F1ブラジルGP 決勝:トップ10ドライバーコメント
2021年 F1世界選手権 第19戦 F1ブラジルGP(F1サウンパウロGP)の決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今週末、ブラジルの人々からもらった素晴らしいサポートをとても感謝している。このようなサポートはシルバーストン以来だ! 週末中、観客の声援を聞くと本当に身が引き締まる思いだった。週末中ずっと『オブリガード(ありがろう)ブラジル』と言っていた」

「何というレースだ! 現場とファクトリーにいるチームは素晴らしい仕事をしてくれた。バルテリも素晴らしい仕事をして、最大限のポイントを獲得してくれた。昨日はグリッド最後尾からできるだけ激しく攻めた。そして今日は5グリッド降格ペナルティを受けた。これまでで一番厳しい週末だったと思う。でも父が『2004年のことを思い出した』と言ってくれた。F3のバーレーン戦のことで、最後尾からスタートして、10位でフィニッシュし、続いて1位でフィニッシュした。だから今回の優勝は父に捧げる。今週末を前に、今日のように差を縮めることができるとは思わなかった。その後もいろんなことが僕たちの不利に運び続けた。でも、それは皆にとって、どんなことに直面しても決してあきらめないことを本当に示していると思う。とにかくプッシュし続けて、転んでも起き上がって、戦い続けなければならない。決して戦いうことをやめてはいけない。それが僕が今週アプローチした方法であり、世界中からインスピレーションをもらった。でも、初勝利のような気分だ。しばらく勝っていなかったように感じる」

2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日は厳しい戦いになるのは分かっていたけど、できることをすべてやった。少しだけ及ばなかった。ただ、面白いレースになったし、もちろん勝ちたかったけど、現実的に見ればこれはいい結果だと思う。ルイス(ハミルトン)と僕は、さまざまな形勢で首位争いをしていたけど、激しくもいいレースだったし、レースとはこうあるべきだと思う。もう少しパフォーマンスがあればよかったけど、この結果が僕たちにできる最大限だったのは明らかだ。トップスピードを見ると防御するのは厳しかったし、彼らは新しいエンジンを投入していてパワーが向上するのは当然なので、今後のレースではそれが収まってくれればと思う。残り3戦もものすごく厳しい戦いになるけど、どうなるか見ていこう」

3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日のスタートはかなりトリッキーだった。1周目にはがっかりしたけど、最善を尽くそうと頑張った。そのあとはペースがよく、コックピットから1ストップの可能性もあると思ったけど、2ストップに切り替えることにした。チームのおかげでVSCを利用できる立場になり、一度は僕の有利になったので、それには満足している。全体的に今日はレッドブルよりも多くのポイントを獲得できたのでと勝った。ポジティブな結果だった。ルイス、おめでとう。彼は素晴らしい走りをした

4位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今日は僅差の戦いで楽しかったけど、僕は楽しむためではなく、結果を出すためにここにいる。素晴らしいスタートを決めたけど、ルイスを抑えておくのはとても難しかった。全力を尽くしたけど、彼が速すぎてできなかった。その後、ボッタスの2秒前方になり、表彰台圏内だったけど、2周後にバーチャルセーフティカーとなった。これはものすごい不運で、彼には完璧なタイミングでアンダーカットが成功して僕らの5秒前に出られてしまった。表彰台を逃したことは残念だけど、後方のフェラーリ勢には大きな差がついていたので、チームにとって重要なファステストラップポイントを獲得した。メルセデスの直線スピードは信じられないほどで、僕らは敵わなかったけど、まるで彼らは違う星から来たかのようだった。今日の結果はよかったし、これ以上何かできることがあったとは思わかない。バーチャルセーフティカーがなければボッタスの前ではフィニッシュできると思っていたので、そこは残念だ。今日は僕らに運が向いていなかっただけど、まだ3戦が残されていて、勝負できるので、プッシュし続けるのみだ。カタールが楽しみだし、今度は僕らに競争力があればと思う」

