キャデラックF1、テスト初日44周でも焦らず「今はデバッグが最優先」
キャデラックF1は、2026年F1バルセロナ・シェイクダウン初日に44周の走行にとどまったが、チーム代表のグレアム・ロードンは、走行距離よりも「デバッグ」を優先した判断だったと説明した。

月曜日の午前中にバルテリ・ボッタスが33周を走行した後、セルジオ・ペレスに交代したが、ペレスはアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで11周を走ったのみだった。

初日に走行した7チームの中で、キャデラックより走行周回数が少なかったのは27周にとどまったアウディのみだったが、ロードンは、この週のテストでは問題解決のプロセスそのものが重要だと強調する。

「我々にとっての重要なポイントは、まさにそこだ。つまりデバッグだ」とロードンは語った。

「午後にもっと周回を重ねることもできたが、それよりも特定の問題を解決し、それが解消されたことを確認してリストから消していくことを選んだ。それが最も重要なことだ」

「今年は非常に恵まれていて、今週はシェイクダウンウイークがあり、その後にバーレーンで2回のテストが控えている。だから我々は、バルセロナではすべてのシステムをシェイクダウンし、さまざまな“グレムリン”を洗い出して潰し、バーレーンに向けて主導権を握ることに集中している」

「我々にとって今週は、まさにシェイクダウンのための1週間だ。先週のシルバーストンではとても良い1日を過ごしたが、今はクルマに搭載されているさまざまなシステムを、着実に一つずつ確認している段階だ。これらのクルマがどれほど複雑かはご存じのとおりだが、ここまでの進捗には本当に満足している。今週はまだやるべき作業が残っているが、すべて構造的に進めているので、物事が順調に形になってきていることにとても満足している」

キャデラックは、新規参戦チームとして初めてF1の合同テストに参加したが、ロードンによれば、その節目を噛みしめる時間はほとんどなかったという。

「大きな一歩であることは間違いないし、ほんの少しだけ感情を味わう時間を持つのは悪いことではない」とロードンは述べた。

「ただ、全体としての感覚は、きちんとしたF1チームとしての“通常業務”が始まったというものだ。我々は他のチームと同じ仕事に本気で取り組んでいる」

「チームの全員に心から敬意を表したい。サーキットにいるメンバー、シルバーストン、インディアナポリス、そしてシャーロットにいるメンバーと、これほど多くの才能ある人々と一緒に仕事ができる立場にいられることを、本当に幸運だと感じている。我々が確実に前進していると実感できるのは、とても素晴らしい気分だ」

キャデラック

ロードンのコメントは、ガブリエル・ボルトレトが初日に早々に走行を切り上げ、限られた走行距離に終わったアウディのチーム代表、ジョナサン・ウィートリーの発言とも重なっていた。

「クルマに技術的な問題が発生し、それを発見したため、コース上でエンジンを止める判断をした」とウィートリーは語った。

「今年はテストの機会が十分にあるので、問題をしっかり理解することを優先し、慎重に分析しているところだ」

「現在はクルマを整え、明日の天候状況を見極めながら、明日が走行日になるかどうかを判断する」

「興味深いのは、走行プランについて話すと、すべてのチームが同じ判断に直面しているという点だ。まず、走行を支えるための適切なスペアパーツが揃っているかどうか。そして天候条件がどうかだ」

「他のチーム代表とも話しているが、誰も手の内を明かしたがらないし、私も同じだ。ただ、いつ走るかを一日一日戦略的に判断していくという考え方は、とても興味深いものだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム