F1サンパウロGP スプリント予選:トップ10ドライバーコメント

スプリント予選は、マクラーレン勢の速さが際立つ展開となった。ランド・ノリスが今季初のスプリントポールを獲得し、僅差でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。3番手にはオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンがダブルフロントローを逃しながらも、タイトル争いで再び優位に立つ結果を収めた。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が5番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は苦戦の末6番手に留まり、トップ勢の勢力図にも変化が見られた。9番手にはルーキーのアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が滑り込み、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が10番手に続くなど、中団勢も確かな存在感を示した。
1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日はいい週末のスタートになった。チームは僕たちを良い位置に導いてくれたし、数周の良いラップでスプリントポールを取ることができた。明日の予選に向けてまだ少し快適さを高める必要があるけど、今のところ良いポジションにいる。まずはスプリントに集中して、天候次第では面白い展開になるかもしれないけど、ベストな走りをしてから予選に向けて準備するよ。」
2番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今日のスプリント予選は本当に良かった。SQ1では少しストレスがあったけど、クルマの感触は良く、自信を持ってラップをまとめることができた。そこからリズムをつかんでSQ2、SQ3へとステップアップできた。SQ3の最初のプッシュラップはすごく良かったけど、ターン10でミスしてポールを逃したと思う。他のドライバーたちも難しい状況でミスしていたし、タフだけど走っていて楽しいトラックだ。P2からスタートできるのはいいポジションだし、ブリックスワースとブラックリーのチームに感謝している。」
3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「P3、全体的にいいセッションと1日だった。スプリント予選ではクルマが少しトリッキーだったけど、ここ数週間よりもずっと良いフィーリングを得られてうれしい。明日に向けてもう少し詰める部分はあるけど、全体的には満足している。」
4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「P2とP4は僕たちにとって良いスタートポジションだ。スプリント予選を通して強いペースを発揮できたし、クルマのバランスも良かった。コンストラクターズランキング2位争いが激しい中で、この結果は励みになる。明日は雨の予報も出ているけど、どんなコンディションでも戦える自信がある。スプリントで良いポイントを取り、その勢いを予選にもつなげたい。」
5番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「インテルラゴスに戻ってこられて最高の気分だ。このサーキットは僕にとって特別な場所なんだ。FP1からクルマの感触は良く、SQ3に進出してP5で終えられたのはいい結果だ。チームにとってもいい刺激になった。明日もこの調子を保てればいいけど、ここでは何が起きるかわからない。」

6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日はFP1でもスプリント予選でも僕たちの日じゃなかった。クルマに強いバイブレーションがあって、乗り心地も悪く、グリップ不足に苦しんだ。中間セクターでは曲がらないし、リヤも信頼できない状態で、全体のパフォーマンスは正直かなり悪い。何かが足りていないと思うし、明日の雨で劇的に良くなるとも思わないけど、天候が変われば何が起きるかわからない。」
7番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「このトラックに戻って来られてうれしい。ブラジルのファンは情熱的で、雰囲気も最高だ。今日はドライブしていてすごく楽しかったし、いいラップを重ねられた。クルマの感触も良く、明日のスプリントはP7からスタートだ。まだ週末は始まったばかりだし、ポイントを争いたい。雨の可能性もあるから、何が起きてもおかしくない。」
8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日はSQ1からSQ3まで難しい予選だった。クルマの感触自体は悪くなかったけど、求めていたパフォーマンスが出なかった。これからやるべきことは明確で、改善が必要だ。セットアップ自体は悪くないと思うので、明日どうなるか様子を見たい。スプリントで巻き返したい。」
9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
「スプリント予選は良い内容で、SQ3まではすべて順調だった。ソフトタイヤでの最終ラップは初めての試みで、少し学びの周回になった。もっとグリップがあると思っていたけど、最後まで走り切るのが難しかった。ミディアムの方が感触が良かったね。明日はポイント圏まであと1つのポジションだから、ベストを尽くして前を狙う。」
10番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
「全体的にクリーンなセッションだった。ショートフォーマットでは常に緊張感があるし、トラフィックをさばくのも簡単じゃないけど、今日はやれることをやり切った。パフォーマンスを引き出すためにチームが懸命に作業してきたし、その成果を明日につなげたい。目標はもちろんポイントだ。」
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