アルファタウリF1代表、2024年にダニエル・リカルド起用の可能性に言及
スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ダニエル・リカルドが2024年のオプションになる可能性があるが、それはジュニアドライバーがF1にステップアップする準備ができていないとレッドブルが判断した場合に限られると述べた。

2022年にマクラーレンとの契約を1年早く解除されたリカルドは、現在レッドブルのリザーブドライバーを務めている。

33歳のリカルドはフルタイムでF1グリッドに復帰することを望んでおり、シートが空けばアルファタウリでのドライブにも前向きだと伝えられている。

リカルドが2024年に向けてアピールできるかどうかと質問されたトストは「哲学ははっきりしている。パフォーマンスが決める」と語った。

「もちろん、チームの哲学は若いドライバーを育てることだ。今は若いドライバーはそこにいないかもしれないが、彼らは来るだろう。何人かの優秀な若いドライバーがいる。岩佐はいい仕事をしているし、ハジャーもいい仕事をしている。しかし、単に彼らにとっては少し時期尚早だ」

「もし時期が早すぎるのであれば、別の解決策を見つけなければならないだろう。しかし、これについては今のところ議論されていない。今のところ、我々のチームはいつも通りだ」

リアム・ローソンは、2023年に日本のスーパーフォーミュラで好調なスタートを切ったことから、レッドブルのジュニアドライバーの中で昇格の可能性が最も高いと見られている。

「リアムは昨年アブダビでわれわれのためにドライブしたときにいい仕事をしてくれた現在日本でも良い仕事をしている。かなり厳しいチャンピオンシップだ」とトストは付け加えた。

「先ほども言ったように、これはパフォーマンスの問題だ」

「F1マシンに乗り込む準備ができていて、十分に成熟し、十分な教育を受けているドライバーを見極めなければならない。それはこれからわかることだ。現時点では何も決まっていない」

スクーデリア・アルファタウリ F1 ニック・デ・フリース

トストはニック・デ・フリースが2023年のF1シーズン終了前に交代する可能性を否定しなかった。

デ・フリースのアルファタウリでの生活は厳しいスタートとなり、チームメイトの角田裕毅の印象的なパフォーマンスには及んでいない。

レッドブルのヘルムート・マルコは最近、クリスチャン・ホーナーがデ・ブリースとの契約を躊躇したのは正しかったと認め、デ・ブリースにさらなる疑念を投げかけている。

「F1ではどのドライバーにもプレッシャーを抱えている」とトストは語った。

「ニックがここでどのような成績を収めるか、そして、シルバーストンでどのような成績を収めているかを見ることになるだろう。彼はこれらのトラックを熟知しているからね」

「最近のルーキードライバーは本当に難しい状況に置かれていることを忘れてはならない。なぜか? シーズン序盤を目を向ければ、彼らが知らないトラックがほとんどだ。彼らはメルボルンでF2やF3でレースをしたことがなく、サウジアラビアやマイアミでも走ったことがない」

「バクーは経験があるかもしれないが、バクーではここと同じようなスプリントレースがあった。FP1、予選、そしてスプリントレースの予選。つまり、週末があっという間に過ぎてしまう。ルーキードライバーにとって、これは本当にとても難しいことだ」

「今後は少なくとも彼らは自分が知っているレーストラックに行く。オーストリア、シルバーストーン、スパ、ブダペスト、モンツァなどだ。これはもっと助けになると思う。それは彼らがより自信を持つのに役立つ」

デ・フリースを1年間フル出場させるのか、それともシーズン中に交代させるのかについて質問されたトストは「ニックが決めること。チームではない。ニックが良いパフォーマンスを見せれば、なぜ彼を代えなければならないのか?」と答えた。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ダニエル・リカルド