フォーミュラE アウディ
フォーミュラE 第3戦がモロッコのマラケシュで開催された。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は苦戦を強いられ、わずか1ポイントの獲得に留まった。ダニエル・アプトは、このレースでドライブスルー ペナルティを受けたことに加え、不運なタイミングでフルコースイエローが出たことにより、10位フィニッシュとなった。昨年タイトルを獲得したルーカス・ディ・グラッシは、Audi e-tron FE04のテクニカルトラブルにより、わずか数周でピットインを強いられ、そのままリタイアとなった。

チーム代表のアラン・マクニッシュは「良い結果を期待していましたが、不本意な1日となりました。マシンは速かったのですが、ルーカスのマシンに技術的な問題が発生してとても早い段階でレースが終了してしまいました。トラブルに関しては今後解析する必要があります。そのトラブル発生とほぼ同時に、ダニエルのマシンがアレックス・リンと接触しました。私はレーシングアクシデントだと思いましたが、ダニエルにはドライブスルーペナルティが課せられてしまいました。ペナルティの後も力強いペースで走行していましたが、フルコースイエローによって35秒をロスしたために、すべてのチャンスを失ってしまいました」と述べた。

午前中に2回行われた練習走行において、Team Audi Sport ABT Schaefflerは、好調な走りを見せていた。セッション1では、ディ・グラッシがベストタイムを叩き出し、セッション2では、アプトとディ・グラッシの両方のAudi e-tron FE04が、トップグループのタイムを記録していた。予選でも、ふたりとも好調を維持していた。ディ・グラッシは、予選では不利な第1グループでのタイムアタックとなったが、手堅く2位を確保して、上位5台で争われる最終予選「スーパーポール」へと進出した。しかしその後、Team Audi Sport ABT Schaefflerは、運に見放されてしまう。

アプトは、予選のベストタイムを更新するタイムでアタックを行なっていたが、他のマシンのアクシデントにより走行を中断せざるを得なくなった。アプトは、再度アタックすることを許されたが、通常は2周のウォームアップラップを1周しか行うことができなかったため、予選順位は8番手となった。ディ・グラッシは、スーパーポールの第1セクターでは力強い走りを見せていたが、テクニカルトラブルにより、その後徐々にスローダウンしてしまう。

決勝レースでは、スタート直後に混乱があったものの、ディ・グラッシは、このレースで優勝したフェリックス・ローゼンクビストを追って4番手を走行。しかし、マシントラブルによりスローダウンし、リタイアを余儀なくされる。

ディ・グラッシは「マシンは速かったのですが、2戦連続で信頼性の問題が出てしまい、悔しい思いで一杯です。我々は、再びマシンの高いポテンシャルを示すことができましたが、ポイントを獲得することはできませんでした。この部分を改善する必要があります。しかし私は、アウディがこの問題を必ず解決してくれると確信しています」と述べた。

8番グリッドからスタートしたアプトは、4番手まで順位を上げる。しかし、ドライブスルーペナルティを受けたことにより、14番手まで順位を落とす。

ダニエル・アプトは「素晴らしい1日になるはずでした。マシンのスピードを考えたら、優勝してもおかしくないレースでした。アレックス リンとの接触については、どうすることもできませんでした。第1コーナーの入り口でブレーキングしたときに、彼がマシンを寄せてサイド・バイ・サイドの状態になっていました。ドライブスルーペナルティの後も、速さを維持していました。しかし、やっとピットにたどり着いたときにフルコースイエローが出てしまい、とても残念です」と述べた。

アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「マシンは素晴らしいパフォーマンスを見せていたので、今日の結果は残念でなりません。しかし、逃したチャンスを嘆いても仕方ありません。しっかりと前を向いて、次戦のチリで良い結果を出せるように全力を尽くします」と述べた。

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カテゴリー: アウディ | フォーミュラE