アストンマーティンF1代表 ドライバー市場での「非常に恵まれた立場」を強調
アストンマーティンF1チーム代表のアンディ・コーウェルは、2026年シーズンに向けて同チームが「非常に恵まれた」ドライバーラインアップを擁していると述べた。

4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンがシルバーストンを拠点とする同チームに移籍するという噂は以前から囁かれていたが、最近ではメルセデスへの移籍話がより現実味を帯びてきている。

その影響で、ジョージ・ラッセルがフェルスタッペンに代わってメルセデスを離れる可能性があるとして、アストンマーティンの候補に名前が挙がるなどの憶測も広がっている。

しかし、アストンマーティンはすでに2026年に向けてフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの契約を締結済みだ。

来季、アストンマーティンはホンダとのパートナーシップによりパワーユニットを一新するほか、名デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイによる新シャシーの開発も進行しており、大きな技術的変革に臨もうとしている。

「我々は非常に恵まれている」とコーウェルはRacingNews365を含むメディアに語った。「2026年に向けて非常にワクワクするような準備が進んでいる。パワーユニットはホンダとともに開発しており、エアロダイナミクス面ではエイドリアンが手掛けている。さらに新しい施設も稼働している」

またコーウェルは、アロンソとストロールがチームの将来像を形作る上で中心的な存在であることを強調し、ドライバーラインアップの変更には消極的であることを示唆した。

「来年に向けてランスとフェルナンドが契約済みであることは、我々にとって大きな安定要素だ」とコーウェルは語る。「彼らは現在、2026年、2027年以降に使用する開発ツールを共に構築しているだけでなく、マシンのコンセプトそのものにも直接関与している」

「風洞での議論は空力形状にとどまらず、ドライバーの作業環境についても行われている。コクピットにどれほどのスペースを設けるかといった点も話し合っている。エイドリアンは通常、コクピットのスペースを極限まで切り詰めるからね」

「だが、2026年まで契約しているドライバーが2人いるという安定性は、我々にとって大きな支えになっている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム