ルーカス・ディ・グラッシ
今週末に最終戦を迎えるフォーミュラEは、ネルソン・ピケJr.にアドバンテージがあるが、タイトル争いは“完全にオープン”だとルーカス・ディ・グラッシは語る。

今季2勝を挙げ、3戦目以降は4位以上でフィニッシュしているネルソン・ピケJr.は、ルーカス・ディ・グラッシに17ポイント差、セバスチャン・ブエミに23ポイント差をつけて首位に立っている。

土曜日と日曜日にダブルヘッダーで行われる最終大会ロンドンでは、最大で60ポイントを獲得できる。

ルーカス・ディ・グラッシは、ベルリンでトップでフィニッシュするも車両規定違反で失格となり25ポイントを失っている。2週間後のモスクワではネルソン・ピケJr.に次ぐ2位でフィニッシュしている。

「ロンドンは非常に面白くなりそうだ」とルーカス・ディ・グラッシはコメント。

「1つのミスで20ポイント、15ポイント、さらに25ポイントさえ犠牲になる」

「ロンドンは天候が予測できないので、それが要因になるかもしれない」

「僕にとってチャンピオンシップは完全にオープンだ。まだ多くのチャンスがある」

「ある時点で不運が変わるはずだし、ポイントを取り戻したい」

首位から45ポイント差のニコラス・プロスト、51ポイント差のジェローム・ダンブロシオにも数字的にはチャンスはある。60ポイント差のサム・バードは、パーフェクトな週末を過ごし、ネルソン・ピケJr.がノーポイントに終わり、ライバルが彼よりも低いポイントでフィニッシュする必要がある。

もう一人の現実的なタイトル候補者であるセバスチャン・ブエミは、攻めることが唯一の選択肢だと語る。

「基本的にチャンピオンシップでは遅れを取っているので、それほど失うものはない」とセバスチャン・ブエミはコメント。

「実際、全力でプッシュして、優勝を目指すし、それがチャンピオンシップを争う唯一の方法だ」

「天候など、あらゆることを考慮に入れなければならないけど、出来る限りハードにプッシュするつもりだ」

フォーミュラE ドライバーズランキング

順位ポイントドライバーチーム
1128ネルソン・ピケJr.ネクストEV TCR
2111ルーカス・ディ・グラッシアウディ・スポーツABT
3105セバスチャン・ブエミe.damsルノー
482ニコラス・プロストe.damsルノー
577ジェローブ・ダンブロシオドラゴン・レーシング
668サム・バードヴァージン・レーシング
755ジャン・エリック・ベルニュアンドレッティ
851アントニオ・フェルックス・ダ・コスタアムリン・アグリ
932ダニエル・アブトアウディ・スポーツABT
1031ニック・ハイドフェルドヴェンチュリー
1130ハイメ・アルグエルスアリヴァージン・レーシング
1228ブルーノ・セナマヒンドラ・レーシング
1323ロイック・デュバルドラゴン・レーシング
1418フランク・モンタニーアンドレッティ
1518スコット・スピードアンドレッティ
1618カルン・チャンドックマヒンドラ・レーシング
1716ステファン・サラザンヴェンチュリー
1816シャルル・ピックネクストEV TCR
1915オリオール・セルビアドラゴン・レーシング
209ヤルノ・トゥルーリトゥルーリ
212サルバドール・デュランアムリン・アグリ
222ヴィタントニオ・リウッツィトゥルーリ
231佐藤琢磨アムリン・アグリ
240シャスティン・ウィルソンアンドレッティ
250タン・ホーピンネクストEV TCR
260アントニオ・ガルサネクストEV TCR
270ミケーラ・セルッティトゥルーリ
280マリオ・アンドレッティアンドレッティ
290マシュー・ブラバムアンドレッティ
300キャサリン・レッグアムリン・アグリ
310シモーナ・デ・シルベストロアンドレッティ
320山本左近アムリン・アグリ
330オリバー・ターベイネクストEV TCR

関連:テレビ朝日:フォーミュラE 第10戦・最終戦 テレビ放送スケジュール

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カテゴリー: F1 / ルーカス・ディ・グラッシ / フォーミュラE