F1アメリカGP
F1アメリカGPの弁護士リチャード・シャトルは、オースティンの市議会がプロジェクトを廃止する権利を持っていることを認めた。

地元ニュース KXAN によると、議会メンバーたちは今週、彼らが“承認自治体”として同意しなければ、レース主催者がテキサス州政府から約束された年間2,500万ドル(約20億円)の費用に手を付けられないことを知ったという。

そこはオースティン市がメジャーイベント信託資金に寄付している400万ドル(3億2,000万円)も含まれているという。

「このプロセスがうまくいかない場合、プロジェクトと現在働いている1,000人の雇用が危うくなる可能性がある。またイベント自体も危うくなるかもしれない」とリチャード・シャトルは述べた。

オースティン議会のメンバーが協力してくれるという保証はない。

「見たところではプランBはないようだ」とメンバーの1人は述べた。

「このようなものが承認されるかは興味深いことだと思う」

リチャード・シャトルによると、最初の400万ドルはレース主催者によって払われるが、将来的にはホテルやアルコール、レンタカーなど、オースティンを訪れる観客が支払う税金によってまかなわれることになるという。

また同氏は、主催者側は議会が計画を承認することに賭けたと認めた。

「ただの賭けにならないことを願っている。我々のコミュニティ、地域のためにそれがどのような利益になるか、市が理解してくれると確信している」

オースティンのリー・レフィングウェル市長もリスクを認める。

「市と議会の承認が得られなければ、彼ら(F1主催者)の資産は減少する」

「彼らはまた一から別の運用法を見つけなければならないだろう」

議会の判断は6月後半に予定されているが、2012年の開催のための費用は7月末までに主催者からバーニー・エクレストンに完納されなければいけない。

プロジェクトが廃案になる可能性もあるのかと尋ねられたリチャード・シャトルは「その可能性はある」と述べた。

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カテゴリー: F1 / F1アメリカGP