2021年 F1オーストリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
ピレリは、2021年 F1世界選手権 第9戦 F1オーストリアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

ピレリは、レッドブル・リンクでの2戦目となる今大会に最も柔らかいレンジとなるC3 (ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)と先週よりも1ステップ柔らかいコンパウドを選択。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

ピレリによると、F1オーストリアGPの最速の戦略はミディアム-ハード-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは20周から25周となる。2番目に速い戦略はミディアム-ハードと繋ぐ1ストップで、この場合のソフトのウインドウは25~30周となる。ソフトスタートのドライバーは10~15周で交換する2ストップになると予想している。

2021年 F1オーストリアGP 決勝:タイヤ戦略予想

Q3に進出したドライバーでは、レッドブル・ホンダの2台、メルセデスの2台、ランド・ノリス(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)の6台がミディアムタイヤ、アルファタウリの2台とアストンマーティンの2台がソフトタイヤでスタートする。セルジオ・ペレスがハードが1セットしか残していないのが気になるところだ。

2021年 F1オーストリアGP 決勝:持ちタイヤ数

マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
「今回のレースでは新たにコンパウンド選択を柔らかいものにし、すでにこのレースウイークの戦略に影響を与えている。何名かのドライバーはミディアムタイヤでQ2突破を目指し、トップ10のうち6名はミディアムでスタートする。これにより、戦略上の柔軟性が生じるが、まだソフトタイヤの方がスピード面では圧倒的に有利なため、予選結果を保証するものではなかった。今日は気温が非常に高かったが、明日のグランプリもこのようになるとは限らず、予選を踏まえると1ストップか2ストップが予想され、すでに戦略的に複雑になっているレースをさらなるファクターを加えることになるだろう」

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カテゴリー: F1 / F1オーストリアGP / ピレリ