アウディ、2025年にF1参入?レッドブル/ホンダF1の合意に影響は?
アウディは、F1にサンジンサプライターとしての参入を目指していると報じられており、報道によると、レッドブルの現在のパートナーであるホンダはすでにこの噂を認識しているという。

AutoMotor und Sport は、レッドブルとホンダF1は、2022年のF1エンジン開発の“凍結”に関する決定を待つ一方で、2022年のF1エンジン運用の引き継ぎに関する交渉は前向きな結論に達しているとされている。

しかし、F1ジャーナリストンのマイケル・シュミットは「交渉は明らかにあまりスムーズに進まなかった」と語った。

「私たちの情報によると、ホンダはデータと設計の詳細がサードパーティや将来のエンジンパートナーに渡らないことを望んでいる」

「どうやら、アウディが2025年からのF1参戦に興味を持っているという噂が東京まで伝わったようだ。彼らがレッドブルとコラボレーションするのは明らかだ」

だが、RacingNews365 はこの見解を疑問視している。アウディとレッドブルの話し合いは言うまでもなく、F1にコミットしている可能性は低い。

また、ホンダが外部に情報が漏れることを懸念しているとの報道も疑問している。F1エンジンの開発が凍結された4年後には現行のエンジン技術はすでに完全に時代遅れとなっており、情報にもはや旨味はない。

噂に疑問を呈する主な理由はレッドブル自体の行動だ。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、昨年11月という早い段階で他チームにエンジン凍結に同意するよう促していた。もちろん、彼らがホンダとの契約を確信していないならば、決してそのような発言はしない。

2022年以降、レッドブルがなんらかの援助をホンダF1から受ける可能性があり、その状態でアウディとの契約を進めることのリスクは大きい。少なくとも交渉は2025年もしくは2026年の新しいエンジンレギュレーションがどのようなものになるかが明らかになった場合にのみ行うことができる。

F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、少なくとも今年中には新しいF1エンジンレギュレーションを明確にしたいと語っている。レッドブルはそれまで辛抱強く待たなければならない。

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カテゴリー: F1 / アウディ / レッドブル・レーシング / ホンダF1