F1 イギリスGP DRS
FIA(国際自動車連盟)は、今週末のF1イギリスGPに3つ目のDRSゾーンを追加。しかし、他のDRSゾーンとは異なり、2つの高速コーナーを含んだユニークなDRSゾーンとなっている。

伝統的にDRSゾーンは、中・低速コーナー手前のロングストレートに設置されており、ドライバーはDRSゾーンの最後にブレーキをかける必要があり、DRSは自動的に閉じていた。

しかし、FIAはシルバーストーンの3つ目のDRSをホームストレートからターン1、ターン2までのパートに設置。ドライバーが勇敢であり、ブレーキを踏んだり、アクセルを緩めるがなければ、2つのコーナーをDRSを開いたまま全開で走行することになる。

アビー (Abbey)、ファーム (Farm)は、160mphの高速コーナーだが、DRSが追加されたことでさらにスピードが上がる可能性がある。他のDRSゾーンは、これまで通り、5コーナーから6コーナー区間と14コーナーから15コーナー区間に設置される。

「ビッグゾーンではないが、彼らが望めばターン1を開けたままでいられるので興味深いものになるだろう」とFIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングはコメント。

「ターン18の後、最終コーナーの立ち上がりで起動することができ、彼らがブレーキを踏んだり、バックオフした場合にだけ閉じる。潜在的に彼らはオープンにしたままでターン1とターン2を抜けることができる」

2011年にDRSが導入されて以来、このような選択肢があるDRSゾーンは初めてとなる。その年、FIAはモナコのトンネルでウイングをオープンにしたままではリアのダウンフォースを失うリスクがあるとしてトンネル内での使用を禁止にしている。

だが、2017年に現行の空力レギュレーションが導入されて以降、オーバーテイクの数は減少しており、FIAはオーバーテイクを促進するために今季開幕戦のオーストラリアGPと第7戦カナダのレースでも3カ所にDRSゾーンが設置した。

先週末のオーストリアGPでも3つ目のDRSゾーンが追加された。レース前には何名かのドライバーが、オーバーテイクがあまりに簡単になることでレースが“マリオカート化”するとの懸念を示していたが、チャーリー・ホワイティングは、レッドブル・リンクでの3つ目のDRSゾーンは成功だったと考えている。

「実際、少しは役立ったと思う」とチャーリー・ホワイティングはコメント。「F2で役立ったのは確かだ」

「だが、F1ドライバーにもオーバーテイクのチャンスを与えたと思う。ターン3に入ったときよりもクルマがより近づけることを頻繁に目にしたと思う。その後、ターン4でオーバーテイクが見られたはずだ。かなりうまく機能したと思う。ドライバーが考えていたほど簡単ではなかったしね」

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カテゴリー: F1イギリスGP