F1 クリスティーナ・アギレラ アゼルバイジャングランプリ
バクー・シティー・サーキットは、2018年のF1アゼルバイジャンGPの予選後にクリスティーナ・アギレラのコンサートを開催することを発表した。

コンサートはバク・シティ・サーキット近隣のクリスタルホールで開催され、F1チケットを所有しているファンは無料でアクセスできる。また4日間の通しチケットを購入したファンは、木曜日に専用ピットウォークやドライバーのサイン会に毎日参加できる。

クリスティーナ・アギレラは、グラミー賞4冠を誇り、大ヒット映画『バーレスク』では女優としての才能も披露するなど、日本でも人気の高い実力派の歌姫として知られている。7枚のアルバムで世界中で4300万枚のセールスを記録し、“ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー”の一人に選ばれている。

バクー・シティ・サーキットのエグゼクティブディレクターを務めるアリフ・ラヒモフは「クリスティーナ・アギレラが、2018年のF1アゼルバイジャンGPで土曜夜のヘッドライナーとしてパフォーマンスを行うことに興奮している」とコメント。

「彼女は真のスーパースターであり、音楽史上最大のヒット曲の象徴的な歌声でもある。コース上で予選のドラマが繰り広げられた直後に、素晴らしいクリスタルホールで彼女にパフォーマンスを披露してもらうことは大きな特権であり、非常にエキサイティングだ」

「アゼルバイジャンの彼女の巨大なファンサイトの興奮を想像することができるし、今年の最も叙事詩的なレースとエンターテイメントが一緒に行われる週末に参加することを強くお勧めする。完璧なF1の土曜日を作り出すだろう! みなさんへの私のメッセージはわからない。チケット購入はまだ間に追う。4月27~29日にバクーでお会いしましょう!」

近年、大物アーティスのコンサートを合体させるグランプリは多く、昨年、アゼルバイジャンGPでは予選後にブラック・アイド・ピーズとニコール・シャージンガーがパフォーマンスを披露。決勝日にはマライア・キャリーがコンサートを開催。シンガポールGPではアリアナ・グランデやデュラン・デュラン、アメリカGPではスティーヴィー・ワンダーやジャスティン・ティンバーレイクなど大物アーティストのコンサートを併催してイベントを盛り上げている。

日本GPでは毎年ヒストリックF1カーのデモ走行や元F1ドライバーのトークショーなど、既存のF1ファンやモータースポーツとの親和性を重視にした正統派な企画を続けているがそれではファンの年齢層が上がって減少していくだけ。これまでモータースポーツに興味を抱いていなかった新たな層にサーキットに強引にでも足を向かせるマーケティングという面で不足している感が否めない。

鈴鹿サーキットのF1日本GPの開催契約は今年までとなっているが、集客は毎年過去最低を記録しており、来シーズン以降の契約は難航していると報じられている。

今年も日本人ドライバーは不在、ホンダは中堅チームのトロロッソの2台にF1パワーユニットを供給するのみと引きは弱い。

今年トロロッソ・ホンダはレッドブルをタイトルを冠しており、今月の六本木ヒルズのイベントではBMX・MTBによるジャンプショー、ブレイクダンスなど世界トップアスリートたちの技が会場を盛り上げた。レッドブルは、エアレース千葉2017で大会アンバサダーのGLAYが大会会場内の特設ステージにてスペシャル・ライブを開催している。ホンダは自動車のCMにSuchmos、MIYAVI、ONE OK ROCKなど人気アーティストを起用している。彼らのコンサートを開催すれば集客に貢献・・・しないだろうか・・・。

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カテゴリー: F1 / F1アゼルバイジャンGP