ブリヂストン F1 バーレーンGP
ブリヂストンが、2009年F1第4戦 バーレーンGPの決勝レースを振り返った。

猛暑のコンディションの中バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたバーレーンGPは、スーパーソフト・スーパーソフト・ミディアムのタイヤ戦略で戦ったブラウンGPのジェンソン・バトンが優勝した。

バトンは、同じ戦略を使ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルを7.1秒引き離してのフィニッシュだった。ポールポジションからスタートしたパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリはスーパーソフト・ミディアム・スーパーソフトの戦略で3位。

バーレーンGPの決勝レースは路面温度が50度を超える暑さだったが、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤが特に良いパフォーマンスを見せ、高いグリップと安定性を発揮した。

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
ブリヂストンの立場から見たレースの感想を聞かせて下さい。
「今日は、特にタイヤという観点から見ると非常にエキサイティングなレースでした。かなりの戦略の幅が見られました。ミディアム・コンパウンドはスーパーソフトよりも一貫してラップタイムが遅かったので、チームにとってはミディアムの使い方が難しかったと思います。スーパーソフトは高い性能を発揮し、バーレーンの極端な暑さの中でも熱によるタイヤの性能の落ちは大きな問題になりませんでした。ドライバーの中には非常に良くタイヤをマネージした人もいましたし、ミディアム・タイヤで力強い走りを見せた選手もいました。今日は、2009年度のアロケーションによる、異なる2種類の特徴を持ったブリヂストン・タイヤで戦うレースが、どれほどエキサイティングになるかというのが分かったレースだったと思います」

今シーズン2度目のドライレースとなりましたが、これは2009年スペックのタイヤを理解するのに役立ちますか?
「開幕4戦の有益なデータを我々はたくさん蓄積しており、これは非常に役に立っています。オーストラリアも週を通じてのドライレースでしたが、このレースは事前予測とは違って前年度と同じようにコース路面が変化しなかったため、タイヤのパフォーマンスも予想通りには向上しませんでした。ここバーレーンで興味深かったのは非常に気温が高かったにもかかわらず、タイヤはとても良いパフォーマンスを発揮し、レースを通して、どのようにタイヤを使うのがベストなのかという問題を選手たちに提示できたことです」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1バーレーンGP