アストンマーティンF1 35年支えたタイヤ技術者ミック・ファーン氏を追悼

「ビスケット(Biscuit)」の愛称で親しまれたファーン氏は35年にわたってF1パドックで活動し、多くのドライバーやチームスタッフから深い敬意を集めた存在だった。
35年間F1を支えた「ビスケット」
アストンマーティンF1は7月30日、長年チームに貢献したタイヤテクニシャンのミック・ファーン氏が30日に安らかに息を引き取ったことを明らかにした。
ファーン氏は「ビスケット」の愛称で親しまれ、35年間にわたってF1パドックで活動。現在のアストンマーティンには2015年に復帰し、その前身チーム時代も含めて長年シルバーストンを拠点とするチームを支えてきた。
チームはSNSを通じて次のような声明を発表した。
「チーム全員、そしてF1コミュニティ全体が、本日安らかに旅立った私たちの仲間、ミック・ファーン、愛称『ビスケット』のご家族とご友人に心よりお悔やみを申し上げます」
「ビスケットは真の功労者であり、周囲のすべての人に忠誠心と惜しみない支えを示してくれました。彼は誰もが温かく迎え入れ、転戦を続ける私たちの世界をまるで家族のように感じさせてくれました」
「35年間パドックで過ごした彼は、ともに働いたすべての人から尊敬されていました。共に過ごした時間に心から感謝しており、その温かさとユーモアを私たちはいつまでも忘れません」
ハンガリーGPではすでにチームが敬意
ファーン氏は先週末のハンガリーGPには帯同しておらず、アストンマーティンは週末を通じて「彼はサーキットの外で自身の闘いを続けている」と伝え、敬意を表していた。
その後、30日に逝去が発表され、多くのF1関係者から追悼の言葉が寄せられている。
かつて2017年から2018年に同チームで戦い、現在はハースF1に所属するエステバン・オコンは自身のSNSで次のようにコメントした。
「本当に素晴らしい人だった。一緒に過ごした時間や、笑い合った思い出を決して忘れない」
「ご家族とご友人に心からお悔やみを申し上げます。安らかに眠ってください、伝説のビスケット」
また、元フォース・インディアのストラテジストで、現在はSky Sports F1の解説者を務めるバーニー・コリンズも追悼のメッセージを投稿した。
「安らかに眠ってください、ビスケット。向こうでもおいしい紅茶を飲んでいることを願っています。あなたがいなくなり、パドックは少し寂しくなってしまいました」
アストンマーティンF1にとってファーン氏は単なるスタッフではなく、長年にわたりチーム文化を支え続けた存在だった。ドライバーやエンジニア、ライバルチームの関係者からも慕われたその人柄は、多くの追悼の言葉が示すように、F1パドック全体に大きな足跡を残した。
Rest in peace Biscuit. Hopefully you have a good cup of tea on the go. You will be missed and the paddock is sadder for your absence. #biscuit pic.twitter.com/2ThXmf0z0K
— Bernie Collins (@bernie_collins1) July 29, 2026
カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム
