アービッド・リンドブラッド F1イギリスGP初日「すぐにまた乗りたくなった」

今季F2にも参戦しているリンドブラッドは、6月にFIAからスーパーライセンスを取得し、今回の母国GPで角田裕毅のマシンを託された。
走行を終えたリンドブラッドは「レッドブルの皆に本当に感謝している。初めてF1の公式セッションに出られたのは素晴らしかった」と語った。
「自分としては悪くない走りができたと思う。クルマにもすぐ慣れたし、スピードも問題なかった。もちろん、あと何周か走ればもっと速くなれたと思うけど、F2より13~14秒速いF1マシンに初めて乗ったことを考えれば、限られた準備の中では満足できる内容だった」
セッションでは無理をせず慎重に臨んだのかという質問に対しては、こう答えた。
「正直なところ、今のF1マシンは本当に速いから、僕のメンタルの限界の方がクルマの限界より低い。だからこそ最初から全力で攻める意識で行った。自分の感覚では限界以下だろうと思っていたので、実際はちゃんと攻めていたよ」

F2と掛け持ちでの週末となる中で、リンドブラッドはレッドブルのサポートにも感謝を述べた。
「今の僕の本業はF2だけど、レッドブルは本当に協力的で、エンジニアたちともかなり前から一緒に仕事をしてきた。F1の世界や要求レベルを少しずつ理解してきている」
そして、F1マシンに再び乗りたいかと問われると、迷わずこう答えた。
「セッションが終わった瞬間に、また乗りたいって思った。F2マシンに戻るとすごく遅く感じたし、全体的に見劣りする。F1マシンを運転するチャンスなんて、ほとんどの人は得られない。それを考えると、本当にありがたい機会だったし、F2で良い仕事をして、早くフルタイムのF1ドライバーになれるように努力するつもりだ」
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