アンドレッティ 2025年のF1参戦に向けて作業中の風洞モデルを公開
FIA（国際自動車連盟）は10月2日にアンドレッティの入札にゴーサインを出したが、F1組織とステファノ・ドメニカリCEOが承認する第2段階はまだ通過していない。
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マイケル・アンドレッティのF1チームは10月からケルンにあるトヨタの風洞で活動を続けており、今回、2024年仕様モデルの最初の画像を公開した。このモデルは、F1参戦が早期に決定すれば、最終的には2025年のテストプログラムに移行することになる。
まだそのゴーサインが出ていないにもかかわらず、チームはシルバーストーンにある設計拠点の人員を増やしており、間もなく近くのより大きな施設に移転する予定だ。
シャーロットにあるGMモータースポーツ本部でも研究開発作業が進められており、英国で働く70人に加えて、さらに50人ほどがプロジェクトに出向している。
テクニカルディレクターのニック・チェスターによると、デザインチームは2025年か2026年にF1デビューの許可が下りることを前提に、全力で取り組んでいるという。
「正式なエントリーと、そのための目標年次があったほうがいいのは明らかだ」とニック・チェスターはAutosportに語った。「しかし、FIAとのプロセスは非常に満足のいくものだった」
「それは非常に厳格で、我々はすべての項目にチェックを入れた。そして我々は、どの年にエントリーしても競争力のあるクルマを準備できるよう全力で取り組んでいる」
「資金、アンドレッティの名前、GMとの提携、GMが28年用パワーユニットを自社開発することを考えれば、実現するはずだと誰もがかなり自信を持っていると思う」
「良い点は、完全に同じ方向を向いていて、新しいチームを成長させることを本当に楽しんでいる人たちの集まりだということだ。それはとても楽しいことだし、エキサイティングなことだ」
元ルノーの技術責任者であるチェスターは、2025年への参戦が確定した時点で、チームデビューを2026年に延期せざるを得なくなるような具体的な期限はないと主張する
「実際にはそのようなものはない。ただ、早ければ早いほど、より良いクルマを作ることができるの」とチェスターは語った。
「本当に難しい厄介な問題だ。というのも、エントリーの確認とエントリーの日付があれば、スタッフ全員の採用のタイミングを計ることができるからだ。もちろん、我々はまだチームを作り上げている最中だが、エントリー後はより迅速にチームを作り上げることができるだろう」
「締め切り日は、パフォーマンスという点ではもう少し妥協が必要だ。したがって、もっと遅い時期からプッシュすることもできるが、結局はより悪いクルマになってしまうだけだ。長引けば長引くほど、競争力のあるクルマをグリッドに置くことが難しくなる」
チームは、様々なチームから、場合によっては大学から直接引き抜いた新しいグループが一緒に仕事を始める中で、そのプロセスを開発するために、レースには出ない2024年モデルをテストしている。
「我々は事実上、現行のマシンを使って開発を進め、そのジオメトリーから教訓を得て、そこからより多くのパフォーマンスを引き出す方法を学ぼうとしている」とチェスターは語った。
「また、コンセプト、CFD、トンネル、結果表示からCFDに戻るまでのスループットも改善しようとしている。プロセスを改善し、24年型マシンを開発しようとしている」
もしチームが最終的に2026年参戦に切り替えた場合、新ルールに集中する必要があるが、既存チームと同様に2025年1月1日まではエアロ作業を行えない。
「それはトリッキーな切り替えだ」とチェスターは語る。「26年のルールがまだすべて決まっていないのは明らかだ。CADモデルは少し出ているし、意図もある。しかし、まだ完全な規定があるわけではない。だから、切り替えが少し難しい」
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