カルロス・サインツJr. 「ウィリアムズのF1マシンにまだ慣れていない」

カルロス・サインツJr.は、冬の間フェラーリからウィリアムズに移籍し、プレシーズンテストではトップのペースを記録していたが、先週末のオーストラリアグランプリではセーフティカーの後ろでクラッシュしてしまった。
グランプリで4勝を挙げているサインツは、土曜日の上海でのスプリントレースでは13番グリッドからのスタートとなり、チームメイトのアレックス・アルボンがトップ10に入ったのとは対照的だった。サインツは、新しい環境にまだ慣れていないことを認めた。
「バランスに終日苦しみ、両方のセッションともかなり厳しかった」とサインツは語った。
「スプリント予選では、シートの違和感などいくつかの問題があったが、全体的には、まだマシンに慣れていないことが原因だ」
「バランスに問題があり、特にQ2では、ラップタイムをどこで出せばいいのか分からず、少しオーバードライブ気味になってしまった」

「まだ学ばなければならないことが多く、理解しなければならないこともたくさんある。走行距離が増えれば、それらも理解できるようになるだろう」
「明日はすべてをまとめ、今日の結果を改善して日曜日に臨みたい」
「今週末はこれまでずっと難しい状況が続いている。マシンのバランスを見つけようとしているが、ここでは風が強く、予選ではラップタイムを見つけるのに苦労している」
アレクサンダー・アルボンは、多くのチームが気温に苦戦していることを踏まえ、タイヤのデグラデーションがスプリントレースで重要な役割を果たす可能性があると信じている。
「タイヤは、どう扱っていいのかわからないほどだ。タイヤは、今年これまでのところ、非常に敏感で、中国のようなロングコーナーではタイヤに負担がかかりやすい」とアルボンはコメント。
「タイヤを良い状態に持っていくのは難しいので、今夜は作業をして、明日はもっと強く戻れるようにするつもりだ」
「グレイニングが大きな話題になるだろう。特にフロントがそうだ。燃料が少ない状態でも難しいが、燃料が多いと制御不能になる」
「だから、非常に管理されたレースになると思う。残念ながら、最初の数周は少し退屈に見えるかもしれないが、レース終盤には少しは見応えが出てくるだろう」
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