5位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「本当に良いレースだった。昨日のスプリントの後は満足していなかったし、昨夜は頑張って仕事をして、どこで改善できるかを分析した。そして、それを今日適用できたので、パフォーマンスにはとても満足している。スタートはとても良かったし、それが最初の目標だった。その後のレースではタイヤをうまく管理して、後続マシンとの差を維持することだった。また、チャンピオンシップ争いで直接のライバルとの差を広げたこともよかった。だから全体的に非常にポジティブな週末の締めくくりとなった」

6位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「スタートでクリーンな蹴り出しができていればおそらく5位で終われたと思うし、今日の結果には満足できない。僕たちは蹴り出しで一貫性に欠けているので、何が原因なのか掘り下げ続ける必要がある。ランド(ノリス)と接触した結果、チェコ(ペレス)とシャルル(ルクレール)にポジションを奪われた。それ以降のレース全体でのペースは良かったけど、それだけだった。今週末はたくさんのポジティブなことがあった。まず、チームとしてマクラーレンとのリードを広げるポイントを獲得できた。そして、金曜日以降のクルマの良さ、タイヤマネジメント、そして、力強いペーだ。過去2レースのスタートでいろいろあったけど、生かし切れなかったので残念だ。でも、プッシュし続けるよ! 次はトリプルヘッダーの最終戦だ」

7位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「とてもうれしい。今日はかなり激しいレースだったけど、満足のいく結果だったと思う。ダニエル(リカルド/マクラーレン)やセブ(セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン)、そして終盤では2台のアルピーヌと、素晴らしいバトルができた。F1で彼らとレースをすることはあまり多くないので、とても楽しかった。大変ではあるけど、今日はトップ3チームの直後という、僕らに可能な中でベストの順位でフィニッシュできた。そして、コンストラクター5位争いにまだ踏みとどまっていることが、最も重要だ」

8位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「昨日は難しかったので、今日の結果には満足している。スタートとリスタートは僕たちにとって有利にならなかったけど、一旦落ち着いた後はペースは本当によかった。バーチャルセーフティカーは少し不運だった。ピットインすることができず、最終的に少しタイムをロスした。トラックに戻ると僕たちのペースは強かった。僕たち1ストップ選択を選んだ。チームワークで、ピエール(ガスリー)のオーバーテイクを止めようとしたけど、彼を抑えることはできなかった。2台揃ってまたポイントを獲得したのはよかった。来週末のカタールに向けて、アルファタウリと同じ5位なので、この調子を続けることを目指したい」

9位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日の忙しいレースでポイントにカムバックできてうれしい。今日はみんなでチームワークを発揮したレースだった。できることはすべて最大限に試し、パフォーマンスの面でも戦術的な面でも限界までプッシュした。ガスリーが2度目のピットインをしたとき、フェルナンド(アロンソ)とポジションを入れ替えてトウをもらい、彼を抑えようとした。数ラップはうまくいったけど、最終的には十分ではなく、フェルナンドはポジションを戻してくれた。それでも、8位と9位でチェッカーを受けて6ポイントを取った。チームとしていい結果で、コンストラクターズタイトルのために重要だ。まだ僅差だけど、これから先は未知のサーキットが2つあり、この位置を維持するためにプッシュし続ける」

10位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「チームの全員にとっても、僕自身にとっても期待外れな1日だった。スタートは本当に良かった。トラックに戻ろうとしたときに十分なスペースがなく、パンクしてしまった。かなりのポイントを獲得できたはずだった。見直して、次戦もっとよい仕事ができるようにしたい。追い上げて、1ポイントを獲得できてよかった。ゼロよりはマシだ。起こったこととを考えると、これは今日僕たちにできる最大限だったと思う。タフな数週間だったけど、カタールではよい週末を過ごしたい」

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カテゴリー: F1 / F1ブラジルGP / F1ドライバー