バルテリ・ボッタス、降格に不服 「危険などと不満を言って潰そうとする」 / F1シュタイアーマルクGP 予選
メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、マックス・フェルスタッペンと並んでフロントローからスタートするチャンスを奪った3グリッド降格ペナルティに不満を抑えきれないでいる。

バルテリ・ボッタスは、金曜日のFP2で走行を開始するためにタイヤをバーンアウトしようとしてピットレーンでスピン。スチュワードは「危険なドライビング」だったとして3グリッド降格ペナルティを科した。その結果、予選を2位で通過したボッタスだが、決勝は5番グリッドからスタートする。

ペナルティについてバルテリ・ボッタスは「個人的な見解だけど、かなり厳しいと思う」と予選後に語った。

「あの後、ペナルティを科されるとは想像もしていなかった。でも、もちろん、他のチームは、機会があれば危険だなどと不平を言って、僕たちはペナルティを科せられる」

「そういう風に進んでいる。誰もがこのスポーツで潰そうとしている。ピットレーンに多くの人がいると危険な状況になる可能性があるのは確かだけど、そうではなかった」

“失われた予選”と表現するバルテリ・ボッタスだが、週末を通したセットアップを考えれるとあのような堅実なパフォーマンスは期待していなかったと語る。

「正直なところ、良い予選だったと思う。これまで週末、セットアップで少し迷っていたと思うけど、セットアップで正しい方向に進むことができた」とバルテリ・ボッタスは語る。

「ルイスとも緊密に協力して最適なセットアップを見つけようとしてきたし、ガレージの彼の側から確かにいくつかのガイダンスを得られた。金曜日は間違いなく少しペースが足りなかったし、どちらに進むべきか少し混乱していたからね」

「チームとして正しい方向性を見つけたおかげで、クルマに自信が持てたと思う。今日はマックスとレッドブルの方が速かったと思う。良いラップだったし、満足している。もちろん、ペナルティがあるのは残念だ。明らかに、今日の仕事は状況を最大化することだった」


2021年 F1シュタイアーマルクGP 予選 結果
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分03秒841
2.バルテリ・ボッタス(メルセデス) +0.194
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) +0.226
4.ランド・ノリス(マクラーレン) +0.279
5.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) +0.327
6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) +0.395
7.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.631
8.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) +0.673
9.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) +0.733
10.ランス・ストロール(アストンマーティン) +0.867
11.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
12.カルロス・サインツ(フェラーリ)
13.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
14.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
15.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
17.エステバン・オコン(アルピーヌ)
18.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
19.ミック・シューマッハ(ハース)
20.ニキータ・マゼピン(ハース)


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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / メルセデスF1