バルテリ・ボッタス F1 ジャンプスタート
FIAは、F1オーストリアGPでのバルテリ・ボッタスのジャンスタート疑惑を払拭。ライトが消える前のわずかな動きは許容範囲内だったと説明した。

ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスは、自ら“人生で最高のスタート”と称する抜群のスタートを決めたが、ライバルはライトが消える前に動いていたと納得していない様子だった。

グリッドの各ポジションの路面に設置されたセンサーによると、バルテリボッタスは、ライトが消えてから0.201秒以内に反応していたことを示していた。

だが、フロントローからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、ボッタスがライトが消える前に動いていたと疑った。

F1オーストリアGPのスチュワードはその件を調査したが、バルテリ・ボッタスにフライングはなかったと結論付けた。

それでも、SNS上ではライトが点いている間にバルテリ・ボッタスのフロントホイールが動いていたとの動画が拡散し、論争は続いていた。

それに対してFIAは、ドライバーにはスタート前の瞬間にクラッチを調整する機会が必要であり、ライトが消える前に多少の動きは許容されていると説明した。

そのようなシステムは20年間実施されており、全ての競技者に適用されてきた。

FIAの広報担当は、5つのライトが点灯して消えるまでの間のバルテリ・ボッタスのマシンを観察した結果、許容範囲を超える動きはなかったと述べ、ボッタスは何も間違ったことはしていなかったと結論付けた。

「本日の件でバルテリ・ボッタスはスタートが与えられる前にそのような制限を上回ることはなかった」と広報担当はコメント。

「シンプルに言えば、彼は並はずれて的確かつ、偶発的な主観的判断をして、素晴らしい精度でライトが消える瞬間を予想した」

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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / メルセデスF1 / FIA(国際自動車連盟) / F1オーストリアGP