F1アメリカGP スプリント予選:11番手以下ドライバーコメント

中団から下位グループでは、メルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリが11番手。トップ10進出を逃したものの、ペース面では上位と遜色ない走りを見せた。
12番手のアイザック・ハジャーを筆頭に、アルピーヌやレーシングブルズ勢が続き、ミッドフィールドはわずかな差で順位が入れ替わる展開となった。
一方、角田裕毅は時間切れで最後のアタックラップを開始できず、悔しい18番手に終わった。ハース勢のオコンとベアマン、そしてガブリエル・ボルトレトも下位に沈み、スプリント本番での巻き返しが課題となる。
11番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「SQ2で敗退したのは残念だし、しかもほんの僅差だったのも悔しい。SQ1ではクルマの感触が良くて1周だけで通過できた。だけどSQ2の最終ラップで大きなロックアップを2回してしまい、それが最終的に響いた。SQ3に進んでトップ5争いができるペースはあったから、本当に悔しい。今夜は気持ちを切り替えて、スプリントでは全力を尽くすし、明日の予選ではもっといい結果を出したい。FP1のロングランペースは1周のペースよりも良かったから、それが日曜に向けての希望になると思う。ただしスタート位置が前でなければ、その強みを活かせないのも分かっている。スプリントを通して学びを重ねて、予選ではより良いセッションにしたい。」
12番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
「FP1の終盤はいい感触があったけど、スプリント予選では全然違うフィーリングだった。SQ1では何とか1周をまとめて通過できたし、競争力も感じていた。SQ2ではもう一段階進めると思っていたけど、1回だけのアタックに賭けた結果、クルマがとても扱いづらくて大変だった。それでも速さはあると思う。明日はすべてを最大限にまとめ上げることが大事だ。12番手からのスタートはポイントを取るには厳しいけど、Q3進出を目指して全力で挑む。」
13番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日はスプリント予選としてはかなり満足している。ここ数戦は厳しい週末が続いていて、ライバルと競り合える位置にいなかったけど、チームはシンガポールからの1週間でパフォーマンス改善のために本当に懸命に取り組んでくれた。その成果を今日見せられたのは良かったと思う。もっと上を目指したい気持ちは当然あるけど、全員がやってきた仕事を考えれば、今日は良い基盤を築けたと言える。明日のスプリントではスタートで少しでも順位を上げたい。このサーキットは難しいけど、1回1回のセッションで持っている力を最大限に引き出していく。」
14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日はできることはやったと思う。明日のスプリントは14番手スタート。SQ2の2回目のプッシュラップでターン6でスナップが出てしまい、ラップを中断した。あと数コンマは見込めたはずだけど、振り返ればいつだって少しずつ改善できた部分はある。明日のスプリントでは何ができるか見てみよう。ミッドフィールドは非常に僅差だし、スプリント週末はハードだけど、自分は好きだよ。」
15番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「ラップ中にトラフィックに引っかかってしまった。セッションの早い段階で走っていれば違う結果になったかどうか、今夜確認する必要があると思う。ただ、ポジティブな点としてはクルマがとても速いということだ。ポイント獲得は簡単ではないけど、全力で狙いにいく。日曜に向けて強いクルマを作るためにも、引き続き努力していく。」

16番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「今日のスプリント予選は本当に残念だった。今朝はクルマの感触が良かったけど、予選では1周しかできなかった。まだこのサーキットを学んでいる最中で、その1周がベストとは言えなかったけど、最初からそれを期待していたわけではない。だからこそ、SQ1では最低でも2周走って感触をつかむ時間が必要なんだ。セッションの合間にアップデートを入れたから、いろいろと変わった点も多い。なぜ時間内にラインを通過できなかったのかは検証しないといけないけど、タイヤを使い切ってしまうリスクを冒してまで無理に走っても意味がなかった。」
17番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日はスムーズな一日ではなかった。プラクティスが1回しかないから、抱えている問題を解決したり、パッケージを細かく詰めたりする時間が足りなかった。クルマにはポテンシャルがあると思うし、すべてがうまく噛み合えば、今日の順位は本来の実力を反映していないと思う。特にトラクションのかかり方に苦しんでいて、SQ1のどちらのランでもあまりグリップがなかった。風も午後に強くなって、少し予測が難しかった。このサーキットはレースがしやすいから、明日どうなるか見てみようと思う。同時に予選と決勝も見据えつつ、できるだけ順位を上げたい。セッションを通じて学びを続け、改善の余地を探っていく。」
18番手:角田裕毅(レッドブル)
「最終ラップに入る時間がなくなってしまって、それをこれから検証しないといけません。本来ならもっと良い金曜日について話していたはずなんですが、少し混乱したセッションになりました。何が起きたのか正確には分からないですけど、明らかにタイムを出すチャンスすらなかったのは残念です。自分のコントロール外のこともあって、すごく悔しいです。残りの週末はもっと良くなるようにして、クルマの力を最大限に引き出して、あるべき順位で戦いたいです。」
19番手:エステバン・オコン(ハース)
「最初のラップがとても悪かった。ターン1でリアを失ってしまって、ラップ全体が台無しになった。2回目のラップでは、オリーを含めて全員が周りにいる状態でチェッカーを受けた。最初のラップが十分でなかったから、理想的なセッションではなかった。明日のスプリントではポイント圏からは遠いけど、ベストを尽くしてクルマについてできるだけ多く学びたい。」
20番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
「今日はあまり言うことがないよ。最初の計測ラップがトラックリミットで取り消されて、2回目のアタックは間に合わなかった。特に残念なのは、今朝のフリープラクティスでクルマの感触がかなり良かったからだ。明日はスプリントを使って、このサーキットとクルマの挙動をさらに理解するチャンスにして、メインレースに向けてしっかり準備したい。」
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