難しいので、第1スティントはできるだけタイヤを温存するようにして、どれだけ行けるかを確かめたい。明日どんな結果を残せるかはまだわからないけど、ついにポイントを獲得できるチャンスだというのは言うまでもない」
6位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「6番手には満足できない。僕たちはトップでのバトルを望んでいるからね。でも、前回のレースと比べれば、いくつかの問題を解決できているし、クルマから得られる感覚は改善している。昨日はロングランがうまくいっていたし、全体として僕たちは良い仕事をしている。でも、まだ期待するような速さには達していないし、やらなければならないことはたくさんある。明日の目標は良いスタートを切って、ノーマルなレースをすることだ。もちろん、良い戦略も必要だし、タイヤマネジメントにも気をつけなければならない。簡単ではないだろうけど、僕たちは戦うつもりだ」
7位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「良い予選セッションではなかった。でも、今回の難しい週末に関して言えば、結果はだいたい予想していたものだった。特にグリップは僕たちだけでなく、全チームにとって難しかったはずだ。もちろん、もっと上位からスタートしたかったけど、今日はしょうがない。僕たちには速さが足りなかったし、とにかく今は明日のことを考えて、できるだけ多くのポイントを獲得するためにもポジションを上げられるようにしていかなければならない。ここに持ち込んだアップデートは機能しているものもあるし、さらなるテストが必要なものもある。中国と比べれば確実に改善している。でも、リアにいくつか問題を抱えてる。セットアップをかなり変更したんだけどね。キミは本当にうまくやったと思うし、2台のフェラーリが上位でフィニッシュできることを願っている。とにかく明日に向けて最適な戦略を練って、良いスタートを決めなければならない。でも、何よりも今回のレースは高い集中レベルが求められるので、ミスは一切許されない」
8位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日は誰にとってもかなりタフだったと思う。路面はグリップがあまりなく、どのセッションも機能するマシンバランスを見いだそうと一所懸命取り組んだ。ほぼ行けるところまで来ているけど、最後の走行ではアンダーステアがひどかった。でも、悪くはなかった。セットアップを煮詰めることができれば、もう少しタイムを見い出せたかもしれない。それでも大きな違いにはならなかっただろう。明日のレースではスライドが激しそうだ。レースに向けてオプションタイヤのセットをセーブできているので、まだ戦略をどうするかははっきりしていないけど、戦略に余裕をもたせる意味では良いことだと思う。まだ自分たちが望む場所にはたどり着けていないけど、今週末は明らかに改善の兆しを見せている」
9位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日の自分のラップには失望している。ブレーキング後のターン10でリアのコントールを失った。それはクルマには関係ないことだし、自分のミスだ。セッションの残りは本当にうまくやれていたし、本当に重要なときに自分がそれをできなかったことが悩ましい。明日は長いレースだし、クルマには良いポテンシャルがあるので、やれることはたくさんある」
10位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「Q3でガレージを離れたら、2速駆動力を失ってしまったんだ。まだ3速以上は使えたので、それでラップは走れると思ったけど、ターン1で他のすべてのギアも失ってしまい、続けることができなかった。昨日のセッションでは走ることができなかったけれど、今日は1周するごとにリズムに乗れてきていた。メルセデス勢の後ろはかなり接戦だし、今日は3番手を狙えたと思うけど、それほど離されたわけではない。もちろん、とてもがっかりしているけどね」
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