F1マシン解説:アルファタウリ AT02 - 最新トレンドのフロントウイング
レッドブルの“ジュニア”チームであるアルファタウリだが、AT02はRB16Bの単なるコピーではない。フロントウイングにはレッドブルとは異なる独自のソリューションを導入している。

チームとしてのポイント数こそフェラーリに及んでいないが、今年はピエール・ガスリーが定期的にQ3進出を果たす速さをみせており、F1アゼルバイジャンGPでは3位表彰台を獲得している。

レッドブルに倣ってアルファタウリも今季はアップグレードを多数導入しており、フランスGPではフロアにアップデートが導入された。

フロア後部にはリアホイールのアウトウォッシュ効果を増加されるためにボトムリップが分割され、前面にはレッドブルRB16Bと類似したボルテックスジェネレーターが並べられている。

アルファタウリ・ホンダ AT02 フロア

だが、アップデートパッケージはフロアだけではなく、レッドブルとは異なるスロットが追加されたエンドプレートを備えたフロントウイングが導入された。

昨年と同じように、F1チームのトレンドはフロントホイールの上ではなく、下に空力流れの一部をもたらすことにあるようだ。

アルファタウリは、この点でレッドブルとは異なり、アルファロメオ C41で見られるソリューションに触発されている。

ジョディ・エギントンの技術指導の下で、独自の技術的アイデンティティを発見したアルファタウリは一貫してトップ10に入るという成功を収めている。

アルファタウリ・ホンダ AT02 フロントウイング

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1 / F1マシン