アルファタウリF1代表、角田裕毅の“DRS疑惑”を認めるも「裕毅は怪物」
アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1プレシーズンテストでの角田裕毅の印象的なラップタイムはDRSを早くに起動していたためだとの疑惑は事実だと認めつつも「裕毅は怪物」だと

角田裕毅は、F1プレシーズンテストの最終日にタイヤは1段階柔らかかったものの、総合トップのマックス・フェルスタッペンから0.093秒差の2番手タイムを記録。だが、RedditのF1マニアやランド・ノリス(マクラーレン)は、そのタイムは通常よりも早くにDRSを起動していたためだと示唆していた。

アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表フランツ・トストは「裕毅はまだビギナーだ」と Sky Deutschland にコメント。

「通常、DRSは自動であり、彼はテスト中に起動するのが早すぎた。今後はそのようなことはないだろう」

また、フランツ・トストは、今シーズンのアルファタウリ・ホンダF1がミッドフィールドをリードするペースを持っている可能性があるとの見方を軽視した。

「我々は慎重でなければならない。他チームがどれだけの燃料を使用しているかは正確には分からない」とフランツ・トストはコメント。

「実際のところ、我々のマシンは非常にうまく機能している。どちらのドライバーも好調だ。特に裕毅は非常に説得力があった」

「トラックで彼を見て、彼が最初のコーナーでブレーキをかけたとき『ジーザス、彼はこれほど極端にマシンを減速させる力をどこから得ているのだろう』と思った。裕毅はタフだ。本物の怪物だ。良いことだ」

また、フランツ・トストは、角田裕毅はベストタイムを記録した際に燃料が不足したとの報道を否定した。

「マシン内にはまだ燃料が残っていた。少なくともさらに10~15周することができたはずだ」とフランツ・トストはコメント。

「しかし、実際にはメルセデスとレッドブルが前にいる。彼らに何も起こらず、すべてが計画通りに進めが、我々がレースに勝つことは難しいだろう」

「しかし、時々トップ5フィニッシュは可能なはずだ」とフランツ・トストは語った。

一方、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田裕毅はかなり才能の持ち主であり、昨年のFIA-F2でミック・シューマッハを破ってタイトルを獲得できたはずだと考えている。

「何が起こっているのか見えないようなドイツのメガネでF2レースを見ることはない。彼は技術的な欠陥がなければ簡単にチャンピオンシップに勝つことができただろう」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport にコメント。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1 / 角田裕毅