2026年にF1参戦開始のアウディ、すでにメルセデスを強烈にライバル視
今週初め、アウディがザウバー・グループの少数株式を確保し、2026年のF1参戦開始に向けた第一歩を踏み出したことが正式に発表された。10月にザウバーF1チームとの提携が発表され、2026年からのF1参戦が決定していたため、これは予想されていたことではあった。F1参戦に向けて正式な第一歩を踏み出したアウディだが、メルセデスはどのような反応を見せるのだろうか。アウディの最大のライバルがついにプレッシャーを感じるのか?

早くも舌戦を仕掛けるアウディ
2026年、ドイツ最大のエンジンメーカーとなるのはアウディとメルセデスだ。メルセデスはアウディの参戦について控えめにしているが、アウディはすでに国内のライバルに対して多くの発砲を行っている。8月、フォルクスワーゲン・グループに属するこのブランドは、自社のソーシャルメディア上で『リングは新しいスターだ』と宣言し、競争を過熱させた。

「F1のパワートレインがドイツで製造されるのは、10年以上ぶりのことだ」とアウディはF1参戦を発表した最初のプレスリリースでこう述べている。

ドイツにとってはメリット?
しかし、このライバル関係には、何よりもドイツにとってメリットがあるように思える。セバスチャン・ベッテルが去り、ミック・シューマッハがメルセデスF1のベンチに座った今、ドイツ人には何の楽しみも喜びもないのだ。さらに2022年にメルセデスがレッドブルに負けたこともあり、ドイツ人がF1に興味を失ったのはほぼ予想通りだ。ドイツ人の有名ドライバーがグリッドにいない、100%勝てるチームがない、自国でグランプリを開催する機会がない、何が残っているだろうか?

このライバル関係は、ドイツ人のF1への愛情を呼び覚ます唯一の理由になる可能性がある。この国家的なライバル関係は、古いファンの心にドイツの優位性とドイツのカムバックの可能性を燃え立たせるだけでなく、新しい若いドイツ人ドライバーをこのスポーツに引きつけるかもしれない。

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実は、2026年のF1参戦を望んでいるフォルクスワーゲン・グループのブランドは、アウディだけではない。ポルシェによる暗号のようなInstagramの投稿は、ウィリアムズとの提携のうわさをかき立てた。それは事実ではなかったが、ファンはポルシェがF1に戻ってくることを期待している。できれば2026年にスタートしてもらいたいと感がている。レッドブルとの“ほぼ完了”していたパートナーシップのおかげで、その関心は確かにある。しかし、すでにいくつかの期限を過ぎていることは認めざるを得ない

もしポルシェが加入し、2026年に3つのブランドすべてがエンジンサプライヤーまたはファクトリーチームとしてF1に参加することになれば、次世代のドイツ人ドライバーに刺激を与えることは間違いないだろう。では、2026年はドイツ制覇の年となるのだろうか?それは時間が解決してくれるだろう。

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カテゴリー: F1 / アウディ / メルセデスF1