アルファタウリF1代表 「角田裕毅の序盤戦でのクラッシュは織り込み済み」
アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、ルーキーシーズンとなる角田裕毅は序盤戦に何度かクラッシュを喫することになるだろうと予想している。

FIA-F2で素晴らしいシーズンを過ごした角田裕毅は、ダニール・クビアトに代わって2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビュー。そのパフォーマンスには日本からだけでなく、海外からも期待が寄せられている。

角田裕毅は、アグレッシブなドライビングが代名詞となっており、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと比較されることがある。角田裕毅自身も、そのドライビングスタイルを維持しようとしており、リスクを冒してミスをすることを恐れてはいないと述べている。

アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅がクラッシュしてしまうことは織り込み済みだと語る。

「彼の学習曲線は非常に急なものになると予想しているし、彼は非常に迅速に優れたパフォーマンスを達成できるはずだ」とフランツ・トストは語る。

「もちろん、彼は何度かクラッシュを喫するだろう。それは開発プログラムの一部だ。しかし、彼のマシンコントロール、ブレーキングでの強さ、そして、速いコーナーでのスピードは非常に並外れている」

「昨年のイモラとアブダビでのテストのように彼が学習プロセスを続ければ、いくつか素晴らしいレースが見られると確信している」

角田裕毅は、昨シーズン最も印象的だったピエール・ガスリーとコンビを組む。昨年F1初勝利を挙げたガスリーは、ダニール・クビアトの2倍以上となる75ポイントを獲得した。

フランツ・トストは、2021年にピエール・ガスリーがチームリーダーとしての役割を果たすことを期待しており、角田裕毅は多くの分野でガスリーから多くのことを学ぶことができると感じている。

「ピエールは非常に熟練したドライバーであり、チームのリーダーとして、そして、裕毅のために必要な経験も持っている」とフランツ・トストは語る。

「すべてのドライバーは自分たちをチームメイトと比較するものだし、チームメイトが優れているほど、自分自身を向上させることを強いられる」

「裕毅は、ラップタイム、クルマのセットアップ、ドライビングラインの比較など、あらゆる面でピエールから多くのことを学ぶことができる。これはすべて、特に新しいトラックでは非常に重要だ」

「強力で経験豊富なチームメイトがいる場合、さまざまなパラメーターを比較できる。これは、自分のパフォーマンスを向上させるのに役立つ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1 / 角田裕毅