角田裕毅 リアウイング交換でF1サンパウロGPスプリントをピットスタート
レッドブル・レーシングの角田裕毅は、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.とともに、F1サンパウロGPスプリントをピットレーンからスタートすることになった。

角田裕毅は金曜の走行で苦しい一日を過ごし、フリー走行序盤にコースアウトしてバリアに接触。フロント左とリア左を損傷し、修復作業のために1時間セッションのうち28分を失った。

スプリント予選ではペースを取り戻せず、18番手に終わった。一方、チームメイトのマックス・フェルスタッペンはSQ1で2番手のタイムを記録し、最終的に6番手からスプリントをスタートする。

レッドブルはスプリント前に角田裕毅のマシンのリアウイングを交換し、サスペンションのセットアップを変更。これがパルクフェルメ規定違反となるため、ピットレーンスタートを選択した。

同様に、サインツもサスペンションの変更を行ったため、最後列20番手からではなく、ピットレーンから出走する。

レッドブルの判断と角田の再スタートに向けた焦点
角田裕毅にとって今回の決断は、失われた走行時間を補うための現実的な選択といえる。インテルラゴスは短くテクニカルなコースであり、セットアップ変更によるグリップ改善の余地は大きい。ピットレーンスタートとなることで戦略の自由度が高まり、タイヤ選択やピットタイミングを柔軟に組み立てることが可能だ。

ただし、序盤の混戦を避けられる一方で、25周というスプリントの短さを考えると、オーバーテイクのチャンスは限られる。角田裕毅がどれだけ速やかにマシンバランスを取り戻し、順位を挽回できるかが鍵となる。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1ブラジルGP