元BMWチーム代表、コロナショックによる自動車メーカーのF1撤退を危惧
元BMWザウバーのチーム代表を務めたマリオ・タイセンは、新型コロナウイルスによると経済危機により、複数の自動車メーカーがF1から撤退することも十分に考えられると語る。

新型コロナウイルスの世界的な大流行により、F1はレースをすることができず、現在、F1チームはファクトリーやオフィスを閉鎖している。

新型コロナウイルスによる『コロナショック』は、2008年の“リーマンショク並みかそれ以上”と言われている。当時、自動車メーカーの経営が悪化し、ホンダ、BMW、トヨタがF1から撤退。ルノーもワークス活動を終了している。

レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「2008年の金融危機を思い起こさせる。だが、今回はあのとき以上だ」と BBC に語る。

BMWがF1から撤退した際にチーム代表を務めていたマリオ・タイセンは、今回もリーマンショックと同じように自動車メーカーがF1から撤退するという決断をくだす可能性は否定できないと語る。

「今は様子を見るしかない。私はこの状況はまだ始まったばかりだと思っている。それに、現在、我々が対応しているのは全く異なる事態だ」とマチオ・タイセンは語る。

マリオ・タイセンは、新型コロナウイルスがF1にもたらす影響を判断できるようになるまでにはあと6か月は必要だと考えている。

自動車メーカーのF1撤退もありえると思うかと質問されたマリオ・タイセンは「もちろん、そうなる可能性もある」と答えた。

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カテゴリー: F1 / BMW