ブラウンGP
ブラウンGPは、2週間の工場閉鎖期間を終え、月曜日からファクトリーでの作業を再開した。

シーズン序盤は圧倒的な速さを見せていたブラウンGPだが、中盤からはレッドブルの猛追にあっており、マクラーレンやフェラーリもパフォーマンスを向上させている。

ブラウンGPのBGP001はタイヤの熱入れに問題を抱えており、ここ数戦の気温の低いレースではその症状は顕著だった。結果、コンストラクターズではレッドブルに15.5ポイント差まで詰め寄られ、ドライバーズランキングでもジェンソン・バトンは、2位のマーク・ウェバーに18.5ポイント差まで縮められている。

ロス・ブラウンは、ここ最近BGP001に施した改良が失敗し、悪い方向へ向かったことを認めている。

「相手チームがより強くなったのは事実だ。しかし、シーズン序盤では我々はタイヤを最大限に活用していた。そのあと、問題を抱えたことは予想外だった」とロス・ブラウンは語る。

「シーズン中に導入した改良が関係しているのは確かだ。我々は何がこの問題の引き起こしたかを理解するために全ての行程を分析している」

ブラウンGPの戦闘力の低下は、シーズン中のテストを全面禁止するというテスト禁止規約も障害となっている。

「いくつかテストをすることができていたら、もっとリラックスできていただろう。しかし、これは今年の規約が課している挑戦だ」

しかし、ジェンソン・バトンのレースエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンは、BGP001がまだ勝てるクルマであると自信をみせている。

「まだクルマが速いことはわかっている。我々はなぜクルマがこれほどコンディションに敏感になったか理解する必要がある」

「現在、クルマが本当にうまく働く範囲はとても小さく、それに対処できていない。我々はクルマがどんなトラックでも、どのような気温でも速さをみせられるように解決しなければならない」

「古いマシンスペックに戻すといった単純なことではない。それは答えではない。非常に微妙なことだ」

「我々はクルマをより敏感にするようになにかをしてしまったのかもしれない」

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カテゴリー: F1 / ブラウンGP