初優勝をワン・ツー・フィニッシュで成し遂げたBMWザウバーF1チーム
BMWは、F1カナダGP決勝レースで、ロバート・クビサが優勝、ニック・ハイドフェルドが2位に入り、ワン・ツー・フィニッシュを達成した。

今季の目標に優勝を設定していたBMWが7戦目でそれを成し遂げた。ザウバーを買収し、BMWザウバーF1チームとして2006年に参戦してから、わずか2年半で掴んだ初優勝。

ロバート・クビサにとっては、F129戦目での初優勝。F1史上ポーランド人と初優勝となった。この優勝により、クビサはドライバーズポイントで首位に躍り出た。

また、ニック・ハイドフェルドも2位表彰台を獲得。ここ数レースで低迷していたハイドフェルドだが、BMW初優勝の場で見事な仕事をした。
レースは、20周のセーフティカー導入により、戦略面での複雑な戦いとなった。ピットレーンでハミルトンとライコネンがクラッシュし、リタイアするという波乱の展開となったが、そのチャンスをBMWは見事に手に入れた。

ロバート・クビサ (1位)
「BMWザウバーのために初勝利をあげられて、とても幸せだ。ポーランドやすべてのファンのためにもまた幸せを感じている。僕にとってとても難しいレースだった。僕はトラックの汚れている側からのスタートで、キミ・ライコネンはほぼ僕を追い越すことができたけど、なんとか彼を後ろに抑えることができた。セーフティカーのタイミングは僕にとって不運だった。ピットに入りたかったけど、黄信号が点灯するのが3秒くらい早くて、走り続けるしかなかった。ピットレーンがオープンになったとき、ほとんどみんなが一緒に入った。信号がまだ赤だったので、出口で止まった。キミは僕の隣に止まった。そしたら、音が聞こえて、ハミルトンが彼のマシンにクラッシュした。ルイス(・ハミルトン)に感謝しなければならないね。彼は僕ではなくキミを選んだ。ピットストップのあと、僕は1ストップのドライバーの後ろで苦労したし、多くのタイムを失った。ティモ・グロックは彼らの中で最後にピットストップして、それからはたた全力でプッシュした。ただ21秒のギャップを広げるために8周走ったし、それは大きなチャレンジだった。最終的になんとか24秒リードして、ニック(・ハイドフェルド)の前に入ることができた。この瞬間から、少し楽になったけど、それでもとてもミスしやすい状況だった。特にターマックが至る所で壊れていたからね。でも、すべてうまくいったし、僕は本当に幸せだ!」

ニック・ハイドフェルド (2位)
「レースに勝ったロバートにおめでとうと言いたい。彼は本当に優勝にふさわしかったよ!僕はスタートに失敗して、ルーベンス・バリチェロにポジションを奪われた。幸い、僕は彼をパスすることができて、この瞬間から、トラックで最も速いマシンの一台になった。他のほとんどのマシンがピットに入ったとき、僕はロングスティントだったからコースにとどまった。この段階で僕はとてもハードにプッシュした。それから僕たちは1ストップ戦略に切り替えた。とても重い燃料とソフトオプションタイヤで走るのは、チャレンジたっだ。でも、フェルナンド・アロンソを抑えることができた。ロバートは2回目のピットストップで僕の前にとどまったから、僕は2位を守った。最近の僕は厳しいレースが続いていたことを考えれば、8番手からスタートして2位でフィニッシュしたことは素晴らしい結果だ。モナコでのアロンソの事故のあと、僕のために新しいシャシーを組み立ててくれたヒンウィルの多くの人たちに感謝したいね!」

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カテゴリー: F1 / BMW / ロバート・クビサ