シャルル・ルクレール F1イタリアGP予選「現実は僕らを引き戻した」
シャルル・ルクレールは、昨年のイタリアGP優勝を再現できる可能性について「実現すれば極めて驚く」と語った。

ルクレールは日曜の決勝を4番グリッドからスタートする。最初のアタックを終えた時点ではマックス・フェルスタッペンから0.1秒差の2番手につけていたが、最終アタックでフェルスタッペンと2台のマクラーレンがタイムを更新し、最終的に4番手に後退した。

ルクレールは昨年も同じ4番手からスタートし、オープニングラップ終盤までにランド・ノリスを攻略して2番手に浮上。その後、フェラーリは1ストップ戦略を敢行し、結果的に勝利を収めている。

しかし、今年はマクラーレンが決勝ペースで大きく優位に立っており、ルクレールはティフォシの前で3度目のモンツァ制覇は難しいとの見解を示した。

「去年はほとんど不可能だったと思う。最終的に僕たちは違う戦略を選んで、それが勝利につながった」とルクレールは語った。

「今年は去年よりさらに難しいと思うし、戦略も誰にとってもより明確になっていると思う。違うことをするのは去年以上に難しい」

「明日勝てたらものすごく驚くと思う。でも不可能とは言わない。去年もやれたから、明日もできることを願っている」

シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 イタリアGP

Q3での走りについて
ライバルたちが最後のアタックでタイムを更新した一方で、シャルル・ルクレールはQ3でタイムを縮められなかった。8度のGP優勝経験を持つ彼は、最初のアタックでフェラーリから最大限を引き出せたとし、それを「完璧に近い」と評した。

「自分のラップは…“完璧”という言葉は嫌いだし、誰も完璧なラップなんてできない。でも予選ラップとしては自分が望むものにすごく近いものだったと思う」とルクレールは付け加えた。

「だから2回目の計測ラップであれを上回るのはすごく難しいと分かっていたし、実際にできなかった。マックスが前に出たのを見たとき、大抵はQ3の2回目のアタックでベストラップが出ることも分かっていた。リスクをすべて最初のアタックで取っていたんだ」

「2回目のアタックではもっと攻めようと思ったけど、うまくいかなかった。でも後悔はない。あれが最善の結果だと思う。ただ、フィニッシュラインを通過したときに一度はP1を見ていたから、信じた部分もあった。現実は僕らを引き戻したけどね」

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ / F1イタリアGP