F1サンパウロGP スプリント予選:11番手以下ドライバーコメント

下位勢では、予想外の苦戦を強いられたドライバーが目立った。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)はチームメイトのスピンにより黄旗の影響を受けて11番手にとどまり、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)やピエール・ガスリー(アルピーヌ)も上位進出を逃した。
ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は地元で14番手とまずまずの走りを見せ、ハースのオリバー・ベアマンが15番手で続いた。一方、リアム・ローソン(レーシングブルズ)と角田裕毅(レッドブル)はともにスプリント予選での早期敗退に終わり、後方からの巻き返しを強いられる。エステバン・オコン(ハースF1チーム)はトラフィックに阻まれて19番手、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は最下位の20番手に沈み、週末の立て直しが急務となった。
11番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「みんなが最善を尽くしてくれたけど、今日は思い通りにはいかなかった。スピンによる黄旗もあって不運な面もあったけど、ここ数戦で積み上げた良い流れを次につなげたい。今日の学びを生かして、週末の残りで巻き返すよ。」
12番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「このサーキットでは少し苦戦するだろうと分かっていた。バランスを取るだけでタイムが大きく変わるけど、それを完全に合わせ込むのは難しい。今日はトリッキーだったけど悪くはない位置だ。FP1からクルマを大きく改善できたし、方向性は正しいと思う。」
13番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「一方ではうれしいけど、もう一方では結果にすごくフラストレーションを感じている。今日のペースとクルマのフィーリングはすごく良く、久しぶりに満足できる感触があった。それだけにSQ2の黄旗でラップを失ったのは残念だ。トップ10に入るだけの速さがあった。明日はドライでもウェットでも戦えると思うので、全力で攻める。」
14番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
「SQ1は良かったし、ラップもうまくまとめられた。SQ2では1セクター目で少し足りなかったけど、2周目ではタイヤがもうピークを過ぎていた。そこは僕のミスだね。ここを走るのは初めてだけど本当に楽しい。地元のファンの応援は信じられないほどだ。もう少しいい結果を出したかったけど、明日と日曜に取り返したい。」
15番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
「SQ2の最初のラップは悪くなかった。ターン4で少しタイムを失ったけど、2周目にはかなり良い感触があって自信を持っていた。ただ2周目で少し失ってしまった。ここは僅差の戦いだから悔しいね。でもクルマにはポテンシャルがあると感じている。明日に向けて微調整を進めたい。」

16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「スタンドに多くのファンがいてうれしかった。チームと来季も続けられることが決まっているから、落ち着いて走れた。トラックが短い分、タイム差が本当に僅かで接戦だったけど、クルマにも自分にもまだ伸びしろがあると感じている。天気が変われば面白いレースになるかもしれない。」
17番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日はクルマの速さはすごく良かったけど、SQ1で2周目を走れなかった。ピット出口でみんなが減速していたせいでタイムが足りなくなった。チーム全体で見直す必要があるけど、明日の予選に向けてポジティブな材料も多い。後方スタートになるけど、前向きに戦う。」
18番手:角田裕毅(レッドブル)
「ラップ自体は悪くなかったですし、大きなミスもなかったと思います。なのでSQ1で終わってしまったのは残念です。全体的にグリップがなくて、プラクティスのときからずっと苦戦していました。走行時間を少し失ったことも影響しましたが、それが決定的な要因ではないと思います。FP1ではロングランとショートランの両方をできたのは良かったですし、そのデータを明日に生かしたいです。天気がどうなるかわかりませんが、どちらのコンディションでもしっかり走りたいと思います。」
19番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
「トラックポジションが悪かった。最初のランはうまくいかず、2回目も多くのトラフィックにつかまってしまった。これまでにないほど多くのクルマを抜いたよ。もっとペースはあったはずだから残念だけど、週末はまだこれからだ。明日は取り返す。」
20番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「今日はうまくいかなかった。1回目の走行はトラフィックとタイヤの温まりで台無しになり、2回目もタイミングが悪かった。結局、クルマの限界もパフォーマンスもつかめないまま終わってしまった。FP1ではもっと良かっただけに残念だけど、明日はしっかり立て直したい。」
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