フェルナンド・アロンソ 「フェルスタッペンのF1タイトルは単なる幸運」
フェルナンド・アロンソは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは二人とも2021年のF1ワールドチャンピオンに相応しいと考えており、フェルスタッペンがタイトルを獲得できたのは単純に運が良かっただけのことだと語る。

2番グリッドのルイス・ハミルトンは、スタートでポールポジションのマックス・フェルスタッペンからリードを奪い、ターン6でランオフに逃れて接触を避けて以降は、ミディアムタイヤのアドバンテージを生かしてギャップを広げていった。

マックス・フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスは、摩耗したタイヤで勇敢にルイス・ハミルトンと戦い、フェルスタッペンを戦場に戻すために多大な時間を費やして抑え、タイトル候補間のギャップをわずか数秒に縮めた。

しかし、ルイス・ハミルトンはセルジオ・ペレスのバリケードをクリアすると、再びギャップを大きく広げ、タイトルはほぼ確実に見えた。

だが、それはニコラス・ラティフィが終盤にクラッシュしてセーフティカーが発動するまでだった。レッドブル・ホンダはフリーピットストップのギャンブルに出て、マックス・フェルスタッペンのタイヤを新品のソフトに交換した。

物議を醸したF1レースディレクターのマイケル・マシによるルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンを隔てる周回遅れのマシンを最終ラップの前にアンラップする命令によって、レッドブル・ホンダのリスクは報われた。

ルイス・ハミルトンは非常に摩耗したハードタイヤのままであり、マックス・フェルスタッペンは新品ソフトのアドバンテージを生かしてターン5でオーバーテイクを成功させ、自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

フェルナンド・アロンソは、F1アブダビGPに先立って、マックス・フェルスタッペンのタイトル獲得を支持していた。それは正しかったが、アロンソはルイス・ハミルトンに同情せざるを得ないとし、フェルスタッペンがふさわしくないという意味ではないが、タイトルを獲得できたのは“運が良かった”だけだと語った。

「今日、彼はラッキーだった。セーフティカーがなければルイスがワールドチャンピオンだったし、セーフティカーによってマックスがワールドチャンピオンになったので、今日起こったことは単に運に運が良かっただけだ」とフェルナンド・アロンソはThe Australianのインタビューで語った。

「それは大きな話題になると思うけど、木曜日に僕が言ったように、22戦あれば、2人のどちらかがワールドチャンピオンになる可能性がある。今年以上にトロフィーを2つに分割できればという年はないと思う。彼ら二人ともが素晴らしかった」

「ルイスのことを気の毒に思うのは確かだ。ルイスは特にシーズン後半戦で別次元だった。メルセデスの方が速いマシンだったけど、バルテリ(ボッタス)は2位ではなかった。それはルイスのパフォーマンスによるものだ。最後の瞬間にセーフティカーによってチャンピオンシップを失うなんて、ちょっとかわいそうだよね」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ルイス・ハミルトン / F1アブダビGP / マックス・フェルスタッペン