エイドリアン・ニューウェイ ホンダF1を評価「悲惨なスタートから大きく前進」

アストンマーティンは今週、ブダペストで実施するフィルミングデーでホンダの新型パワーユニットを初走行させる予定だ。約4か月をかけて開発されたこのアップグレードは、ハンガリーGPで投入されたAMR26Bのシャシー改良と並び、今季後半戦の巻き返しを担う重要な一歩となる。
ホンダ新PU投入でポイント争い復帰を狙う
ハンガリーGPで投入されたAMR26Bは、中団グループで戦えるだけの競争力を示したものの、依然としてポイント獲得にはあと一歩及ばなかった。そこで期待されるのが、ザントフォールトでレースデビューを予定しているホンダの新型パワーユニットだ。
スペインメディアでは、新仕様によって約35馬力の出力向上が見込まれ、1周あたり約0.5秒のタイム短縮につながる可能性があると報じられている。一方で、現時点ではメルセデスやレッドブル・フォード製PUとの差は依然として大きく、新型PUだけでその差を完全に埋めることは難しいとの見方もある。
それでもアストンマーティンにとっては、これまで弱点となっていたパワーユニット性能を改善し、中団でのポイント争いに加わるための重要なアップグレードとなる。

ニューウェイ「悲惨なスタートが強固な関係を生んだ」
ニューウェイは、技術面以上にホンダとの協力体制そのものが大きく進歩したと評価した。
「本当に進歩したのは、まさに両者の関係だ。『悲惨なスタート』としか言いようのない始まりだったが、そのおかげでホンダと我々の間には非常に緊密な協力関係が築かれた」
開幕戦オーストラリアGPでは、ニューウェイ自身がホンダのパワーユニットに厳しい評価を下し、チーム内外に大きな波紋を広げた。しかし、それから4か月が経過した現在、その姿勢は大きく変化している。
「我々はあらゆる面で関係を築き続けている。そうした進歩には非常に満足している。通常、関係が改善すれば、パフォーマンスも改善するものだ」
ニューウェイは、技術開発だけでなく、双方のコミュニケーションや連携体制の向上こそが今後の競争力向上につながるとの考えを示した。
2027年を見据えホンダとの連携をさらに強化
ホンダもここ数週間、アストンマーティンとの共同開発に手応えを示しており、新型パワーユニットによる性能向上に期待を寄せている。
ただし、このアップグレードが2026年最後のエンジン開発となる予定で、ホンダはすでに2027年型パワーユニットの開発へリソースを集中させている。
アストンマーティンにとって、新型PUは今季の競争力向上だけでなく、2027年以降を見据えたホンダとの協力体制をさらに成熟させる試金石となりそうだ。
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