ルイス・ハミルトン F1サンパウロGPスプリント予選11番手「楽しむしかない」

メキシコGPでは10秒加算ペナルティを受けたばかりで、今週末も不運が続く。さらにハミルトンは、イエローフラッグ下での速度超過疑惑により審議対象となったがお咎めなし。有罪となればグリッド降格の可能性もあった。
ハミルトンは「チームは僕たちがもっと速いと思っていたけど、そうじゃなかった。全力は尽くしたし、それが一番大事だ」とコメント。「とにかく速さが足りなかった」と振り返った。
夏休み以降、ハミルトンの進歩は不運や戦略ミスに覆われており、本人も残り数戦を純粋に楽しむ姿勢を見せている。
「Q2敗退で『楽しむ』なんて言いにくいけど、やれることは全部やっている。今は11番手からスタートするけど、そこから楽しむしかない。僕のシーズンはうまくいっていないけど、どんな位置からでも楽しむことが大切だ」と語った。

フェラーリF1の苦戦を認めるルクレール
一方、チームメイトのシャルル・ルクレールも8番手と苦戦した。彼は「今日は本当に遅かった。クルマの感触は悪くなかったけど、とにかく遅い。何かを見つけて明日に向けて改善しなければならない」とコメント。
「SQ3の最初のラップは悪くなかったけど、最後のストレートでアップシフトミスが起きて約0.15秒失った。せいぜいP7が限界だったと思う。今のところセットアップが間違っているとは思わないけど、何か試してみるよ。良くなるか悪くなるかはわからない」と現状を分析した。
フェラーリの課題:直線スピードと一発の速さ不足
両ドライバーが口を揃えて語る通り、フェラーリF1はインテルラゴスでスピードを欠いている。ローダウンフォース寄りのセッティングでも直線の伸びは乏しく、タイヤの温度管理も難航。
マシンのポテンシャルを引き出し切れていないことが、両者のコメントからも明確だ。スプリント本戦では気温と路面温度が上昇する見込みで、フェラーリF1がどこまで巻き返せるか注目される。
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