フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1復調に手応え「正しい方向にいる」

今季のアストンマーティンはシルバーストンの本拠地で苦しいシーズンを過ごしており、勢いを取り戻せずにいるが、現在ミッドフィールドの混戦の中におり、6位のレーシングブルズとは3ポイント差、さらにその後方のハースF1チームとは7ポイント差と、激しいポイント争いを繰り広げている。
インテルラゴスで行われたスプリント予選では、この3チームの中でアストンマーティンが最も好調で、ランス・ストロールもアロンソから2つ下のポジションでフィニッシュ。スプリントで貴重なポイントを狙う絶好の位置につけた。
FP1から安定した手応え
「FP1からクルマの感触は良かった。僕たちは4番手で、今は5番手だ。つまり、週末のスタート時点でマシンの“ウインドウ”の中にいられたということだ」とアロンソは振り返った。
「フリープラクティスが1回しかないフォーマットでは、最初から正しい方向に入っているとすべてが楽になるんだ」
アストンマーティンは近年、一貫してポイント圏内での結果を出せず苦戦してきたが、今回の上位スタートはチーム全体にとっての好材料となった。
「今日はチーム全体にとって良いブーストになったと思う。僕たちは諦めていないし、毎日全力で挑み続けている」
「ドライのままだったらポジションを守るのは比較的簡単だっただろうけど、明日は雨が降る可能性が高い。何が起こるかわからないよ」

ストロールも手応え「楽しかった」
スプリント当日のブラジルは雨と強風のリスクが高く、順位が大きく入れ替わる可能性もあるが、チームメイトのランス・ストロールは冷静に臨む構えだ。
「クルマの感触はすごく良かったし、良いラップもいくつかあったから楽しかった」とストロールは語った。
「まだスプリント予選が終わっただけだから、明日どうなるか見てみよう」
アストンマーティンにとって再浮上のきっかけとなるか
ここ数戦で苦戦を強いられてきたアストンマーティンにとって、今回の5番手・7番手スタートはチーム再建に向けた重要な一歩となる。アロンソが言うように「諦めない姿勢」が、今後の戦いで鍵を握りそうだ。
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