キャデラック F1参戦にむけて親会社TWGグローバルが大規模な組織再編
キャデラックF1チームは、親会社であるTWGグローバルによる大規模な組織再編に含まれた。

TWGモータースポーツは、グループのモータースポーツ事業すべてを統括するために設立され、キャデラックのF1参戦に加え、インディカー、NASCAR、IMSAのチームも傘下に置く。

TWGグローバルは現在、チェルシー・フットボール・クラブ、大谷翔平が所属するMLBのロサンゼルス・ドジャース、そしてレブロン・ジェームズのNBAチームであるロサンゼルス・レイカーズの株式を含むスポーツ関連のポートフォリオを所有している。

新会社は、ダン・トウィリスがCEOとして率いる。トウィリスは、アンドレッティの入札が当初F1によって商業条件で却下された後、2026年のF1グリッドにキャデラックが参加することを実現させた立役者である。

キャデラックは2028年までにフルワークスチームになることを公約しているが、自社製パワーユニットが完成するまでの最初の2シーズンはフェラーリのカスタマーチームとなる。元マノーのボスであるグレアム・ロードンがチーム代表として契約した。

TWGモータースポーツには、インディカーとフォーミュラEチームを擁するアンドレッティ・グローバル、NASCARカップシリーズのスパイア・モータースポーツ(同シリーズは強豪ヘンドリック・モータースポーツと緊密な提携関係にある)、IMSAのウェイン・テイラー・レーシング、そしてオーストラリアのスーパーカーチーム、ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドも含まれる。

「卓越した運営能力、テクノロジー、そしてイノベーションを組み合わせることで、TWGモータースポーツはレース界に真の変革をもたらし、業界に新たな基準を打ち立て、世界中で成功のレガシーを築く機会を得るでしょう」と、保険会社のCEOとして660億ドル以上の資産を管理する立場でもあるダン・トウィリスは説明する。

この新組織は、「テクノロジーを重視し、業界横断的かつ業務主導型のアプローチ」を通じて、「包括的なレースのノウハウを活用して業界を再構築」する。

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カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム / アンドレッティ